元講師が打ち明ける「歌手やシンガーソングライターを夢見る君へ」:はじめに
この記事シリーズについて
これから、歌手やシンガーソングライター(自作曲を歌う人)、そしてその講師を目指す人に向けて、私が「もっと早く知りたかったなあ」と思ったことを書いていく。
まずは『元講師が打ち明ける「歌手やシンガーソングライターを夢見る君へ」』へという記事のシリーズで書いていくつもり。
読者が多少増えるようなら、引き続き『元講師が打ち明ける「ボーカル講師や作曲の講師に知っておいてほしいこと」』というシリーズ記事を書きたいと思っている。
講師シリーズの記事は、プロの講師についてかなりリアルな内容になるので、一部は有料記事にしたい。
この記事を書こうと思った理由
なぜ書くことにしたかというと、まずは、「もしかしたらいくらか小遣いになったら」という下心。
そしてやっぱり、若い人が好きで、応援したいという気持ちは根本的にあるからである。
何も知らずに音楽のプロを目指した私
私が音楽のプロになろうと決意した時、今にして思えば本当に何も知らなかった。そして周囲の人に自分がプロの歌い手になると決意したことを伝える勇気もなく、相談できる人もいなかった。
それでも、講師やら、サウンドクリエイターやらをしながら、何とか音楽の仕事で食いつないできた。
そして、40歳を超えても音楽の仕事を続けることができたが、ある時ちょっと心身を壊す寸前までいってしまった。今は回復し、音楽以外の仕事をしながら元気に楽しく生活している。
私は自分の好きなことを仕事にできて、本当に運がよかったなと思っている。
講師時代に出会った1000人以上の生徒さんたちとの思い出は今でもキラキラしているし、サウンドクリエイターとして効果音やBGMを作って、楽しんでくれている人たちがいて、事業として利益も少しは出し、ネットで自分の曲に対する感想などを読む楽しさも経験することができた。
でもやっぱり、プロを目指そうと思ったその時に「知っておいたらよかったな」と思うことは結構あるのだ。
テーマは技術よりも「道しるべ」
もしも、今の若い人が歌手やシンガーソングライターになりたいと思った時、自分の進路やキャリアを考えていくための知識を伝えられたら、騙されにくくなり、自分の進む道をしっかり決めことができるし、必要に応じてよいタイミングで人生の進路を修正することもできると思う。
そこで、「元講師が打ち明ける「歌手やシンガーソングライターを夢見る君へ」」では、ボーカルや作曲の技術面というよりも、それを仕事として目指すうえで知っておいたほうがいい知識をテーマにした記事になる。
もし学校の進路相談などで、担任の先生も本人もわからない人同士でアレやコレやモメるくらいなら、先生にもこのシリーズ記事を読ませてほしい。そういう記事シリーズにしたい。
この記事シリーズの表現について
当然、私自身が直接体験したり、見聞きしたことしか書けない。ただ、事実をそのまま書くこともほぼない。私の素性も明かさない。これは、リアルな内容なだけに、そのまま書いてしまって予想外に誰かを傷つけてしまうことを防ぐため。
だから例えば、事実では「パン屋」だったのを「ラーメン屋」みたいに変えて表現することになる。ただ、伝える中身はリアルなので、参考にしてもらえればうれしい。
音楽の仕事をやめている私には「しがらみ」がない。だから、本当のところを書ける。
講師を目指している人や、現役講師の人も読んでみて
また講師を目指す人、すでに講師をやっている人にも読んでほしい。あなたが納得したら、それをあなたのレッスンで生徒さんに伝えてもいい。ただ、あなたがこの記事を真実であると保証してはいけない。そういう記事があると伝え、真実かどうかは生徒が自分で判断し、あくまでも参考にするように生徒さんには伝えてほしい。
ずっと音楽を好きでいられる記事にしたい
君の今や将来が、プロでも一般的な仕事であっても、音楽が大好きなまま音楽活動を楽しむ人生であってほしい。私は小さい頃から音楽をやっていて、音楽の仕事をする中で何度か体を壊すこともあったが、今も音楽は大好きで、実際に楽しんでいる。「あれだけ苦労したのに。まだ音楽が大好きだぞ」と思って心の中でニヤついて、楽しく暮らしている。君もそうなれ。
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