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社会人1年目の私が3ヶ月働いて思ったこと

こんにちは、小春です。
社会人になって3ヶ月が経ちました。早すぎる…。

飛ぶようにすぎていった4、5、6月。自分の気持ちとゆっくり向き合う時間を持てていなかったので、ちょっと振り返りをしてみようと思います。

3ヶ月を振り返って

緊張でガチガチだった4月

4月はとにかく何をするにも緊張していました。

出勤するのも、上司に声を掛けるのも、お昼ご飯を食べるのも、退勤するのも。

ずっとこんな感じだったので、定時で帰っても疲れすぎて10時には布団に入って爆睡する毎日でした。

4月の後半からは電話対応も始まりました。はじめは呼び出し音が響くたびにビクビクしたり、緊張しすぎて名前をど忘れしてしまったり、色々やらかしました。

「電話対応は会社の顔」
何かの記事でこのワードを見たこともあって、「ここで私がやらかしたら会社の顔に泥を塗ってしまう」と自分で自分にプレッシャーを課していたのも余計に緊張する原因だったんじゃないかなと思っています。

今でもたまにあたふたしてしまうこともありますが、最初の頃よりはだいぶ慣れてきました。少し余裕ができたので、改めて「会社の代表として電話を受けていること」を忘れないように対応していきたいです。

何もできない自分に絶望した5月

新入社員にとってゴールデンウィーク明けは魔の期間。

4月よりもやることが増え、それと同時に「自分ってこんなにできないんだな」と感じることが増えました。

取材先ではうまく質問できなくて取り乱してお騒がせしてしまったり、報連相がうまくできずに期限に間に合わせられなかったり。

もともと泣き虫な私。4月からずっと気を張っていたのが限界に達したのか、いつにも増してよく泣いていました。

人に頼ることが苦手な私は、何か困ったことや助けてほしい時に言えずに溜め込んで結局キャパオーバーしてしまうことがよくありますが、またやってしまいました。

「こんなこと相談していいのかな」とか「今忙しそうだし」とか、色々考えてしまうんですよね。そして新人あるある、「何がわからないのかがわからないからなんて説明したらいいのかわからない」。

でも、3ヶ月働いてみて1人でなんでも完璧にこなしている上司はいないことに気づきました。

わからないところはわかる人に聞いたり、確認をお願いしていたりするのを見て、「なんでも1人でやろうとするんじゃなくて、頼るところは頼って質のいいものを期限までに作ることの方が大切。私ももっとうまく人に頼れるようになりたい」と思いました。

自分に足りないものを知った6月

6月に入ってはじめて大きな案件に関わらせてもらいました。

いつもより多くの人が関わっていて、納期も短かったのでとにかく必死にできることをやりましたが、入社して一番忙しくて悩んで悔しい経験になりました。

最後までやり切れなかったことはもちろん、デザインの感覚のなさ、デザインの意図をうまく伝えられなかったり、ユーザーにわかりやすく伝えるためにはどうしたらいいのか全然考えられていなかったり、上司の指示の意図が理解できなかったり、資料を漠然と読んでしまい改めて要点を聞かれたときに答えられなかったり…。

足りないものは自覚しましたが、何からどうやって身につけていけばいいのか、ただいま迷子になっています。

ポンコツすぎる現実の私と、早く役に立てるようになりたいと焦る私。

しばらくこの葛藤は続きそうです。


会社のこと

6月上旬、取材先の喫茶店でお茶をさせてもらったときに、私は店主さんと仕事の話をしていました。

その中で私が「職場の上司、みんな尊敬でしかないんです」と言うと、店主さんに「それはすごく幸せなことだよ」と言われました。

私が今の会社に入社して、強く感じていることは「働く上司の姿がかっこいい」ことです。

私が入社した会社は公的なサイトから一般の企業のサイトまで幅広く手がけていて保守管理やシステムの開発、メディアの運営まで行っています。

しかも少人数でこれらすべてをこなしているんです!そして色々なお客様との繋がりの中に信頼を築き上げてきたすごい会社で、これは私が入社したいと思った理由の一つです。

入社してから実際に働く姿を見て、お客様の期待に応えるために「どうしたらわかりやすくて使いやすくなるか」「ユーザーに心地よいと思ってもらえるか」徹底的に考えて形にしている姿に、こういうところから信頼が生まれていくんだなと感じました。

そして与えられたもの、今あるものをそのまま形にしていくんじゃなくて、一度問い直している姿には、はっとさせられました。

取材に同行させてもらったときには、一方的に質問をするんじゃなくて自然な会話の中で話を聞き出している姿、相手が話しやすいような雰囲気を作っている姿に「かっこいい」と思いました。取材が終わった後に上司にそれを伝えたら「もう何年もやってるから」と言っていましたが、私からしたら何年も続けていることがそもそもすごいことです。

社内にはプログラムを軽々作ってしまう職人もいます。軽々作っているのかはわかりませんが、私にはそう見えます。しかも1人で対応しているのがまたすごい。

そしてデザインのあしらいがすごくうまくて、取材もデザインもしっかりこなしている姿がかっこいいデザイナーさんもいます。年が一番近いのでよく色々相談させてもらっています。

「すごい」「かっこいい」を連発した小学生並みの文章になってしまいましたが、とにかく私が働く会社の上司たちは尊敬でしかないんです。

そんな上司たちも社内行事のボウリング大会や飲み会の席になるととっても面白いです。

私は自分から話を振るのとか苦手で、まだあんまり会話で盛り上がれないんですが話を聞いているだけで結構楽しい(笑)

社内の習慣で社員の誕生日にケーキを食べたり、期末にサーティーワンアイスチャレンジ?なるものがあったり、なかなか面白い会社だなと思っています。


悩んでいること

報連相がうまくできない

入社して3ヶ月が過ぎましたが、いまだにうまくできていません。

あらかじめ間に合わなさそうだと確実に分かるものはちゃんと報告できるようになりましたが、まだ自分がどれくらいの時間で仕事をこなせるかが分からない部分もあって提出や確認がギリギリになってしまうこともあります。

そしてどこまで報告をすればいいのかわからない問題。これは結構難しいなと思っていて、例えば「フォルダにデータを入れておいてください」と言われてデータを入れて、その後「データを入れました」と報告した方がいいのか、しなくてもいいのか…。

でも、「私が上司の立場だったら」と考えると報告がないよりもあった方がいいなと思うし、「迷ったらとりあえず報告しよう」くらいの方がいいのかなと最近は考えています。

枠に囚われたデザインをしてしまう

「つまらない」「綺麗すぎる」「きっちり分かれすぎ」

私のデザインに対してよく言われることです。

デザインの原則、コンテンツ幅などを意識しすぎるあまりそうなってしまい、逆にそれを解消するために背景をはみ出してみたりすると「それは違和感しかない」と指摘されてしまいます。

「デザインに優しさとユーモアが欲しい」

これは社長に言われた言葉ですが、いまだに「ユーモア」の部分がよく分かっていません。

私はまだデザインの引き出しが少なすぎるし、そもそも原則をまだしっかり理解し切れていない部分もあります。

たまに弱気になると「もしかして私にはセンスがないんじゃ…」と思ってしまうことがありますが、入社してすぐに読んだ水野学さんの著書『センスは知識からはじまる』の中にある「センスは知識から生まれる」という文章を思い出して自分を鼓舞しています。

そういえば、去年採用が決まってアルバイトをしていたときに社長から送られてきたメールの中に「常にアンテナを張って色々なものを見ることでセンスは磨かれ、自分を通してアウトプットすることでオリジナルのデザインができあがる。だけどその時に「自分」がスカスカだったら何も生み出せない」とあったことを思い出しました。

私はきっとまだスッカスカで中身が空っぽ。
だからこそ色々なデザインを見て引き出しを増やして、さらに色々な知識を学んで、色々な価値観に触れて刺激を受けて「自分」を豊かにしていかないといけないなと思いました。

わかりやすく伝えることが仕事なのに自分がそれをできていない


私は、よく「何を言ってるかわからない」と言われます。

これは話している私からしても「自分、何言っているんだろう」と思うことがあって、そういうときって大体緊張していたり、全然考えていなかったことをいきなり聞かれて焦っていることが多いです。

自分に余裕がないときって頭が真っ白になって「相手にどう伝えたらわかりやすいか」って考えられなくて、とにかく伝えないとって焦ると結論から話すのを忘れるし、結論以外のことをつらつら話しすぎて結局何を言っているのかわからなくなるし。

これから人前で話すことも増えていくだろうし、緊張しいであがり症の私は不安しかありません!!

これから頑張りたいこと

私がこれから頑張りたいことは
・報連相をちゃんとできるようにすること
・デザインのクオリティを確実に上げていく
・相手にわかりやすく伝えるにはどうしたらいいのかを考えること
です。

上司たちみたいになりたいとか、うまく取材ができるようになりたいとか大きな目標もありますが、大きすぎて立ち尽くしてしまいそうなので今の自分にできそうなことからやっていけたらなと思います。


長くなりましたが、私の3ヶ月をざっとまとめてみました。

もっと色々なことがあって書きたいことがたくさんあるので、それはまた別の投稿で。

そういえば最近、親友と仕事の話をしていると「なんだか楽しそうだね」と言われます。

ダメ出しをくらってHPが削られたり、ポンコツな自分に嫌気がさしたりと悩んで苦しむことの方が多い今日この頃ですが、不思議なものでそれらも全部含めてワクワクしている自分もいるんです。

新入社員として働き始めて3ヶ月。上司はもちろん、家族や友達、松本に来て出会った人たちの支えのおかげで今私は頑張れているんだと実感する日々です。

まだまだポンコツ社員で何もできない自分に悔しくなってばかりの毎日ですが、支えてくれる人たちにちゃんと恩返しができるように立派な社会人になっていきたいと思います。

では最後に大好きなジブリ作品「魔女の宅急便」のキキのセリフを。

「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」

宮崎 駿(監督)、1989年『魔女の宅急便』

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