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「子供と大人」 黒歴史落書き日記vol.6

子供の頃は楽しかった。面白かった。
それは、視えなかったから。
世界の構造も、やるべきことも、求められる姿も。

あの時は視えなかったから、
何者にもなれると錯覚していた。
こうありたいという願望もあったはずだ。

だが、この悉くは、世界が見えるようになると壊される。
世界は残酷で、そんな稚拙さに現実を突きつける。

あまりにおかしな話だと思う。
世界を見えることは、いいことなはずなのに。
視野が広がることは、逆に私たちの思考を狭める。
現実が見えてくる。

こうも大人がつまらないとは。
思ってもいなかった。子供の頃は。
大学生が一番楽しいという輩がいるが、嘘ではないか。
楽しいのは、目を背けているからであろう。

そして、このまま終わるのか、絶望したまま。
確かに一縷の期待や希望はある。
だが果てしなく遠いし、困難な道のり。
私は試されている。この人生を賭けて。

勝てる見込みも少なければ、
勝つことの意味もわからなくなっている。
そんな私では、
少なくとも今の私では決して勝てない。

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