見出し画像

#36絵を描く。 世にも奇妙なグレーの世界‐①

凸凹発達の9歳息子の絵を展覧しています。

言葉の壁が厚い彼にとって、絵を描くことは、自身を表現するツールの1つになっています。

毎日A4コピー用紙にせっせとしたためる絵の数々は… 
少し前には
B5の自由帳にそのフィールドを移しつつありましたが…

また最近はA4コピー用紙にカムバックです。

今回は、息子の絵と共に世にも奇妙なグレーの世界へあなたを誘います。


普段は特に気にも留めないモノ
当たり前だと信じているコト
誰も疑わないソレ

私達はあらゆるグレーに晒されているにも関わらず
無意識になんとんくでやり過ごせているのが大半で
ソコに不思議さをも特段感じずに日常を送っています。
でも、ソレって実は奇妙なコトなのかもしれません。
みんなが同じ感覚でモノを視ているはずがないのにも関わらず
おおよそ同じグレーゾーンを共有しているわけで…
コレって一体どういうことなのでしょうか。
実に奇妙な世界ですね。

ビックカメラこじまの信号機 BY.息子9才


さて。

息子は白黒ハッキリ別れている事柄を認識するのはできます。

これは訓練の賜物と呼べるものです。

3歳半くらいまで、彼の世界にはNO!の選択肢がありませんでした。
それ故、溜まった感情を癇癪で表現していたわけです。

NO!の世界もあることに気付いてもらうため、
◎か☓かの2択を使い、
日常の細かいことを可能な範囲で選ばせました。

NO!を言っても◎であること
NO!を言っても大丈夫であること

これを獲得したおかげで癇癪が少しずつ減っていった衝撃を今でも鮮明に思い出せます。

そうか。今まで息子の生きる世界は1択でできていたのか。

と 思うと

小さな身体でよく耐えていたな。
そんな世界では癇癪も起こしたくなるよね。2択の世界を獲得できて本当に良かったと安堵しました。

わんわんトラックがゴミを落とす&信号機
BY.息子9才


しかし、そんな安堵も束の間。

残念なことに、
世界はオセロのように白黒の2択のゲームではありません。

そう。

グレーが存在するのです。

このグレーゾーンは超重要かつ厄介者で、
白または黒の面積の比にならないくらい
濃淡や明暗で無数な広がりを見せているものなのです。

2択世界から一気に3択以上の世界が
容赦なく息子に攻め入ります。

全てにおいて2択が使えるわけじゃない…

息子にとっては、昔も今もこの先もコレを獲得するために
グレーの事象に1つずつ向き合わされ続けるのです。
控えめに言って 苦行です。

彼は、グレーの種類を細かく見極めてしまう感性を持っているのでしょう。
それ故、選択肢が増え続ける世界が無限に広がり襲い来る
という得体のしれない怖さがあるのかもしれません…
だから、毎回グレーを理解するために
何度も同じ質問を執拗に繰り返し
不安の沼にハマっていきます。

私自身は子供の頃から、ざっくりグレーを一括りに感じてスルー出来るタイプ(およそ3択の世界)だったので、
息子の難儀な修行の森で共にさ迷い
付き合わせれ続けるのかと思うと
控えめに言って お腹がいっぱいです。

(勝手に)広島ららぽーと?の信号機 BY.息子9才


そんなわけで。

3年生になり、新たに気付いてしまった
グレー世界の奇妙な難題

・時間編【間に合う間に合わない問題】
・季節編【カレンダーと季節と温度と半袖長袖問題】
・色編【色味・色彩・何色問題】
・社会ルール編【ハンドドライヤーが使えるか使えないか問題/お友達がルールを逸脱する問題】
・交通ルール編【黄色信号と渋滞と切り替わり時間問題】

北海道のイオンの信号機 BY.息子9才


難儀なグレー世界は
息子の感性を通過すると
実に奇妙な世界にチャンネルが切り替わります。

いや。

息子からしてみれば
私の視ている世界の方が奇妙なのかもしれません。

互いに互いを
奇妙な世界を視ているヤツだと思いつつ
同時に面白くも思っている

と まぁ…

『奇妙』に情緒を感じてしまった次第です。

長くなったので続きは次回にします。

ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?