どっしりとした苦みをにごりで柔らかに包み込む 「ARIGA TOSACO」で伝える たくさんの「ありがとう」
本と囲碁を愛する、優しくて穏やかな父
父は「自分のことは自分で決めなさい」が口癖で、少し放任気味。でも相談すればどんなに疲れていても眠そうな顔ひとつせずに話を聞いてくれたし、いつだって最強の味方でいてくれた。
わたしはそんな父が大好きだったし、心底かっこいいと思っていた。
でもいつからだろう。
父に相談をすることはなくなった。相談事は友人や先輩にしたし、「甘える」先は恋人になった。多忙で家にいない父がたまに早く帰ってきても、一緒に食卓を囲むことななかったし、「最近どうだ」