疲れはどこからやって来るの?
疲れと一言でいうけれど色々な種類がありますよね。
肉体疲労?精神的な疲労?
毎日疲れがたまっているの?元気が一日もたない?
疲れを中医学で考えてみたときのお話です。
元気の素は?
元気の素は気力です。
気力は毎日の食事を材料に作られます。消化吸収する消化器系を主る脾の働きも重要になります。
ちゃんと栄養のある食事をしっかりとれていますか?睡眠は充実していますか?お通じはスムーズですか?胃腸は元気ですか?
気は内臓を動かす力にもなり、足りなくなると内臓機能低下をまねいてしまします。
イメージとして糖類や代謝系に関係するビタミンB群が不足すると気が不足することがあるかもしれません。
そして元気の素の気を運ぶのは血と言われています。
血は充実していますか?
生理学としての血液は、血球と血漿といわれる体液成分で構成されます。
血球は細胞なのでタンパク質、ビタミン類、赤血球なら鉄も主な材料です。
栄養素は腸などの消化器系を介して吸収されますね。外から吸収された栄養素が十分あるかも関係してきますね。
中医学の血は気と体液成分を材料に作られます。気と同じく体の栄養成分とも考えられていて内臓を濡養してくれます。
五臓の肝・心は血との関係も大きく、不足になると自律神経系や精神活動が不安定になることがあります。
そして血が流れることで気を体全体に隅々まで運んでくれます。
これだけではないですが、ちょうど血液が酸素という気を運ぶイメージかな。
気と血はお互いにどちらかが足りなくなると一方も不足するという関係です。
血が陰、気が陽の関係になるわけです。
気血が不足しやすい方は夜まで元気が持たないこともあるかもしれません。
体の巡りはいかがでしょうか?
では、気血はちゃんと流れていますでしょうか?
血は気が押し流すと言われています。気の巡り!
ストレスがここで出てきます。
ストレスは対人関係などだけでなく、気候の変化、環境の変化、大気汚染、激しい運動など様々なものが体にプレッシャーを与える時に発生します。
一時的なストレスを受けると筋肉や血管は緊張します。すると血流が一時的に悪くなります。
緊張して指先が白くなるのは、緊張から指先の血流が悪くなっている証拠です。
ストレスの大きさで体に起こる影響の大きさも変わってきます。
気血の流れが悪くなってしまうと目標の場所までに気血という栄養素が届きにくなることがあります。
すると内臓機能の低下や老廃物の回収などが滞り、疲れが発生したり、抜けにくくなってしまう事があるかもしれません。
もし巡りが上手くいっていないなら養うことよりも循環させることが大切です。
家でゆっくり休むよりも軽い運動や外を歩いたりの気分転換の方が疲れが抜けるかもしれません!
材料が足りていないのか、送り出す力に不具合が起こっているのか。自分の毎日の体調や今の状況を見て原因が見えるといいかもしれませんね。
ご質問などございましたら答えられる範囲になりますがお答えしてみようと思います。
コメント欄にお願い致しますね。
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