見出し画像

自然のめぐみと、父への感謝を込めて 湖畔の杜ビール『父の日ビール』

父さん第二号

「父さんみたいな“おっさん”にはなりたくない」

物心ついたときから、僕はそう心に誓っていた。お腹はバランスボールみたいにふくらんでいるし、顔はキャラクターみたいにパンパンで、なんだか変でセンスのかけらもないTシャツばかり着て、面白くもなんともないギャグを自分で言っては一人で爆笑しているし。そのくせ、土日でも電話口に向かって頭を下げている。

だから僕は、歳をとっても筋肉質でスタイリッシュにスーツを着こなして、仕事はバリバリこなす“かっこいい大人”になって、「パパ素敵!」って子どもに憧れられる親になる!はずだったのに。

気が付けば、僕のお腹の肉はベルトの上にしっかりと腰掛けるようになったし、学生時代は爽やかだったのに、最近はねっとりとした汗をかくようになった。

「パパ、おじいちゃんにそっくり〜」

最近娘に言われて、半信半疑で鏡を見ると、誠に遺憾ではあるがそこに映っていたのは紛れもなく「父さん第二号」だった。

画像3

でもちょっとおかしい。どの角度から見ても、「父さん第二号」なんだけど、何かが物足りない感じがする。でも何が足りないのかはわからない。お腹のふくらみだろうか。

僕と父さんのお腹、いわゆる“ビール腹”を形成しているのは紛れもなくビールである。だから僕は、僕と父のお腹のなかにたくさん蓄えられているであろうビールを、それもとびっきりのクラフトビールを、父の日に贈りたいと思う。

酒は風土を醸すもの

大自然、秋田県田沢湖にある「湖畔の杜ビール」。自然豊かな地元の原料を取り入れたビールは、たとえ同じ技術があったとしても他の醸造所では真似できないものだ。

明治時代からビールを愛してきた日本人のため、日本人の口にあい、日本人の体に染み込んでいくような味わいを徹底的に研究している。

開業以来、「湖畔の杜ビール」は『酒は風土を醸すもの』のポリシーを大切にしてきた。だから、米どころ・秋田県の風土らしく、ビールの原料には米が使用されている。
この“秋田らしさ”を陰で支えているのが、オリジナルの釜だ。

画像2

仕込み釜は2釜式が一般的とされる中、「湖畔の杜ビール」では3釜式を採用している。通常の煮沸釜、ろ過釜に加え、オリジナルの釜「ライスクラッカー」がある。このライスクラッカーには、お米を糖化させるための重要な機能が備わっているのだ。

これにより、雑味が一切なく、透明感ある美しい味に仕上がり、一つ一つのビールの微妙に違う絶妙な味わいが引き出されている。このライスクラッカーがいわゆる「湖畔の杜ビール」らしさを表現する要だ。

自然のめぐみが詰まった父の日ビール「味わい 天恵」

そんな「湖畔の杜ビール」の真骨頂とも言える「味わい 天恵」が、父の日限定ラベルで登場する。もちろん、「味わい 天恵」にも秋田らしく、米が原材料として使用されている。それも、冷涼な風土で磨かれたブランド米「あきたこまち」だ。

画像4

ライスクラッカーの微調整により引き出されたの絶妙な味わいは、ふくよかで深みがあり、それでいてこだわりのキレの良いのどごしが次の一口を誘う。

天の恵みである太陽、雨、霧、月、水、そして米、酵母。それらがまるで奇跡のように交わり絡まり、「味わい 天恵」が生まれる。

画像1

素材にこだわるのはもちろん、細部にまで一切手を抜かずこだわることで素材を活かす。それこそが「湖畔の杜ビール」が考える、自然の恵みに対する最大の感謝の表し方なのだ。

感謝の気持ちを伝える日である父の日に贈るビールとしてはふさわしいのではないだろうか。

感謝のキモチ

画像6

“父さんみたいなおっさん”にきっちりとなってしまった僕。でもどこか、何か足りない僕。それはきっと、「湖畔の杜ビール」が自然に感謝するような、そんなちょっとした気持ちなのだろう。

「パパはおじいちゃんに似ている」なんて皮肉なことを言う愛する娘がいること、「私も最近太ってきたし一緒に走る?」なんて言ってくれる妻がいること。

そして、「父さんみたいにはなりたくない」なんて言ったこんな僕を、ガハハと笑いながら育ててくれた父さんがいること、父さんが元気でいてくれていること、「一緒に乾杯しよう」とビールを贈れることに。

画像5

鏡を見たとき、父さんの方がなんだか大きく見えた。あの大きく膨らんだお腹の中には、いろいろなものに対する感謝の気持ちみたいなものが詰まっているんだろう。もちろんビールも僕よりたくさん詰まっているはずだけれど。

あぁ、僕はまだ、“父さんみたいなおっさん”にさえなれていないじゃないか。

文:フジタ マナ

・HP

https://www.orae.net/beer/

・Instagram

https://www.instagram.com/restaurant_orae/?hl=ja

・Twitter

https://twitter.com/SanktGallenSHOP

・Facebook

https://www.facebook.com/kohannomori/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?