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視覚に囁く『小ご絵』

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いつも大きくて立派な扉ばかり見せられてきたように思う。 深く考えることなく、大きくて立派な扉ばかり追いかけてきたように思う。 だけどいつもうまく開けられるわけじゃない。 ある… もっと読む
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2021年12月の記事一覧

去丑来寅。

 暦は登りつめた。目盛りは2021.12.31を指している。だけどまだスタートは切れない。時計の針…

手を伸ばせば届きそうなのに。

 でも、あと少しのところで届かない。そんな歯痒さは、幸せ。  手に入れてきたものは山ほど…

積み上げて“個”人。

 教育は、量産だと思っていた。1+1は2を共有し、「文を読んでどう思うか?」の問いに、思…

幸せを感じる瞬間?

 そりゃ、痒いところに足が届いた時さ。  本日仕事納めの方もいることでしょう。  すでに…

誰かに覗かれてる?

 毎日書いていてふと思う。家に財布を忘れたみたいに、道すがらにふっと湧く。  書いた投稿…

『小音場」

 うちの文字変換くんには、ときどき困らせられる。 「そうじゃなくって」  苛立ちが、つい、…

ゆく年 くる年、その直前のプチ劇場。

 行く者、去る者。 「悲しいことだけど、ワシの1年は今日から始まるのじゃ」  2022へお先に。  師走の31日間、人は1日たりとも後ろを振り返らない。時間は光陰の矢と化し、ToDoリストから「やること」がブワブワと湧き出してくるからだ。  でも、心配しないで。わたしたちはアナタを忘れたわけじゃない。「よいお年を。サンタさん」

家クリ。

 在宅勤務に家飲み、リモートとリゾートがくんずほぐれつ家の中でモゾモゾいってる「リモゾー…

涙のフライドポテト。

 画面の片隅に腰を降ろすスーツの男が、指に挟むタバコから仕入れた煙を吐き出し、空いた画角…

つい。

 ソイツが現れると、つい夢中になってしまう。  そんなことって、ときどき起こる。  忘れ…

彼も苦労していますから。

 北の異国・函館には、五稜郭タワーという、それはそれは天空に聳え立つ見上げんばかりの展望…

冬には色彩が落下する。

 冬になると色彩が落ちていく。  吸い込まれるように、抜けていく。  木立から紅が抜け、…

まもなくメリークリスマス。

 ボクにもやってくるかな?  首は寒いから引っ込めてるけど、鼻を赤くして待ってるよ。

Faraway So Close.

 こう忙しいと、映画を見にいくゆとりなし。人に教える師たる立場にあらずとも、かくも慌ただしいのは、残された時間のカウントダウンが平等に降りそそいでいるせいさ。  ダルマさんが転んだ、と唱えたそばから眼前に迫ってくる忍者足のアイツのように、2022がそこまで迫っている。  やるべきことは年を跨がず、しっかり決着。よぶんな重みはかっちり断捨離しちゃってさ、時の翼は軽やかに、気持ちキリリと拓ける時代を迎えましょ。