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#20世紀
11月8日、ビザンツ聖歌とラフマニノフの『晩祷』... 東方教会における教会音楽の大きな流れを捉え、深い音楽世界、響かせる!
シモン・ピエール・ベスティオン率いる、フランスの声楽アンサンブル、ラ・タンペートが、ビザンツ聖歌を織り交ぜながらラフマニノフの『晩祷』を歌う大胆なアルバム、"NOCTURNE"。 第一次大戦(1914-18)が勃発した翌年、1915年に作曲されたラフマニノフ(1873-1943)の『晩祷』。それは、ロシア革命の2年前の作品で... ソヴィエトの成立により宗教が全否定されたことを考えれば、連綿と紡がれてきた東方教会における教会音楽の最後の作品、なのかも… というラフマニノフの
11月7日、それは、ナニモノでもないラフマニノフ... ウィルソン+シンフォニア・オブ・ロンドンの密度とライトさが生むニュートラル、最高!
今、一番、気になるチームかも... ジョン・ウィルソン率いる、シンフォニア・オブ・ロンドンの演奏で、ラフマニノフの「死の島」、ヴォカリーズ、3番の交響曲。 象徴主義の画家、ベックリン(1827-1901)の『死の島』にインスパイアされ作曲された、交響詩「死の島」(1909)で始まり、お馴染み、ヴォカリーズ(1915)の、作曲家自身のアレンジによる声無しオーケストラ版(1919)、そして、3番の交響曲(1935)、という3作品... 作曲家、ラフマニノフの、骨太な面をしっかり
11月3日、いや、ジャケが気になってしまって、聴いてみたら、おもしろかった!ユダヤ風味の擬古典主義、ベン・ハイムの洗練。
ガブリエル・アドリアーンの指揮、バイエルン・カンマーフィルの演奏で、ドイツ出身、イスラエルの作曲家、ベン・ハイムの弦楽のための作品集。 パウル・ベン・ハイム(1897-1984)。 ミュンヒェンにて、弁護士をしていた父の下、ユダヤ系の家庭に生まれた、パウル(当時の苗字はフランケンブルガー... )。ミュンヒェン音楽アカデミーで学び(1915-20)、ワルター、クナッパーツブッシュのアシスタントを経て、アウグスブルクの指揮者(1924-31)を務める。その後、ミュンヒェンに戻