上位1000人チェックnoteサークル実態をおっぴろげてみた
noteフォロワー数上位1000人を全てチェックしてサークル機能の実態調査を行いました。
これからサークルを運営していきたい方のために、
・サークルメンバー数
・サークルの運用タイプ
・サークル利用率
・プラン料金
・プランの数
などを調べています。
今のところ外部に全く公開されていない情報を詰め込んでいるお役立ち情報ですよ!
ハイライト
・フォロワー数上位1000人のサークルを全てチェック
・サークルの運用タイプやメンバー数を明らかに
・最適なプラン料金やプラン数について
■フォロワー数上位1000人全部チェックしたよ
noteサークル機能が2/5にリリースされてから、約3週間。
2/21にはnoteカイゼンもリリース。この記事によると既に700以上のサークルが作成されているそうです。
とはいえ、noteユーザーたちもまだまだ手探りな状態が続いており、どんな運用が正解なのかは全くもって不明です。
そんな中、私のサークルメンバー”みこちゃん”から、「noteのサークルの実態について調べてほしい」とのギモンを頂いたので、これはガッツリ調べなきゃいけないと思ったので、調べさせていただきました。
できる限り活発な運用が行われているサークルを対象にしたかったので、「noteのフォロワー数が多い順」に「1000アカウント」を「手作業」にて確認しました。
・サークルメンバー数
・サークルの運用タイプ
・サークル利用率
・プラン料金
・プランの数
これらの情報を集めました。一気に公開していきますよ!
■サークルメンバー数ランキング
まず最初に、おそらくnoteの仕様でメンバー数100人以上になると把握ができません。例えば↑の画像のように、アイコン7人+93=100人以上を把握することが出来ません。100人越えのサークルは、フォロワー上位では2つしかないのであまり気にする必要はないかと思いますが、一応お見知りおきください!
それではさっそくいってみましょう!
■第1位:深津 貴之 (fladdict) 「よいサービスを考える部」
メンバー数:100人 ↑ タイプ:コミュニティ
■同率1位:in living. 「インリビのサークル」
メンバー数:100人 ↑ タイプ:ファンクラブ
■第3位:田端信太郎/Shintaro Tabata「タバタFuture研究所」
メンバー数:77人 タイプ:限定情報
トップ3人は圧倒的な人数です。現状50人を超えるサークルが4つしかないので、100人近い人数を集めている3人はかなりすごい。。。
サービス提供から20日と考えると、1日5人くらいずつ増えている計算です。
とはいえ、トップ勢はネームバリューとユーザーへのリーチ力がとても強いので、私たち一般ピーポーにはあまり参考にならない数値が並んでいると思われます。
では、全体像はどんな感じなのでしょうか?
■サークルメンバー数の全体像を掴む
それぞれのサークルに入っているメンバーが何人くらいいるのかを見ていきましょう。
このグラフを見ると、ほぼすべてが0~20人のメンバーを持つサークルだということが分かります。その割合、実に76%。
20人を超えるサークルには、ほぼ全て外部流入の手段があります。
深津 貴之 (fladdict)
in living.
田端信太郎/Shintaro Tabata
結城浩
るってぃ/プロ無職
こんぴゅ
清水淳子 / @4mimimizu
ハヤカワ五味
向後千春
横田裕市/写真家 *敬称略
ここで、異色を放っているのは
こんぴゅさんのサークルです。noteのフォロワーは36881人とかなり多めなのですが、Twitterなど外部流入が明らかに多いという感じじゃないんですよね。別のSNSなどの流入があるのでしょうか?
*2/28追記 note運営サイドの方だったんですね!しらなかった・・・
やはり外部流入が大切ですねぇ・・・。
■サークルの運用タイプ
サークルの活用法として、noteに提案されている分類は、いまいち今回のデータセットでは適合しているようには思えなかったので、独自のタイプに分けています。
圧倒的に多い運用タイプは”コミュニティ”です。
サークル主や、メンバーがそれぞれ相互に連絡を取り合ったり、〇〇会を開こう!というタイプがほぼ全てを占めています。
とはいえ、これは開設されたサークルの数にすぎないので、「メンバー数」を一気に見れるよう、ツリーマップを使ってみましょう。
色がサークルのタイプに対応し、それぞれのマスに個別のサークルが対応
すると、コミュニティタイプのサークルはもちろん数が多くて強いのですが、”限定情報”と”ファンクラブ”タイプがかなりの強さを誇っているのが分かります。
限定情報タイプとは、「サークルメンバー限定の○○記事を公開するよ~!」といったタイプのサークルです。
ファンクラブは、言葉そのままに開設者のファンが集うサークルです。
この2つは、開設者のネームバリューが前提になっているものの、非常に多くのメンバーを獲得することに成功しています。拡散力に自信のある人は、コミュニティよりも、むしろこういったタイプのサークル運営が正解なのでしょう。
また、教育系、カメラマン、音楽、マンガサークルもただのコミュニティタイプよりも多くのメンバーを獲得できている場合が多いです。当たり前のことですが、サークル運営にはビジョンが必要で、参加によるメンバーのメリットがより明確化していることが成功の秘訣なのは間違いなさそうです。
■サークルの利用利用率について
今回調べた1,000個のnoteアカウントのうち、サークルを開設している方は38人でした。したがって、サークルを開設している人は3.8%。かなり少ないです。
もし、サークルを開設しようと考えている方は、早めの開設をオススメします。競合の少ない今がチャンスですよ。
■プラン料金について
プラン料金については、94%が1,000円以下に設定しています。
高額プラン設定で目立って成功しているサークルはコチラ
■shi3zさんのメディアラボ:17人 タイプ:限定公開
■コルク佐渡島の「文学を語ろう!」:12人 タイプ:コミュニティ
この2つのサークルですね。僕もshi3zさんのディープラーニングの本で面白く学んだ経験があるので、この方のサークルに参加したい!と思う気持ちはわかります。ニコニコなど他の有料コミュニティも持っている方だったような・・・そして限定公開はやっぱり強いなぁと思います。
コルク佐渡島さん、shi3zさんともに主催者に対する信頼感がある。ということなのでしょう。
Q.プラン料金とメンバー数に関連はあるか?
A.関連はほぼありません
統計的な分析を行い、プラン料金とメンバー数の相関係数を算出しました。その結果、r=0.095。つまりほぼ相関なしでした。
したがって、プラン料金とメンバー数にはほぼ関連はありません。
価値を提供できるのであれば、思い切って高額設定するのも間違った戦略ではありません。また、少額設定していたとしても、参加者が増えるワケではありません。サークル機能は後から値段設定ができないので慎重に設定しましょう。
■最適なプランの数について
プラン数はこれがベストとは言えない状況です。タイプによってバラバラなので、増やせばいい、減らせばいいと単純には言えない状況です。しかし、最も多いコミュニティタイプのサークルについてはプランを3つ設定することがオススメできるかもしれません。
コミュニティタイプのみに絞った場合、プランの数が多い方が平均メンバーが増える傾向にあります。
したがって、まだまだデータが少ないものの、今のところはプランを多く作っておくことをオススメできます。
■はがくんのサークルについて
ここでおまえのサークルの宣伝かよ!と思うかもしれませんが、ちょっと違うので聞いてください(笑)
私のサークルは、「サークルメンバーの皆さんのギモンを、私が根拠やデータ、エビデンスを使って解決する」というタイプのサークルです。
今回、私はnoteのフォロワー数上位1000人のアカウントを全て確認し、サークルの実態調査を行いましたが、おそらく今のところ、調査タイプのサークルは私のところだけなんですよ。
教育よりではありますが、明らかに性質が異なりますし。
過去の実績はこんな感じ。
Q.地球温暖化が人間の影響で起こっているのか知りたい
A.note記事化完了
https://note.com/our_evidence/n/n8d0b599cdbea
Q.乾燥肌ですが、市販の保湿液って大差ない?(by はずスラさん)
A.note記事化完了
https://note.com/our_evidence/n/nd6967d18b861
Q.SNSの企業利用率が知りたい(by みこちゃん)
A.サークル掲示板にて回答済み
Q.高校野球の野球留学で有名な学校の名前が知りたい(by みこちゃん)
A.サークル掲示板にて回答済み
option)卒業生がプロになった実績については未回答
Q.ツイッターアナリティクスについて、使用率について知りたい(みこちゃん)
A.敗北。ネット上に情報が存在せず。
Q.リリカ常用による脳神経への影響は?(by pottiさん)
A.サークル掲示板にて回答済み
Q.MCTオイルは体および脳に良いか?(by pottiさん)
A.サークル掲示板にて回答済み
Q.「質の良い眠りを得る」という点で、何時頃にベッドに入り、何時間くらい寝るのがベストなのか?(by もときさん)
note記事化完了
https://note.com/our_evidence/n/naeacc3e11668
Q.ブレインフォグについて(potti さん)
note記事化完了
https://note.com/our_evidence/n/nd094bdefdf74
Q.アガサクリスティの名作「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品を知りたい(by みこちゃん)
A.サークル掲示板にて回答済み
Q.noteのサークルの実態について知りたい(by みこちゃん)
A.note記事化済み
*1000アカウントの手作業調査は大変だけど面白かった・・・!
おそらく、私のように独自のコミュニティを形成しようという方がいるハズです。noteのサークル機能は少人数コミュニティの運営にはかなり向いている機能なので、私と同じようにちょっと違うコミュニティを作りたい方にはかなりオススメの機能です。
今回の調査もサークルメンバーのギモンから生まれたものですし、お互いにwin-winの関係を築ける最高の関係性です。興味のある方は、ぜひ私のサークルにてギモンをぶつけてみてください。【せんでん】
■おまけ
今回の分析に使ったエクセルデータシートが欲しい方は、サークル掲示板にてコメントをもらえたら、無料で差し上げます。
ビジネスについて学ぶなら、まずはハーバードビジネスレビューでしょ!ってことで、マーケティングに詳しくない僕はこれで勉強することに決めました。
おしまい
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