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面百科学(おもももかがく)

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科学の話はしているけれども、これは面白いのだろうか。そんな内容の文章が集まっています。
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記事一覧

統計学で世界はひとつ

 人はミスをするものです。もちろん、ミスが許されない場面はあると思うんです。うっかりみん…

捻転に対して思い込みがあったんです

 本当はもっといろんな言葉に使えるはずなのに、日常生活では特定の事柄でしか使われなくなっ…

アカデミックな世界に混乱を巻き起こすもの

 化学は基本「かがく」と読みますが、「ばけがく」と読む場合もございます。理由は単純明快で…

真実はいつもいっぱい

 古典から最新作まで、子供向けアニメから海外発の長編小説まで、推理ものなら何でも片っ端か…

歴史にも歴史があったんです

 どんなものでもこの世に存在し続けていれば、歴史が全自動で積み重なっているんです。歴史が…

とにかく変態は今日も変態

 時代によって呼び名が変化することは特に珍しい現象ではございません。そして、それは科学の…

言葉の壁があろうがなかろうがうひょー

 いくつもの言語があると生じてくるのが、変な風に聞こえる外国語でございます。それは人の名前にも及びまして、有名どころですとフィンランドに多いアホさんやパンツさんでございます。かつてアイルランドではアハーンさんが同国首相になるなど、国際社会に打って出る方も当然ながらいらっしゃいます。  時には、言語を跨いだら放送禁止用語になってしまう場合もございまして、それゆえに国を跨いだ途端、名前の変更を余儀なくされる場合もあるようです。  もう使いまくっているため、何度言っても何とも思

相同行為と相似行為

 相同器官と相似器官というものがあるわけです。  相同器官はもともと同じものだったのが、…

お笑い芸人の棲み分け現象

 似た者同士は往々にして争いが起きるようです。イチゴが好きがふたりいるのに、お皿にイチゴ…

擬態だらけの世の中で擬態に戸惑う

 「嘘をついたり騙したりするのは良くない」とよく言いますけれども、嘘をついたり騙したりし…

一発屋芸人と自然選択説

 「自然選択」という考え方があります。「自然淘汰」なんて言う場合もございますね。生き物の…

言葉がブレイクする時

 近年は毎年のように「流行ってる?」「流行ってないでしょ」といじられるのが、新語・流行語…

学問の始まりを見た

 「学問の始まりは分類だ」と言っている友人がいたんです。学問とは多かれ少なかれ何かを調べ…

みんな三すくみに目をつぶっている

 皆さんも何となく察していたと思うんですけれども、「三すくみ」はどこかで目をつぶらないと成り立たない関係性なんです。「三すくみ」、いわゆるジャンケンに代表される関係性ですね。みっつの勢力、それぞれ他の何かに弱く何かに強い。グーはパーに弱くチョキに強い、チョキはグーに弱くパーに強い、パーはチョキに弱くグーに強い。だから、グーチョキパーが揃うと、みんな何かには強いけど何かには弱いから、全員がすくんでしまう。  ジャンケンにおける三すくみの根拠は、ご存じの通り、グーは石、チョキは