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Our Music:Tatebayashi 制作ノート #2

今回は本編に登場したお店や、そこで出会った音楽を紹介していきます。

・ドスティ (ハラルフード店)

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第2話で取材したハラルフード店です。ハラルフードとは、食べて良いものと食べてはいけないものが細かく定められているイスラム教において、食べることが許されている食材や料理のことです。館林にはベトナム人なども多いので、ここではハラルフードの他にアジアの食材も多く扱っています。夕方の時間に取材したときは数分の間だけでも様々な国の人たちが訪れていました。見慣れないインスタント麺やお菓子をジャケ買いするのも楽しい。(VIDEOTAPEMUSIC 以下VTM)

ミャンマー人のご主人と日本人の奥さんのご夫婦で経営されている「ドスティ」。僕が前作のドキュメンタリーで館林に住んでいた時にも取材させてもらい、この街のことについて快く教えてくれました。2話の本編中、ドスティの電光看板を撮っていると偶然ベトナム人研修生が自転車で目の前を走って行きました。すごく象徴的で好きなショットなんですが、あれはVIDEOさんの撮影です。僕は全く気がつきませんでした。笑 (天野)

群馬県館林市大谷町894-1 富士峰ハイツ 1F


・ Sơn Tùng M-TP「HÃY TRAO CHO ANH ft. Snoop Dogg」MV (2019)

ドスティで出会ったベトナム人の若者から教えてもらったベトナムの超人気男性ミュージシャン"Sơn Tùng M-TP"。昨年の夏にリリースされたこの曲はなんとSnoop Dogg(!!)が参加。最高です。曲も映像もとても洗練されていてベトナムのポップスの勢いを感じます。(VTM)


・Trịnh Công Sơn「Nhu Tieng Tho Dai」(1994)

本編ではカットされていますが、同じベトナム人の若者から教えてもらったミュージシャンの"Trịnh Công Sơn(チン・コン・ソン)"。先ほどとはうってかわって60年代ごろから活躍する国民的なベテランミュージシャン。反戦歌を中心に600以上の歌を書き、「ベトナム歌謡の父」「ベトナムのボブ・ディラン」とも呼ばれているそうです。(VTM)


・Rahat Fateh Ali Khan 「 Zaroori Tha」MV (2014)

パキスタン人男性から教えてもらったのはパキスタンの国民的歌手"Rahat Fateh Ali Khan (ラハット・ファテ・アリ・カーン)"。古くからボリウッド映画の楽曲などを中心に膨大な数の楽曲を発表し続けていてるようです。この曲はYoutubeで8億回以上の再生回数を誇る桁違いの大ヒットバラード。(VTM)


・Rahat Fateh Ali Khan 「KISI ROZ MILO」

こちらは同じくRahat Fateh Ali Khanの古めの曲です。レゲエ的フィーリングがエキゾチックなパキスタンのムードといい塩梅で混ざり合っています。ほっこり怪しいナイスチューン。かなり好みです。(VTM)


・Rahat Fateh Ali Khan 「O Rey Piya - A Live Concert」

Rahat Fateh Ali Khanのライブ映像です。アコーディオンっぽい構造の不思議な箱型の鍵盤楽器を弾きながら歌っています(ずっと左手でパコパコやっててかわいい)。タブラなどの伝統的な楽器と、エレキベース、ドラム、キーボードなどの組み合わせによる白熱の演奏!(VTM)


・蔡の店 (台湾料理)

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取材で訪れた台湾料理屋。館林駅前通りに店舗を構えて19年。おいしい台湾料理とお酒が楽しめます。(VTM)

本編でも店主の蔡さんが言ってましたが、店舗を構える前は館林の駅前通りで屋台をしていたそう。その名残りでお店の看板が"台湾屋台"となっています。屋台の時から作り続けているチマキは絶品です。(天野)

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群馬県館林市本町2-7-1-2F 館林駅前通りポケットガーデン内


・台灣翠青

本編ではカットされていますが、店主の蔡さんが教えてくれた台湾語の楽曲。台灣基督長老教會の牧師である鄭兒玉が作った詞に、台湾を代表する作曲家の蕭泰然が1993年に曲をつけてできあがりました。歌詞にはひとつの独立国としての台湾の理想が書かれていて、台湾独立派にとっても重要な歌のひとつです。現在の台湾の国歌は北京語で歌われる「中華民国国歌」であることから、この「台灣翠青」を新たな台湾の国歌にしたいという考えもあるようです。(VTM)

台湾に住む人たち(特に"本省人"と呼ばれる人々)の台湾語への想いについて、蔡さんからお話を伺ったのはこの旅の良い思い出です。1945年の"台湾光復"以前は日本の統治時代が長く続いたため、蔡さんのおばあ様は日本語と台湾語のみを話されるそう。(天野)


・もり陣(うどん)

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順番が前後しちゃいましたが、1話で訪れたうどん屋です。陽気な店主から繭の玉をもらいました。繭のシルクパウダーが練りこまれた"まゆ玉うどん"が名物。セットで付いてくる"わっぱ飯"もおいしい。(VTM)

群馬県館林市堀工町1560


・BAR PROCEED(バー)

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第1話で訪れたバーです。店内にはDJブースもあって、DJイベントなどを開催することもあるようです。カウンターもテーブルもあります。館林の音楽好きの憩いの場。(VTM)

館林駅からほど近く。建物の奥にある隠れ家のような雰囲気のPROCEED。今回撮影ではじめて訪れましたが、「こんなにお洒落な場所があったのか!」と驚きました。かかっている音楽も、お酒も最高です。新型コロナの影響で5月22日現在、お店は休業中ですが、営業再開したら必ずまた行こうと思います。(天野)

群馬県館林市本町3-1-5 ホテル・ニューシティ1F


・The Roots「 Proceed」MV (1995)

BAR PROCEEDの店名の由来になっているThe Rootsの名曲です!色褪せないですね。(VTM)


※今回紹介した「蔡の店」「BAR PROCEED」も参加しているクラウドファンディング「BOTTLE KEEP tatebayashi #館林を支えよう 」も現在実施中です。


※今回紹介した楽曲も含め、撮影の中で出会った本編で紹介しきれなかった楽曲をspotifyのプレイリストにもまとめています。こちらも合わせてどうぞ。


動画は LINE NEWS 「VISION」にて配信中
https://news.line.me/issue/oa-vi-ourmusic/byhgtc1ik4jz

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