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私の弱さは、「個性」か「欠点」か。

私の弱さは、愛すべき個性か。
それとも、治すべき欠点か。

私の弱さが、愛すべき個性だとしよう。

そうすれば、私の欠点によって起こる世界との軋轢。
それは、愛すべきものになる。
すなわち、許される。
どうしようのないものだと。
むしろ、あなたの個性だと。

しかし、成長がなくなる。
だって、それは単なる諦めかもしれないから。

では弱さが、治すべき欠点だとしよう。

世界との軋轢は、私の努力で持って治すべき障害となる。
なんとか努力して、それを超える。
周りは賞賛するだろう。
何故なら、成長だから。

でも、努力は同時に苦痛になる。
だって、自分の特性、個性を塗り替える行為だから。

私の弱さは、問題を生む。
それを、諦めるか、乗り越えるか。

諦めて何になるのか。
乗り越えて何になるのか。

諦めても、次の問題が。
乗り越えても、次の問題がやってくる。

そして、どちらを選んでも。
諦めか、苦痛かが、襲ってくるではないか。

私の生き方。世界の視線にうんざりだ。
もっと、許される生き方。
というより、私は何故許されない。

この二者択一に、正解はなく。
何かのマイナスを負わざるを得ないらしい。
ありえない、ありえない。
世界が不完全で。
私は生まれてきただけで、その不完全さに苛まれる。
何ということだろう。理不尽ではないか。

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