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【コロナ禍、化粧品会社経営者が農業へ!】横浜で新規就農、相棒と共に農業の夢と持続性を追求する方のお話

こんにちは、産直アウルです🦉
今回は、神奈川県横浜市の生産者さんで、産直アウルで『パドルファーム』として登録されている遠藤さんにお話を聞きました!


農園について

遠藤さんは、屋号にもなっている水耕栽培ハウス『パドルファーム』のほか、トマト専用水耕AIハウス『ホワイトフィールド』も運営されています。

パドルファームでは
3種のレタスのほか水菜や壬生菜など4種の菜のもの、
味の濃さとバランスを重視したフルーツトマトを栽培しています。
ホワイトフィールドでは
最先端Aiを活用し、大玉でありながらも味の濃度と糖度を追い求めた「チェストマト」、糖度をとことん追求した「チェストマトフルーツ」の2種のトマトを生産しています。
お味はアウルユーザーのお墨付き、評価点数は5点満点中4.8点の高得点。
固定のファンもいるほど!

ちなみにyoutubeでの動画投稿もされていて、
各地の生産状況は動画から確認できるそうです。


コロナ禍の挑戦

農業に活路を見出す

化粧品会社を営んでいたという遠藤さん。
実は理科大卒で化学分野に詳しいのだそう。
そんな遠藤さんですが、意外にも昔はバンドマンを目指していたそうで、化粧品会社もその資金集めのために始めたと言います。

事務所の一つで楽器も見せてくださいました!ここは昔居酒屋だったそう。

そんな会社が新たな道を模索するきっかけとなったのは、厳しいコロナ禍。従業員のためにも新たな収入源を確保する必要があり、そこで選ばれたのが農業でした。
遠藤さんは、ハウスを利用しいちごかトマトを育てることを考え、娘さんが好きなトマトを育てることにしました。さらに、リタイアしたレタス農家からハウスを受け継ぎ、レタス栽培も始めたそうです。

頼れる相棒との二人三脚

しかし遠藤さんにとっては初めての農業。やはり失敗することもあったそうです。それでも諦めずチャレンジを続けていた遠藤さんに手を差し伸べたのが、化粧品会社の取引先の営業部長だったMii(ミィ)さん。農業に奮闘する遠藤さんの姿を見て「なんか楽しそうなことやってるじゃないか」と思い一緒にやってみようと考えたそうです。
現在ハウスの管理はMiiさんが担当されています。

左:Miiさん、右:遠藤さん
とっても仲が良いお二人!



育て、届ける

良いものを届けたい

農園では安全性にこだわっており、可能な限り農薬を使っていないそう。夏場に虫が沸いて困るとき以外は、基本的には何もせずただ水だけで栽培しているといいます。
また、レタスの衛生や鮮度を保つため、栽培スポンジを手作業で綺麗に洗い、レタスにつけたまま発送・販売するなどの工夫も行っています。
葉物は品種それぞれ育成にかかる時間が異なるので、期間をうまく調整して育成・収穫しているそうです。

水耕栽培ではダイス型のスポンジから根を伸ばしています


最近の取り組みとしては、トマトの箱を効率重視かつ配送途中での事故が起こらないように改良したそうです。

アウルのボード投稿でも報告されていました!

ユーザーの方からは「生産者さんは手探り状態で色々と考えて下さってるんですね、ありがとうございます。」といったコメントが寄せられていました。

販路について

現在は主に卸売市場と産直アウル、直売所(中山駅前の花屋さんの直売コーナー)で食材を販売されています。

直売コーナーに品出しをする遠藤さん

直売は駅前のお花屋さんということもあって、駅を利用する方のほか駅前にお買い物に来る方など近所の方が多く購入されるそうです。
また、消費地に近い卸売市場に出せることで、採ってすぐの美味しい野菜を食べてもらえるとおっしゃっていました。

ちなみにアウルに登録したきっかけは、2019年のサービス開始のお知らせを受けたことだそう。(当初から使っていただいていたなんて、スタッフもびっくりしました!)
アウルの利用について尋ねると、「コミュニケーション機能が何より楽しいです。SNSや動画にコメントをくれるようなファンもできています。」と語ってくれました。

今後の展望


遠藤さんは、今後、ケールを使ったプロティンクッキーやトマトを使ったギャバクッキーなどの健康食品の開発、販売にも挑戦したいと考えているそうで、現在ケールクッキーの試作にも取り組まれています。
また、「まだ使えていないハウスがあるため、そこをレタスで全部緑にしたいです。」と仰っていました。

Miiさんは、事業として確立して、若手にバトンタッチしていくのが夢だそう。
「大都市近郊で農業ができて、大企業ほどでないにしても普通に暮らしていけるぐらいのお給料がもらえて、なおかつ、色んな新しい野菜を作って、、そんな持続性や夢がある状態を目指したいです。」と語っていました。
また、インタビューの最後には、「自分もやってみようかなという人たちの交流の場みたいになるとまた面白いと思います、新しくやってみたい人がいたらいつでも来ていただいて構わないです。」とお話くださいました。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
お話だけでなく、ハウスや事務所の見学などにも快く応じてくださり大変充実した時間を送ることができました!
様々な分野で挑戦を続けてきた遠藤さんと、夢のある農業を目指すMiiさん。
産直アウルとして、これからもお二人を応援していきたいと思いました🍅

生産者さんの情報はこちらからご覧いただけます!👇


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