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深夜、堕落したブルーライト、ぼくら勝手に孤独になって輪廻。

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散文詩/自由詩まとめ。
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2022年3月の記事一覧

春の鱗

わたしが人魚だったら、
春、
はがれた鱗を拾ってくれるひとをきっと好きになるのに。

海は誰の味方もしないから喧嘩をしたときには行きたくなくて、そんなときにまで自分がひとときも人魚でなかったのとを思い出して嫌になる。
一面に落ちた桜の花びら、鱗みたいね、さくら色の人魚の、はがれた鱗みたい、
なんにんの人魚が恋にころされたのだろう、それとも、これは、恋にぜんぶを預けて陸へあがった人魚たちが、羽化した

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ミューズ・イン・ザ・サラダボウル

朝 光らないで
シリアルをすくうスプーン 光らないで
流し見のテレビで快晴を伝えるひと 光らないで
鍵を閉めたか不安になって頭に思い浮かぶ
アパートの古いドアノブ 光らないで 光らないで

君がサラダからきゅうりをよけるみたいにわたしを影にするすべてを生活からよけたとき、太陽はわたしだけを愛してくれるだろうか、
画家になった初恋のひとはでたらめな神話の女神ばかり描いてる、太陽をたまごみたいに抱いて

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