マガジンのカバー画像

深夜、堕落したブルーライト、ぼくら勝手に孤独になって輪廻。

208
散文詩/自由詩まとめ。
運営しているクリエイター

2022年2月の記事一覧

わたしの星は立体映像

星だの海だのなんか見てるから幸福には際限がなくなっていくんだよ、
曇りの日は居心地がいい、
灼け死んでもかまわない、なんて日はない、
ドーム型の街で暮らしたかった、
ドームのてっぺんに夜鷹がぶつかって落ちてくるのが見たかった、
わたしはそういう子どもだった、
夜鷹が醜いからなんかじゃなくて、
わたしはそういう子どもだった、
他のどんな鳥だってよかった、
わたしはそういう子どもだった。

海の絵を描

もっとみる
【短歌】イマジナリー・ギャルズ・ワナビー

【短歌】イマジナリー・ギャルズ・ワナビー

いつまでも落ちない体重あたし以外みんな翼が生えてるんでしょ

理由とかなくてもケーキ食べたいねハッピーバースデーのオルゴール

輪郭を沿わせて彼を駄目にするソファーになるためにやわらかいのに

ダイエットアプリのために買うサラダAIにさえ舐められたくない

ふくらんだ自尊心しまえないだろうし小さい鞄は買えないでいる

飛べなくていいよと言われるためだけに飛びたいふりをペンギンもした

もっとみる

アルバムの210曲目みたいな日

気がついたら2月も3分の1が終わってる、
カフェラテ味のたべっ子どうぶつが出たんだって、コンビニにさがしに行ったんだけどまだ売ってなくて(田舎だからかな)、本物のカフェラテだけ持って帰ってきた。おいしい。
あったかい飲み物とか、甘いばっかりのプリンとか、味の濃いお肉とか、そういうものでしか自分を救えない、って言ったら大袈裟か、自分の機嫌をなんとか保つこともできないことがある、
コーヒーが好きだけど

もっとみる