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唯一無二の世界

はじめに

 我々世代のお笑い好きがかつて、必ずといっていいほど見ていた伝説のお笑い番組がある。それは「爆笑オンエアバトル」。観客が10組の芸人を見て、面白かったら、を流す。その玉がたくさん集まった上位5組だけが、テレビのオンエアにのるというなんともシビアな番組だ。ここからは今の売れっ子もたくさん輩出されている。アンタッチャブルタカアンドトシ陣内智則東京03など、あげればきりがない。そんななかで、今は正直あまり姿をみることはできないが、オレが大好きだった漫才師がいるので、今日はそのコンビを紹介しようと思う。もっとテレビに出ると信じてやまなかった天才たち。それがチーモンチョーチュウだ。

チーモンチョーチュウ

よしもとプロフィールページより

特徴

 まずなんといっても名前のインパクト。一度聞いたら頭に残る絶妙なコンビ名「チーモンチョーチュウ」だ。ボケの白井さんとツッコミの菊池さんで構成される。ボケの白井さんの最高の特徴は「ちょっと変わった声」だ。まさにこれが唯一無二の特徴。普通の漫才師なら、その変わった声を飛び道具的に使った色物漫才に終始してしまう。しかしながら、この二人はそんなことは全くない。その声を途中から感じさせなくなるくらいテンポ感のあるネタの展開を見せてくれる。それを下支えするのが、菊池さんの少し荒々しいが力強いツッコミ。ワードが強いがゆえに切れ味のあるツッコミで漫才に爽快感を生み出す。どちらかだけでは、みる人によっては「苦手」と敬遠されてもおかしくない2人が、揃うことによって、最高のバランスとなる。「コンビはそういうものなんだよな」と再確認させてくれる漫才師だ。

オススメのネタ

・携帯電話

 このネタは二人の世界観技術力、ネタの構成力をみる上で、最もふさわしいネタと言える。序盤の自己紹介といってもよい掛け合いで、お互いのキャラを見るものに理解させる。その中でいつの間にかネタの世界観に引き込まれる。そして、言葉遊びのような漫才で笑いの大きさを徐々に盛り上げていく。白井さんが菊池さんを小バカにして客の共感を誘う。最後も菊池さんの気持ちのいいツッコミで漫才を決める。どうしても時代によって、内容が古く感じてしまう部分があるが、笑いの鮮度は全く落ちていないことに、改めて衝撃を受けた。

・亭主関白

 こちらも少しテーマが時代の流れに反してはいるけど、チーモンチョーチュウの武器であるキャラクター言葉遊びが全開になったネタです。はちゃめちゃなことをしていながら、漫才の筋があるため、あり得ないと切り捨てることが出来ない絶妙なライン。最近の漫才はオチを流すものが多いけど、きちんとオチに力を持たせる構成。チーモンチョーチュウの底力を感じる。

おわりに

 もう結成から時間が経っているため、M-1でスターダムを駆け上がることはできない。個人的には、なぜもっと売れないのかと疑問に思う。面白い人は必ず台頭する。オレはそう信じているので、まだまだチーモンチョーチュウの可能性を諦めていない。劇場やテレビでもっともっと姿を見ることができるようになる日を全力で祈っている。

それでは、今日も一緒にいい日にしよう

おまけ

@oshaberi_sensei

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♬ 紡ぐ (Piano Ver.) - とた


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