OurMusic:Tatebayashi

LINE NEWS 「VISION」で公開中の「Our Music: Tatebaya…

OurMusic:Tatebayashi

LINE NEWS 「VISION」で公開中の「Our Music: Tatebayashi」の制作ノート。 館林の人やお店や音楽など、本編に入り切らなかったことをVIDEOTAPEMUSICと天野大地が語ります。 ※本アカウントはクリエイター個人が運営しています

最近の記事

Our Music:Tatebayashi 制作ノート #10

「Our Music:Tatebayashi」は7/24に#10を配信し、LINE NEWS での動画配信は一区切りになります。 そして7/25より、ドキュメンタリー内で制作をしていた楽曲が各種配信サービス、Bandcamp、カセットテープでリリースされます。 今回は、VIDEOTAPEMUSICと天野大地の対談形式でお送りします。 楽曲が完成天野 ついに楽曲が完成。タイトルは「Spring Fever」とのことですが、タイトルに込めた意味は? VTM 「スプリング・フ

    • Our Music:Tatebayashi 制作ノート #9

      ・Bar FATCATS(ファットキャッツ) 館林駅からほど近い場所にある、ファットキャッツ。第9話では、店主のマサキさんにビデオ通話でお話を伺いました。会話の流れで、実はマサキさんがピアノを演奏されることを知って実際に後日、ピアノ演奏の動画を送っていただきました。このファットキャッツ、本編でも紹介していますがスペアリブが名物。撮影クルーのなかで天野だけが以前このスペアリブを食べたことがあるんですが、本当に美味しい!一気に焼き上げたジューシーなお肉と特製BBQソースが絡みあ

      • Our Music:Tatebayashi 制作ノート #8

        館林にはロヒンギャ民族が約260人いる。 近頃ニュースでも目にすることが多いのでご存知の方もいるかもしれませんが、「ロヒンギャ」とは、ミャンマーのラカイン州に古くから住むイスラム系少数民族のこと。 ロヒンギャの大部分の人たちは、国籍を持っていません。 ミャンマー政府が彼らに国籍やパスポートを与えないからです。 人種や宗教の違いによって、その国で生まれ育っているのに国籍やパスポートがもらえないというのはあまりにグロテスクで想像するのが難しいですが、そういう基本的人権すら、守ら

        • Our Music:Tatebayashi 制作ノート #7

          ・つつじが岡公園 7話で訪れたのはつつじが岡公園。館林市における老若男女の憩いの場。名前の通り1万株のつつじが植えられていて、中には樹齢800年を超えるヤマツツジの巨樹群もあり、開花シーズンには多くの観光客が訪れます。ちょうど シーズンにあたる4月からGWにかけては毎年"つつじまつり"が開催されるのですが、残念ながら今年2020年は新型コロナウイルスの影響により開催中止。訪れた4月頭は同時に桜も満開になる時期だったのですが、やはり人影はまばら。観光客用の大型バスが停まるよう

        Our Music:Tatebayashi 制作ノート #10

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #6

          今回は楽曲制作に使用した機材などの紹介です。 ・KORG volca sample 6話の制作シーンで使っているサンプラーです。小さくて軽くて電池駆動も可能。さらにスピーカー内臓でこれ1つで音も鳴らせるので(しかしスピーカーから低音はほぼでませんが…それも味わい…)、滞在先での制作にも気軽に使えるなと思って今回のために事前に購入。音源の取り込み方がちょっと特殊で、スマホから専用アプリを使って転送するしかなく、便利なのか不便なのかどちらとも言えない感じです。取り込んだサンプ

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #6

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #5

          5話で訪れたのは多くのブラジル人が住む群馬県大泉町。今回はそこで出会った音楽やお店についてです。 ・レストランブラジル (ブラジル料理) 1993年オープンの大泉の中では特に歴史の長いブラジル料理店(大泉は入管法改正の1990年以降にブラジル人が増えていきました)。大泉を取材した日は撮影前にここで昼食を食べました。写真はランチのエスペト・ミストのセット。牛肉、ソーセージ、チキンの串刺しです。シュラスコをはじめボリュームたっぷりの肉料理が多いです。(VTM) 群馬県邑楽郡

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #5

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #4

          4話で取材したのは館林を拠点にするクルー"ZHGS(ジグス)"のラッパーRwyL、y4、SLINKY DOGの3人。 彼らの楽曲も紹介したいところですが、WEB上で聴ける曲はまだ特にないみたいなので、動画の本編でチェックしてみてください。制作途中のデモをちょっとだけ聴かせてくれた場面が使われています。やはり館林の事をラップすることが多いようで、自分の足元のことを掘り下げて言葉を生み出す彼らには、単純な地元愛というだけではなく、言葉を扱う事のへの誠実さや力強さを感じました。 動

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #4

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #3

          今回も撮影の中で出会ったお店などについて書きます。 ・Funky Sound BAR さぼ~る(バー/カラオケ) 3話で訪れた"さぼ~る"はアットホームな雰囲気でカラオケも楽しめるバーです。店内には所狭しと無数の楽器が並べてあり、陽気な名物マスターがカラオケの合間にそれらで合いの手をいれてくれたりもします。以前は今よりも駅の近くにあってバンド演奏もできる広いお店だったそうです。前の店舗の時代を合わせるとかなり長い歴史があります。歌い放題飲み放題で3000円。撮影では何

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #3

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #2

          今回は本編に登場したお店や、そこで出会った音楽を紹介していきます。 ・ドスティ (ハラルフード店) 第2話で取材したハラルフード店です。ハラルフードとは、食べて良いものと食べてはいけないものが細かく定められているイスラム教において、食べることが許されている食材や料理のことです。館林にはベトナム人なども多いので、ここではハラルフードの他にアジアの食材も多く扱っています。夕方の時間に取材したときは数分の間だけでも様々な国の人たちが訪れていました。見慣れないインスタント麺やお菓

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #2

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #1

          Intro群馬県館林市。猛暑で知られる北関東のこの街には、多くの外国人が暮らしている。パキスタン人、台湾人、ベトナム人、そしてミャンマーからきたロヒンギャ難民。 映像ディレクターの天野大地は、2018年から2年間館林に滞在し、イスラム教徒難民の生活に密着。ドキュメンタリー映画「私の神は死なない」を制作した。 「Our Music:Tatebayashi」は、館林の街を映画とは異なる切り口で描く試みだ。 天野大地が声をかけたのは、VIDEOTAPEMUSIC。国内外の様々

          Our Music:Tatebayashi 制作ノート #1