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お金持ちについて考えてみる2 港区女子へ

こんにちは、めっちゃ仕事人です。

今回も引き続きお金について考えていきたいとおもいます。

前回はお金持ちについて給料の観点からアプローチしてきた。 お金持ちと感じる年収は3,000万を稼げる人たち。国内全土では1000人に一人、外資系証券では10人に1人くらいが到達可能な水準という結論だった。さらに外資系証券をサンプルにした例では35歳程度で大卒平均生涯年収を稼ぎ、55歳のリタイア時点までに8億円程度の収入を稼ぐという具体的な数値感をお伝えした。(あくまで一般論である。実際の給料水準は限定公開でおって紹介する。

今回は、もう一つのお金持ちである資産家についても考えてみようと思います。それぞれの記事を見て実現可能性が高いのはどちらなのか、読者には一度考えてみて欲しい。大学生、新卒社員、MBA留学生、ベテラン社会人など読者の属性によってどちらの実現可能性が高いかは大きく変わってくるだろう。お金持ちになりたいと考えるのなら真剣に考えるのがよいだろう。

お金持ちといわれる資産家について

さて、前回のお金持ち考察では、1000人に1人と呼ばれる水準に達する年収を稼ぐ人として具体的な数値である年収3,000万円と55歳時に8億円の収入総額という数値に着地した。今後の議論展開のため、同様のアプローチは取らず、「すごい年収を稼ぐ人が55歳時に到達するであろう資産額を有する人達」をお金持ちな資産家と再定義することにする。8億のうち手取り収入はざっくり4億であろう。30%程度を貯蓄あるいは資産運用にあてるとすれば1億円程度の資産が形成されていることとなる。1億円の資産を保有する日本人は何%程度いると思うだろうか?年収3,000万円の外銀マン達が漸く到達する水準なのだからごくわずかな割合になることが推定される。

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上記NRI推計(2018.12.18 NRI ニュースリリース記事より抜粋)によると1億の資産保有者は富裕層に該当することとなる。(このデータは世帯別になるため厳密には先ほどの3,000万以上の年収を稼ぐ個人との比較は厳密ではない)

するとどうだろうか、富裕層(資産1憶円)は50世帯に1世帯程度であることがわかる。

さて、この資産家の内訳はどのようになっているだろうか。残念ながらWeb上に情報がなく、内訳は不明である。しかしながら、興味深いデータがあるのでこれの紹介をもって資産家とはどういう属性の人がなりうるのかについて考えてみる。 少し古いが下記のNRIのデータをご覧いただきたい。(2018.12.18 NRI ニュースリリース記事より抜粋)

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2000年からリーマンショックを経た2017年にもっとも資産を増やしているのは超富裕層であり、およそ倍程度までなっている。次に、富裕層、準富裕層・・・と裕福であればあるほど資産を増やしていることがわかる。そのからくりを簡単に分析してみると、以下の表(上記NRIのデータをもとに筆者作成)がシンプルに解と言えそうだ。下記表の右、リーマンショック時の資産額変化を見て欲しい。属性が裕福になればなるほどリーマンショック時に資産が目減りしていることがわかる。つまりは、保有金融資産が損失を出したために資産額が減っているといえる。

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金融資産は短期的には損失となるも、長期保有によって一定程度の水準に戻ることは期待される。その後は株式市場の回復にともない、大きく資産を増やしていることが分かる。

投資とはリスクを取りリターンを得る事であり、保有するリスクに適したリターンを積み上げていく行動と筆者は認識している。お金持ちと呼ばれる富裕層・超富裕層は金融資産への投資を行い、時間という魔法を使い資産をコツコツと積み上げたといえよう。こうして積み上げられた資産は次の世代へと脈々と受け継がれていくことになる。

話を戻して、お金持ちである資産家とはどういう人なのかと考える。まず一代で稼ぐには年収ベースでは3000万(1000人に1人)の外資系証券や美容整形外科医あるいは麻酔科医が到達できるだろう。しかしながら、それ以上に富裕層は存在している。(50世帯1世帯)富裕層の多くは金融資産を有して時間を武器に財を成している傾向がある。したがって、投資家あるいは経営者一族で大枠をとっていると想定される。

だいぶ粗削りではあるが、結論を導こう。

まとめ

お金持ちな資産家とは1億円以上の資産を有する資産家(世帯)のことをさし、50世帯に1世帯程度が該当する。

これらに属するには、2通りのアプローチがある。港区女子にはぜひこれ以降のコメントを参考にしてほしい。

(A) 1代で給料を元手に資産を形成するお金持ち資産家

その1.これを達成するには年収3,000万円、1000人に1人の狭き門を突破する必要がある。職業は外資系証券あるいは美容整形外科、麻酔科医だ。

その2.最近はベンチャー起業からM&Aによる事業売却もしくはIPOをすることによって多額の資産を形成する例も少数ではあるが見受けられる。この方法も可能であろう(到達率については別の記事でさらに考察していくことにする)


(B) 世代を超えた相続によって形成したお金持ち資産家

(A)の到達難易度を考えれば、もっとも多数になるのはおそらくこの方法であろう。お金がお金を生むのだからあたりまえのことである。これらの人に巡り合うには親以上の世代が経営者や投資家であることが条件となろう。およそそのような世帯は日本の中枢都市を拠点にしていることが多いだろことから、いわゆる港区女子のあたり先である港区はよい狩場となりうる。 ただし、出会いの場において職業を聞いただけではお金もちかはわからないだろう。ただのぺらぺらの経営者かもしれない。同じ経営者でも親から次ぐ資産家であることをきちんとデューデリジェンスすることがお金持ちとの関係構築に繋がると考える。


最後活用例の紹介

これらお金持ちについて考える2シリーズを振り返り、僕が港区女子なら以下の方法でお金もちをスクリーニングする。そうとうにとがっているが、あくまでお金持ちと知り合いたいという点だけに主眼をおいたかなり隔たった内容であることはご理解いただきたい。

1.まず職業を確認。

=>外資系証券、美容整形外科医、麻酔科医であればクリア、それ以外であれば2にすすむ。


2. 資産額の推定に入る。

=>親の職業や兄弟関係、住んでいる場所や幼少期の過ごし方、大学時代の過ごし方に加え、金融に関するちょっとした質問もするのもよいだろう。株のことや不動産のことについて知ってる事を聞いてみる。世代にまたがるお金持ちは金融資産の保有によって財を成していることが多いためこの質問は子である息子にも受け継がれているだろう。特にこれら富裕層は税金の話などは日常的にするはずである。この質問ではっきりしなければ時間の無駄だ。おいしい食事とタクシー代を貰って満面の笑みを振りまいておさらばだ。



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