山_VS_海_いくならどっち____2_

山と海、行くならどっち!?自然を使って最高効率でストレスを解消する方法。

 いつもお仕事お疲れさまです。仕事で疲労感が溜まった時、みなさんはどんなストレス解消をしてますか?

 自然環境に行くことはストレスを解消させ、爽快な気分を作る最も簡単かつ、有効な方法だということが色んな科学研究で示されています。

 でも、自然っていわれても、
 ・海がいいの?
 ・山がいいの?
 ・何時間くらいいればいいの?
 ・アクティビティをした方が良いの?

 疑問は絶えません。今回の記事は、1252人の参加者を含む10個の研究をまとめたメタ分析の結果をご紹介します。いまいち伝わりにくいかもしれませんが、環境と気分に関する研究規模としては、最大規模の研究です


 今回の記事の目的は、

『一番効率的な時間で一番多くのストレスを解消する方法』
を明らかにすること。

ストレスにお悩みのアナタ。どうせやるなら効率的な方法でストレス解消しちゃってください!

 まずはストレスを解消する場所は、どこが適しているか?から解明していきます。

最も効率的にストレス解消できるスポットはどこ?

それぞれのスポットに行った時のストレスの回復度がコチラ。

 ①:水辺最強。ストレス回復したいならまず海か川に行くのが良い。
 ②:森>公園。でも都市部に住んでるなら公園も効果アリ。
 ③:いわゆる田舎っぽい所にはわざわざ行く意味がないかも。

 まさか、ここまで水辺が強いとは思いませんでした。公園の2倍近いストレス改善効果があるので、仕事に疲れたらまず水辺に行くのが効率的


 例えば海に行ったとしましょう。いったら何をすればいいの!?という所も重要ポイント。


・ただのんびりする
・ほどほどに動く
・全力でアクティビティする


選択肢はいろいろです。効率的なストレス解消には、アレが良いんです。


自然スポットでは何をするのが効率的なストレス解消法なのか!?


緑の線はメンタルの回復度、オレンジの線は純粋な楽しみを表しています。

軽い運動:読書、座る、遅めのウォーキングなど
そこそこの運動:早めのウォーキング、釣りなど
全力の運動:ランニング、サイクリング、水泳など

このグラフから分かる結論。

①:メンタルの回復度は運動レベルが軽いほど高い。
②:純粋に楽しみたいなら、中途半端に動くのはダメ。

 最近、上司や取引先に怒られてメンタルボロボロ・・・って時は、あんまり動かない方がメンタルを効率的に回復させることができるので良いということが分かります。

 逆に、コレといったストレスは思い浮かばないけど、自然に来たら思いっきり楽しみたい!って人は、軽いウォーキング程度の運動にするか、めちゃくちゃ遊ぶかどっちかが良いです。中途半端にすると、メンタル的にも不完全燃焼になります。


 ここまでわかったところで、私たちは何分~何時間くらい自然に浸れば最高にストレスから解放されるのか?という疑問が湧いてきます。これにも結論が出ているのでご紹介していきますよ!


自然を利用した、最適なストレス回復時間はまさかの〇分!

どのくらいの時間いたら、ストレスが回復するかを表したグラフです。

このグラフの結論。
①:自然に5分程度いるのが一番のストレス解消になる。
②:中途半端に自然に行くくらいなら、1日行った方が効果的。

 まさかの5分だけ行くのが一番効率的という結論

 普段の生活で利用するなら、昼休みなど利用して近場の自然スポットに5分だけでもいいから行く。休みの日は、散歩だけでも良いし、1日丸ごと自然を使ってキャンプや海水浴、シーサイドビューに行く。などの行動が効率的と考えられます。

 さて、長くなってきたので、結論を整理します。


3つのデータが示す、最も効率的なストレス解消方法。

まず場所選び。
・近場に海や川があるなら、そのスポットは超優秀です。
・都市部なら、公園などでも効果は得られるので探しておきましょう。

行って何をするか。
・散歩程度のウォーキングで充分。
・なんなら昼ご飯をそこで食べたり、読書をするのもOK。
・メンタルがズタボロならなるべく動かないようにする。

どのくらいそこにいるか。
・5分で充分
・休日を満喫したいなら、1日丸ごとつかってヘトヘトになるまで遊びましょう。

自然を最高効率で活かして、ストレス解消するならこの方法が一番です!

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引用
Barton, J., & Pretty, J. (2010). What is the Best Dose of Nature and Green Exercise for Improving Mental Health? A Multi-Study Analysis. Environmental Science & Technology, 44(10), 3947–3955. doi:10.1021/es903183r 
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/es903183r
改訂版身体活動のメッツ表:http://www0.nih.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf
*グラフの単位はCohenのdを採用しています。
**運動強度:低程度<3METs
     中程度=3~6METs
     激しい>6METs

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