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今までの経験を生かせる仕事【わたし、島で働く。】

こんにちは!「わたし、島で働く。」連載企画。

今回は、7-9月に島体験生として教育委員会と海士小学校で働く、長門 星汰さんにお話を伺いました!

お話を聞いた人:長門 星汰さん
22歳(取材当時)。
大分県出身。通信制の大学に通いながら、2021年度7月より島体験に参画。

様々な場所で働くこと

成長したい!という気持ちからインターンシップをずっと探していたところ、島前地域で行われている島体験を見つけた長門さん。

大学を休学して宮古島でリゾートバイトをしたりプログラミン教室やベンチャー企業でのインターンなど様々な経験をしていたそうです。

特に宮古島の生活が楽しかったことから、離島で働くことに興味をもちはじめたと、長門さんは言います。海士町は、宮古島よりも小さな島だからこそ、小さな島の暮らしにわくわくしたそうです。

長門さんは実際に海士町で暮らしてみて、「知り合いに会う確率が高くて、人との距離が近いなと感じることが多いです。」と話していました。


長門さんは、7月~9月の3か月間で、海士町教育委員会と海士小学校に所属し、小学生の授業のサポートや、時には海士町役場と連携して、IT関係の作業も行っています。

仕事内容

仕事内容では、主に2つのことを行っています。

①海士小学校5・6年生の授業サポート
授業中の生徒のサポート、採点、授業に必要なものを準備する

②学校・海士町役場でのICT関連の作業
学校内の業務をアプリを連携させて効率化させるシステムを考える

▽小学校夏休み期間▽
アドベンチャースイム(3日間)
安全確認、子どもたちと一緒に遊ぶ

②けいしょう保育園
プールの準備、片付け、教室に掃除など

③海士小学校

事務作業、パソコンのメンテナンスの手伝いなど

④子ども預かり事業

障がいのある子どもたちとの遊びのサポートなど

海士小学校や海士町役場のみならず、けいしょう保育園など、様々な場所で活動を行っていた長門さんですが、働き始める際に不安が大きかったそうです。

「受け入れてくださった小学校の先生方のサポートがしっかりできるのか不安でした。約1週間後に夏休みに入ってしまう時期だったので、自分に何ができるのか不安が大きかったです。

ですが、夏休み期間中も、学校が始まってからも楽しい時間がたくさんありました。授業を受け持っていない子どもたちもすごく懐いてくれて、昼休みにはサッカーをして楽しかったですね。」(長門さん)

今までの経験を活かして、新たな経験を


長門さんは大学でIT系を学んでいて、ITに携わる仕事をしてみたかったことから、ICT教育に力を入れている小学校で働くことになりました。

長門さんは「やりたかったIT関係の仕事ができていること、今まで僕がやってきた経験を活かせていることが嬉しいですし、モチベーションになっています。」と話していました。

また、海士町役場の仕事では、小学校の申請書類をWEB上で完結させるシステムの作成を検討しています。試しに有給休暇申請ページの作成に取り組んでみたそうです。実際の利用はできていませんが、システムを作れる可能性を示せたのではないかと長門さんは話していました。

「このシステムを作るために、どのようにすると上手くいくのか自分で調べながら進めていきました。それをやるのにどのくらい時間がかかるのか、そもそもできるのか、初めての作業ばかりで大変でした。」(長門さん)


課題に合ったスキルを身に着けることが大切


3か月間の島体験を通して、自身の気づきをお聞きしたところ、長門さんは「スタンスの上にスキルが成り立つという言葉が心に刺さりました。」と話していました。

今まではスキルを増やして、成長したいと考えていたそうですが、スキルを増やすことを目的とするよりも、課題に対してどのようなスキルが必要で、その課題に対して自分は何ができるのかを意識するようになったそうです。

「学校の先生方が忙しく、大変な作業や人が足りていない現状を知った上で、どういう能力があればいいのか、しなければならないことは何か考えています。

今までは何に使うか決まっていないスキルが先行していましたが、課題に対して自分に何が出来るかを考えられるようになり、社会に出てスキルをつけていくことが大切だと思うようになりました。」(長門さん)

最後に、長門さんにとって島で働いてみての感想をいただきました。
「島ということもあって人が少ない分、自身の裁量が大きくなりますが、同時に責任も大きくなり、やりがいにつながっています。やはり任せていただけるのはうれしいし、やる気になっています。」(長門さん)

おわりに

今回は、海士町教育委員会と海士小学校で働く長門さんにお話を伺いました。長門さんがおっしゃっていたスキルからではなく、課題から自分のスキルを考えることは課題先進地域と言われる海士町だからこそ気づけたことかもしれません。私も長門さんの話を聞き、自分の姿勢を見直す機会になりました。

また現在、長門さんは島体験を修了し次のステップに進んでいます。島体験で得たことを活かして頑張ってほしいと思います。
長門さん、今回は貴重なお時間とお話をありがとうございました。また、撮影にご協力いただいた海士小学校の皆様、この場を借りてですがご協力いただきありがとうございました。

(インタビュー:清瀬  文:嘉根)


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