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バレンタインと親子料理

「今日はバレンタインの日よ。大好きって伝える日よ。パパに、大好きのケーキを作ってあげようね」
私から息子(3歳)に提案した。

今日は寒かった。特に台所が。なので、リビングで作った。
食卓テーブルに、材料と道具を持って行った。

混ぜるだけの簡単なケーキ。

牛乳を計量カップに注いで計る。
80ml。目盛りはないけど、50と100の目盛りの間だと指さしで説明。
「50が隠れるくらい?」
隠れた。たぶん60mlくらいまで注いだ。
「うーんと、ここらへん(80mlあたりを指さし)」
こんなざっくりな感じの説明だったけど、80ml注げた。


牛乳、甘味料、バターをボウルに入れる。
バターを入れると、
「バターの黄色になった!」

小麦粉、ベーキングパウダー、ココアパウダー。

泡立て器で混ぜる。

泡立て器に生地が入り込んで、なんだかジェラートっぽい見た目になった。
「アイスみたいー」

型に生地をうつす。

オーブンで焼く。

「3人だから、何個?」
「3個」
「そうね、じゃあ、3等分してね」

「3個になった」

ラッピングする。

私が用意した袋が小さくてケーキが入らない。
ナイロン袋でいっか!と思い、ナイロン袋に入れたけど、息子に却下された。
息子は、引出からラッピング袋を出してきた。ちょうど良くケーキが入った。
バレンタインにやっぱりナイロン袋はダメか。。


息子「なんか足がベタベタする」
私「なんかね?」
息子「ココアなんよ」

床に生地が落ちていた。
息子は掃除機を持ってきた。
私「掃除機がベタベタになるから、ペーパーで拭いたらいいよ」

2人でペーパーで拭いた。

それから、息子は床の粉を掃除機で吸ったり、テーブルの上を濡らしたペーパーで拭いたりした。
私「床に何も落ちてないね」

使い終わった道具も台所に持って行って、ケーキ作り完了。

去年の秋頃、息子は、一週間くらい、毎日ケーキ作りをした。その時に、後片付けまでそそくさとやっていたので、何者だ、と感心していた。そして今日も。

パパが帰ってくると、すぐに玄関に出迎えに行く。
息子「おかえりー。今日は、大好きって伝える日なんよ!」

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