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完璧主義の限界。

完全はない。
なぜなら、物の見方がその価値を変えるから。

優しさは、自分がない。
美しさは、内面の欠如。
正しさは、頑固さ。

ああ、だからか。
私の生き方に筋が通せないのは。

人からの評価、見方。
世界の目、判断、断罪。
そして、大事なはずの私の意思。

その全て。
視座が異なるのだ。
だから、私の生き方に完璧がない。

私の理想は、
他者の理想、世界の理想になり得ない。
理想にならずとも、
文句の言わせないものになり得ない。
なぜなら、彼らと私の目は異なるから。

なぜ、彼らの目に合わすことがあろうか。
私は私だ、と強くあれないのか。
絶対的な正しさが欲しかった。
でも無理だ。
欠点をなくすことは不可能ということ。
なぜなら、長所でさえ、短所に裏返る世界だから。
世界の自分勝手な物の見方で。

だから、私の目で。
私の意思で。心で。
世界を評価する。

見れば、どうだ。
世界の方こそ、よほど汚いではないか。
だから、私の足りない部分に、足りない生き方に。
文句は言わせない。
だって、あなた方に文句を私は言っていないもの。

ある種の諦めだが、それでいい。
完全など、どこにもないのだから。
偉そうな世界にさえ。



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