わが家の生姜焼き
最近、生姜焼きにハマっている。
フライパンでいい具合に焼き色をつけ、とろとろのたれに絡めた肉。
口に入れれば、やわらかい肉と甘辛いたれがとろけて、至福の時間を味わえる。
生姜焼きの作り方にもかなりこだわりがある。
生姜の皮をむかず、そのまま使うのだ。
意外と知られていない事実だが、生姜の中で一番香りが強いのは皮なのである。
香りだけでなく、辛み成分や栄養も豊富。
ここでいう栄養とはポリフェノールとジンゲロールである。この成分は、抗酸化作用(アンチエイジング)があるので積極的に取り入れたい。
また、生姜の皮はけっこう剥きにくいので、皮をむかないということは、下ごしらえの手間も省けて一石二鳥だ。
生姜焼きにつける粉に対してもマイルールがある。
レシピ本などを見ると使う粉は小麦粉、片栗粉と別れるが、うちではだんぜん片栗粉だ。
一見似ているように見える両者だが、実は違いがある。
小麦粉は肉をジューシーに仕上げるには便利だが、焦げやすいという一面がある。
そのため、火加減に注意が必要なのだ。
もちろん手早く調理をすれば、肉が焦げることはないのだが、できればゆっくりと料理をしたい。
といった理由から、小麦粉よりも焦げつきにくい片栗粉を肉にまぶしている。
さらなる片栗粉のメリットは、
・調味料が絡みやすくなる
・表面がコーティングされるため、火が強くても水分が逃げない
この2つだ。
生姜焼きに何を求めるかで、どちらを選ぶか決まってくるが、しっかりとたれをまとわせたい。なので、だんぜん片栗粉。
粉のつけ方にも工夫がある。
肉に粉をまぶすときは、全体にびっしりとつけるのでなく、まだらにつけるのだ。
こうすることで、口に入れたとき、たれがしっかりついている部分と、そうでない部分が現れる。
このまだらこそが我がこだわりなのだ。
人の舌というのは、同じ食感、味を感じていると飽きが来やすいといわれている。生姜焼き自体が味が濃いため、とくに食べ飽きるのが早い料理と言えるのである。
せっかく生姜焼きを堪能するなら、最後まで重たく感じずに完食したいものだ。
なので、生姜焼きの粉付けは、必ずまだらにつけている。
粉をまぶせは、終わりも近い。生姜焼きの完成が見えてきた。
好みのたれに生姜を合わせて、混ぜておく。
たれは醤油・酒・みりん・砂糖を各大さじ1の配合で、甘口に仕上げる。
甘めのたれは白ごはんにとても合い、肉とご飯を交互に食べ出したら止まらなくなる。
これぞ悪魔のおかずではないだろうか。
たれができたら、強火にしたフライパンに肉を乗せ、両面をサッと焼きつける。
肉に火が通り、いい塩梅になったら、さきほどのたれをひとまわし。
皿に盛り付ければ目の前には、
フライパンでいい具合に焼き色をつけ、とろとろのたれに絡めた肉。
出来たてを口に入れれば、やわらかい肉と甘辛いたれがとろけて、至福の時間を味わえる。
そうそう、生姜焼き必須アイテム、「キャベツ」も忘れずに!
生姜焼きのレシピはこちら↓
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