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彼も苦労していますから。

 北の異国・函館には、五稜郭タワーという、それはそれは天空に聳え立つ見上げんばかりの展望塔があってさ。旅箱に入って「△」にタッチ、するとたちまち地上90メートルの時代までひとっ飛び。

 今まさに白銀時代の突入期で、こんな時にはサンタが外壁登るのが恒例の風物詩となっててさ。登山なら、もうあとひと息の詰めどころ、八合目を過ぎたあたりなんだけど、最後の関所がオーバーハングときているものだから、最後の一手が決まらない。12月中、ずっと展望台下で止まってる。

 サンタ登るも、毎年決まってそこ止・ま・り。

 でもさ、イラスト世界には物語の展望が拓けていてさ。

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「ワシとしたことが。てっきり煙突だと思っておった」

 こんなことで今年は間に合いそうにないものだから、世のお父さんお母さん、悪いけどあとは頼みます。

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