日本の情けない,自給率
今なぜわたしは、日本の自給率を嘆くのか
わたしはむかし、そう…311の事件簿が起きてから、自動車免許を取った。
田舎住まいをする覚悟を決めたからだ。
東京でも放射能が拡散していると言うことを知り、どこに避難するか,とても苦悩したものだった。
今は日常になったが、あの時にもマスクはもっと手放せなかったっけ…。
引っ越しをするには、その前にやるべきこと…つまり、田舎では足がないと、独りではニッチモサッチも行かないだろうと、車の免許を取ることにした。
その後,事情あって東京にいる他ない結果とあいなり、フォークリフトの免許も持ち、東京に近い農地でコンテナを運ぶなどの手伝いが出来るように準備しようと考えたが、いまだに使えていない「ペーパー」である。
普通四輪車は何とか,たまに乗っている。
しかし、フォークリフトは何時間かおさらいをしないと1人前にはとうてい,運転は難しいだろうと思う。
とにかく、フクシマが汚染地帯になってしまい、次々と栃木や東京の公園の森林なども除染をしないと高濃度だと言うことを聞いて、フクシマと言う農業大地帯がやられたら,日本の農業の自給率が更に下がる危機感を持った。
やがてフクシマの農業も徐々に復活して来たし,パルシステム東京で、いち早く除染のように,放射線量を低減する工夫を試行錯誤して、国の基準よりも厳しい値での生産物出荷が成功して行った。
日本の1次産業の危機的側面
しかし第2の課題と言うか,以前からの問題としては、農家の高齢化が頭をもたげている。
わたしももう,若くはないが、何か手伝えることをしたいと常に思ってる。
何か日本の農業を少しでも支えて,自給率アップが出来たら良いのになぁと、日頃からそんなことを考えている。
晴耕雨読なんて,悠長なことが言えない、地球温暖化も問題としてあるから、そう簡単なことではないと,覚悟もする。
それならば、東京のビルのすき間で引っ込んで暮らしていてはダメなのも、自分なりに分かっている。
しかし、いろいろな土地に行って援農したり、農業の見学やお手伝いをしに旅したりしていたが、万策尽きたしお金も尽きた^^;
そしてツレの所有する「猫の額の九十九里の畑」1本で、取敢えず自分の足元の自給自足についてを考えるしか、今は残されていない身の丈を思い知ることになる。
ただし!
ただしだ!!
日本の農業を支えることは、国防と言う大テーマにも関わることを,このnoteをご覧の皆さんは、お気付きだろうか?!
今日の本題は、ここにある👆❕💦
お分かりの方には、多少回りくどいかも知れないが、少々お付き合い願いたい。
このグラフを見れば、わたしがもう何も言わなくても分かって頂けるだろうか…。
これは、日本の場合は平成30年度、韓国は平成29年、スイスは平成28年、それ以外の国は平成25年の数値で、出典資料としては、農林水産省「食料需給表」。
式で表すと、「食料自給率=自分の国で生産している食料÷自分の国で消費する食料」となる。
この作り方では順位が、一目では分かりづらいので…
世界の自給率ランキング
1)カナダ
2)オーストラリア
3)アメリカ
4)フランス
5)ドイツ
6)スペイン
7)オランダ、スウェーデン
8)イギリス
9)イタリア
10)スイス
…の順番で,合っているだろうか?
この直接のグラフは、このサイト・東北農政局のページを参考にした👇
※ 上のデータの何処を見たら分かるのか?が、分かりにくい迷宮のページだから,その一部のExcelデータを画像処理して、以下に記す👇
もっと拡大出来たら良いのだが、そう言う技を使いこなせないので、これにてご勘弁願いたい。サイトに飛べば分かると思うが、表番号5-2 諸外国・地域の食料自給率(カロリーベース)の推移(1961~2019)(試算等)2019年度/2021-03-22/EXCEL と書かれたところをクリックする。※
考えてもみて欲しい。
最近の異常気象・温暖化による,集中豪雨や雹や水不足の被害に遭った農地が不作となって、全く良質の農産品が採れなくなった場合、東京などの大型消費地は一体,どこから農産品を供給すれば良いと思うだろうか。
国は、貿易交渉にも負けているから,安易に輸入品に頼ってしまうのだろうし、農業後継者や農業従事者の若年層の育成、耕作放棄地の増加を食い止める政策を行っているとは全く思えない。
日本の国土は、狭い。
全土が集中豪雨(線状降水帯の拡大)による洪水・水害,はたまた地震に見舞われて、農業が出来ない土地ばかり増えてしまったら、日本人の食はどうなるか想像してみて欲しい。
もしも,他国でも農地を襲う熱帯化や台風が押し寄せて来たり、いつもお世話になりっ放しの輸入国が干ばつにやられたりして、農作物が低減したら、真っ先に自国の食糧確保をするのが、その国の政策の当然のやり方だ。
他国の分まで余裕がある時は良いが、輸出出来ない事態に陥ったら、日本政府はその当該国を頼れずに、日本国民を路頭に迷わせてしまうのだ。
つまり、日本政府の政策はこのままではあまりにも杜撰でつたなく、無能なのだ。
アメリカの企業の恐ろしさ
モンサント社が著作権と言う今迄になかった分野の権利を主張し始め、農産物を独占するために、農薬に強い遺伝子組換の農産物の種を売り、その種を番号管理で登録させ、勝手に種を増やさせない契約方法を取っている。
もしも無断で増やしたら,法律で訴えられ、何千万もの賠償請求判決を下された農家もある。
それはアメリカのみならず,インドや他国でも起こっている。
このようにして,兵糧攻めに遭ったら、ひとたまりもない。
だったら,日本は四季に恵まれ、海にも囲まれ、土壌も比較的豊かな土地に恵まれ、農産物も毎年穫れるような環境下において、もっと農業支援をし、農業従事者を高収入に(豊かに)して行く政策を採らないと,先がない。
まったなしなのだ。
第二次世界大戦で日本の兵士の負けた原因は、食糧難・餓死と疫病・病死が殆どを占めていた。
戦地以外,日本本土も苦労の連続で、ことさら貧困に喘いだ戦争の時代があったのだ。
コロナ禍の国難
今のコロナ禍も,見ようによっては似ている。
国防と先にも述べたが、いまいちど国防とは一体何だろうか?
それは、国家が国民の生命と財産を保全するために必要なモノ、手だて…等とものの本には書いてあって、わたしはこうした食糧の自給率が、この国防問題に匹敵するのではないかと…。
国民のいのちと安全・安心を国としてしっかり保障すること。
そのために、国民のくらしや生活を守ること。
わたしは、これに尽きると思う。
有事であっても平時であっても変わらない生活が出来ると言うことは、何も戦争だけではなく,災害に遭った時点でもそうだ。
しかしこのコロナ禍で、国は一般市民には何もしてくれない。
検査をするのは、上級国民だけだったり,医療行為もそう言う事例をよく見聞きする。
最後に…
話を戻すと,他国が急に輸入をストップさせ,わざと意地悪で食糧を供給しなくなった時、日本政府は何の打つ手もないのだ。
ついに,食糧難になったら、自己責任論がふたたび湧くと言うのか。
宣戦布告されて,食糧を止められでもしたら、真っ先にわたしたちの生命に危険が及ぶのは自明だ。
そう言うことすら考えない,能天気な政府に、わたしたちはいのちをも委ねていることになる。
危機管理もろくすっぽ出来ない、こんな政治家たちを,私たちは税金を取られながらにして、許している。
もっと必要なところに、資金投入をしなければいけないのに,本当に大事な教育や医療、福祉,第一次産業に手を回して来なかった、政府・政権の罪は重くて,深い。
一番先に掲げたグラフを,今一度 見て欲しい。
先進国で,皆自給率が国防にも匹敵する問題だと知り、シッカリ管理している国ばかり。
知らぬ,考えぬ愚かな国・日本が、最低レベルなり♫
ホンに不幸な国に生まれたなぁ…これぞ,国難。
それはつまり,今の政権が、国家を牛耳っていることに尽きるのであ~る!
(おしまい)
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