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そらをとべないぼくたちの

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雑記/エッセイ まとめ。
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2020年2月の記事一覧

春の匂いはわすれたけれど

 

花粉の気配がしていてわずらわしい、
この時期になると、とても好きだったひとと、冬をまとった山の上の公園に行ったこと思い出したりする。
白い息を吐きながら山をのぼるとぐるっとたくさん、枯れた茶色の木があって(今も何の木だか知らないんだけど)、そこでしたいろんな話、大抵は忘れちゃったけど、
「春になったらここ地獄じゃん」「なんでですか」「花粉、やばそうじゃない」って、そんなどうでもいい会話とか、

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安全すぎる城でだって泣くつまんない姫もいるだろうし



 
 
青い壁があるといいと思った、そんなに広くなくていいし、部屋もたくさんなくていいから、自分が信用できるものだけ置いておけたらいいと思った、
花なんか飾ってやんないぞと思ってたけど、赤い花を一輪くらいなら背負えるかもしれないと思った、きれいな花瓶なんかいらないから、ラムネの空き瓶や100円のシンプルなグラスでいいから。

小説の『キッチン』が好きだから、いつかひとりつめたいキッチンで眠

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あけない瓶、あけないピアス、あけていく夜

 
気が向いて買ったストロングのホワイトサワー、別に飲まなくたってよかったなと思ってしまった、炭酸ののみものもひとりで飲むお酒もべつにそんなに好きじゃなくって、水とコーヒーでじゅうぶんだった、
お酒も煙草も別にいらなくて、水が虹色にひかるコップやひとかけのチョコレートのほうがよっぽど自分を保ってくれる、あとは、好きな音楽とか、いとおしいひととか。

べつに複雑に生きているつもりはないのだけれど

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苦しいだけの夜ならあなたには訪れませんように

 
日曜の夜に行ったライブの余韻がさめなくて、その時の曲ばかり聴いている、次の夜は大好きでわたしの中ではとっても特別な友人たちとご飯を食べに行って、けらけらと笑った、しあわせで、だからわたし大丈夫じゃんって思えることがあるの、恵まれているのだよなぁ。

 
やっぱりいろんなことをしたいし、ひとに会うべきだとおもう、ステージの上で音楽を奏でるひとたちの切実さと笑顔、とんでもなく胸がどきどきしてくるし

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まだ見えない生活ともう見えないいちがつ

 
給料日だったりした、夜のコンビニで100円のアイスを買ってやっぱり今日はいいやって帰って冷凍庫にしまいこんだ、納豆のパスタが食べたいから明日つくろうかなぁ、早起きなのに今日も夜ふかしをしている、たぶん、あと2時間くらいは眠れずにいる。
 
 
わずらわしいのは生活なんかじゃなくて未来だってこと、前向きと楽観は違うよってわたし誰かに叱られたとしたらきっとそのひとのことを鬱陶しいって思ったりするか

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