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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿252



第252回寄稿


第251回から続く




マーケットに対して今僕が持つホンネ


ブルームバーグ記事からの引用です。

・「米国債トレーダーは中立金利「R*」に夢中―パウエル議長講演控え」

・「パウエルFRB議長、必要に応じて追加利上げの用意-高金利維持へ」


・「「黄金の道」示唆や据え置き支持-ジャクソンホールで米地区連銀総裁」

・「ミシガン大消費者マインド指数、8月確報値は69.5-市場予想を下回る」


この3日間の(8月23日水曜日から8月25日金曜日まで)アメリカのマーケット、結構、23日水曜日結構力強く戻して、24日木曜日その結構力強く見えた戻しを消すような下げをして、そして、25日金曜日またちょろりと戻す。

こういう動き、これが、僕がこの寄稿で、昨年から述べている、直近では~第248回寄稿全ポジションを閉じた、裏話~で述べました~”ず~っと過去のこの寄稿で、今年は、マーケットが、途切れ、途切れになることが考えられると述べましたが、まさに、そういう時が来たのかと認識しております。”~”途切れ、途切れ”、僕のニュアンスでは英語で言うところのchoppy、むらがあって、絶えず変わる、途切れ、途切れ、というニュアンスです。

マーケットがchoppyになると、やりにくいですし、ややこしくて、やけどしたりした経験もありますので、まあ、第249回寄稿で述べました~(マーケットに)”惚れない、居座らない、とっとと逃げる~というアプローチに僕はなりますし、まあ、もう先週、僕の場合は、とっとと逃げちゃったわけです(笑)。

これ冗談のように述べておりますが(笑)、実は僕にとっては大事なことで。
なぜ大事かと言いますと、いつも言っておりますところの、ファクト(事実)とデータ、それら、そこから導き出されるimplication(インプリケーション)(暗示、示唆)は何?という思考から始まり、そこに自分の基本があるからです。

マーケットは、今後、choppy


前回の寄稿で述べた、デュレーションのお話、そしてここのところ直近の寄稿で述べているFRBがQTを継続している中で、米財務省は人一倍金融状況の緩和というところに気を配っているところ、米財務省、FRBによる「介入」体制、流動性のお話、何度か引用したアトランタ連銀の第3四半期のGDP予想(米経済は強い)、失業率は低く、賃金は上昇している、等々。まあ、僕にとりましては、直近の寄稿で述べたようなお話すべてから導き出されたimplication(インプリケーション)(暗示、示唆)が、マーケットは、今後、choppy(むらがあって、絶えず変わる、途切れ、途切れ)になるだろうな、だったわけです。

それで、ごく直近の寄稿で何度か述べましたが~”これまでほどスムースに株が上がりにくくなっていることも事実だと思いますが、いっぽうで、じゃあ、どか~ンと、下がるかというと、それはそうでもないかなあ~と。”

前述の報道記事、シカゴ連銀のグールズビー総裁のようにソフトランディングを歌えるし、まあ、上々なわけですから。オバマ政権にも仕えた、典型的な民主党系のエコノミストの方(グールズビー総裁)からすれば、Golden Path(黄金の道)を繰り返したくところでしょうねと推察しながら。この記事からの引用~グールズビー総裁~”「もっと情報を見る必要はまだあるが、この2か月間、黄金の道が不可能だと考えさせられるようなことは何も起きていない」と述べた。”

僕は、この寄稿で述べている通り、今回5%の調整と見るのか、7%なのか、それとも8~9%の調整を見るのかを注視しているわけですね。9%の調整(S&P500で4200レベル、もしくは少しそれを割れたところ)があるのかどうか。これを割れたら、昨年10月来の動き、壊れますしね。


そこはドテン買いの姿勢で臨みたいなあ


先週全ポジションを閉じた頃は、もし、もし仮に9%の調整があったらそこはドテン買いの姿勢で臨みたいなあと思っていたのです。

しかし、昨日8月20日のブルームバーグ社ソースの金融状況のチャート見ていたら、結構金融状況引き締まってきていますし、現在、フォワードPEが19x台前半に落ちてきています。当然、これ見て躊躇しますね。

9月は米政府の会計年度末


まあ、この寄稿でも述べています通りであり、またアメリカの専門家たちも口々に、第3四半期の業績がボトムそこからの業績回復、というところで見ていますが、Earningsが、今後、相当支えませんとね。その支えが相当ないと、マーケット、すんなりとは上がりにくいのかなあと思ったりで。
choppyなマーケット(むらがあって、絶えず変わる、途切れ、途切れ)をまあ、8月最終週、9月頭くらいの期間、まずは今僕は頭に入れていますので、次どうするかについては、現在はまだ考え中です。この寄稿で述べてきました通り、9月は米政府の会計年度末なので、また、8月とは違いますでしょうしね。

業績は、第3四半期をボトムとして、結構回復しないと大変だなあ~と思いつつ、ポイントは金融状況ですね。
choppyな動き、この流れが、止まりそうなところから、また、次の行動を考えたいですね。

背景にある環境が、choppyな状況を今作り出している。
そして、S&P500のチャート見てましても、結構力強い23日の陽線だと思ったところで、24日、それを全部打ち消す長い陰線、そして、25日、上髭下髭両方を引いた陽線。まさしく、choppyですね。

申し上げるまでもなく、僕は、そもそも相場へたくそなので、わかりにくいところでは、相場からおいとまをいただくことにしております。
また、誰が買ってももうかりそうそうだと見えるところ、誰が売ってももうかりそうだとみえるところで、参戦できるといいなあと考えております。





第253回へ続く





最後に …
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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。


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