のみすぎ

ついつい飲みすぎちゃうの、音のせいだったんだね。

 あぁ飲みすぎた・・・明日仕事なのに。

「頭が痛い」
「下痢」
「胃もたれが酷い」
「今日はなぜかいつもより酔いが回った」

酒を飲むのは楽しいですが、二日酔いにはなりたくないですよね。


「二日酔いってなんで

こんなに頭痛いんだよ・・・。」


と、思う人は店選びの段階で

失敗しているかもしれません。


 今回は、行きつけのバーに通いつめ、40人の飲みっぷりを超ウォッチングした結果、ぶっちゃけどんな所に行くと酔いやすいのか・・・?と言うことを導き出した偉大な研究者のデータをご紹介。

 なんとなく入った、

その居酒屋で失敗しない為に。


 知識で自分を守りましょう!!

記事の最後には、

薬剤師の飲み会で良く使われる

二日酔いアイテムも特別にご紹介します。


40人のお客さんの飲みっぷりを徹底マークしてみた!

 ①とあるバーにスパイを1人仕込みます。
 ②スパイはビールを頼んだお客をマーク。
 ③マークしたお客がどのくらいビールを飲んだのか?
 ④マークしたお客が1杯何分でビールを飲み終わったのか?
 ⑤: ③、④を記録します。

 この①~⑤を、騒がしい居酒屋(88dB)と普通のバー(72dB)二つの環境で行いました。

騒がしい居酒屋(88dB):パチンコ店やカラオケ店くらいの音量
普通のバー(72dB):高速走行中の車の中くらいの音量

 『音の大きさ』によって、飲む量や飲むスピードが結構変わるんじゃない?という仮定の下、リサーチが進められました。

 皆さんだったら、

どちらの方が酒が進みますか??


〇〇〇で飲むと、30%も多く酒を注文してしまう件。

コチラが注文数です。

・騒々しい居酒屋では、平均3.4杯を注文。
・普通のバーでは、平均2.6杯を注文していました。

騒々しい居酒屋の方が

1.3倍も多く注文していたことになります。

普段ビールを5杯飲む人なら、騒々しい居酒屋だと6.5杯飲むことになります。たかが1杯でしょ・・・?と思うかもしれませんが、

「あと1杯くらい大丈夫か。」と思って後悔した経験ありません?アレを激しく助長してしまう。そう考えると、恐ろしいんですよ。音の効果。


さらに、お酒を飲むスピードも30%UP!

騒々しい居酒屋:1杯につき、11.4分。
普通のバー  :1杯につき、14.5分。

 騒々しい場所だと、短い時間でたくさん飲んでしまうことが分かります。酒はゆっくり飲むより早く飲んだ方が酔いが回りますから、これも甘くは見れませんね。

 つまり、同じ時間しか居酒屋に居なかったとしても、騒々しい居酒屋では本数がどんどん増えていくことになります。

 酔いたい人には良いですが、明日仕事の人は...ご愁傷さまです...


明日仕事なら、さ。わかるでしょ・・・?

 これらの結果から、

酔いつぶれたくないアナタが選ぶべき酒場は、

「なるべく静かな場所」

が良いことが示唆されます。

 もちろん、1件目から静かなバーというのが難しい場合でも、個室を選ぶとか、少し高級めな所を選ぶなど、静か目な場所を選べば大丈夫です。

 私も結構お酒は好きなので、よく二日酔いになるんですが、酒は楽しく飲まないと激しく脳を損傷させますし、仕事のパフォーマンスがた落ちですからほどほどに。

 積極的に酔いつぶれたい人は

どうしようもない(笑)


薬剤師の飲み会ではこれの袋が散乱している可能性が高い。

 OS-1で水分補給しつつこれでアルコールと2日酔いの原因物質アセトアルデヒドを体から排出しまくることで、だいぶ回復が早い気がします。理論的には正しいのです。気休めかもしれませんが。。。


酒飲みが、普段から気をつけて

おかなければならない知識は、

とりあえずこの本だけでも読んでおくと良い。

意外と深い部分まで書いてあります。


ではでは!


引用

Guéguen, Nicolas, et al. "Sound level of environmental music and drinking behavior: a field experiment with beer drinkers." Alcoholism: clinical and experimental research 32.10 (2008): 1795-1798.

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