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Our Music:Tatebayashi 制作ノート #1

Intro

群馬県館林市。猛暑で知られる北関東のこの街には、多くの外国人が暮らしている。パキスタン人、台湾人、ベトナム人、そしてミャンマーからきたロヒンギャ難民。

映像ディレクターの天野大地は、2018年から2年間館林に滞在し、イスラム教徒難民の生活に密着。ドキュメンタリー映画「私の神は死なない」を制作した。

「Our Music:Tatebayashi」は、館林の街を映画とは異なる切り口で描く試みだ。

天野大地が声をかけたのは、VIDEOTAPEMUSIC。国内外の様々な街の中で得たVHS映像や声、ジャンク品の楽器などでメロウな楽曲を制作してきたミュージシャンだ。

VIDEOTAPEMUSICが館林で出会った音や音楽、そして街のムードから一つの楽曲をつくる。LINE NEWSが提供する動画プロジェクト「VISION」で、その記録動画が配信されることとなった。

しかし、取材が終盤に差し掛かった頃、新型コロナウィルスの影響で、撮影が困難になってしまう。

それでも、できることを探し続け、完成させた。
これは、館林の記録であり、音楽制作の記録でもあり、そして、困難と戦うクリエイターの記録でもある。

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動画は LINE NEWS 「VISION」にて配信中
https://news.line.me/issue/oa-vi-ourmusic/byhgtc1ik4jz

VIDEOTAPEMUSIC コメント

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のどかな自然と、広い国道沿いに並ぶチェーン店の看板。日が暮れてくると仕事を終えた人たちの車で国道は混み始め、飲み屋にはほんのり灯りがともりだす。そんなよく知っている景色の中に混在するモスクやハラルフード店。そこで交わされる聞きなれない言語。

ロケハンで初めて訪れた時の群馬県館林の印象です。このたび館林に住むイスラム教徒の難民のドキュメンタリーを制作した映像ディレクターの天野さんに誘われて、館林で滞在制作を行いました。しかし徐々に拡大していく新型コロナウィルスの影響で次第に困難になる撮影。この状況下でとても不自由でぎこちない交流を重ねながら、試行錯誤の末に音楽を作った2020年春の記録です。もしよかったらお付き合いください。

VIDEOTAPEMUSIC

https://kakubarhythm.com/artists/videotapemusic

https://twitter.com/VIDEOTAPEMUSIC

https://www.instagram.com/videotapemusic


天野大地コメント

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この作品は3月9日~5月9日の2ヶ月間、断続的に行われた滞在制作の記録です。偶然の出会いやハプニングに身を任せながら、記号化された「地方都市」ではない館林のディープな魅力を、VIDEOTAPEMUSICさんの楽曲制作を通してお届けします。

かつてない困難に世界が直面している今、どうやったら安全を第一に創作するのがベストなのか。試行錯誤しながら音楽をつくる様子を、一緒に旅する感覚で楽しんでもらえたら幸いです。

https://daichiamanofilm.com/


#館林を支えよう

私達は、取材をする中で多くの方とに出会うと同時に、館林の飲食店でお酒を飲み、地元の方と音楽について語ることで、この作品を作ってきました。

そんな館林もまた、新型コロナウィルスの影響で厳しい状況にあります。
CAMP FIRE では、館林の飲食店ボトルキープや商品券を購入することができます。

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このアカウントでは、本編に入り切らなかった館林の人々や、お店・音楽・ムード、たくさんのことを発信することで、作品の補完をしていきます。

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