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【銭湯巡り】♨︎情緒が溢れ出す下町が誇る 湯屋 #天神湯 #中野区

#東京ゆめぐり日記
最寄りは中央線中野駅。
北口から出て、アートストリートとも
呼ばれる線路沿いを歩いていく。
人通りの少ない細い道の片面にカラフルな壁画。
その上を時折通る電車。

不思議な世界に迷い込んだようで、
わくわくした気持ちを抱えながら
しばらく進み、住宅街へと入っていく。

少しすると、右手にコインランドリーの看板。
その向かいには、とても立派な唐破風屋根を構えた天神湯。
こちらが、本日のお銭湯である。
路地裏に佇む宮造り銭湯…
老舗だからこそ醸し出すことができる、
この存在感と街への溶け込み方が格好良すぎてため息が出る。

暖簾をくぐると女湯と男湯に分かれており、
靴を入れて自動ドアへ向かうと
開いた先はすぐに番台!
ちなみにこの自動ドア上を少し見上げると
それぞれ御婦人・殿方と書かれている。
少しお偉いさんになった気分になるのは、私だけだろうか。

スピーカーからはヒーリングミュージック。
小鳥の鳴き声を聞きながら、身支度をしていく。

それにしても、ここの脱衣所兼休憩所は
お釜ドライヤー・籐かご・旧式マッサージチェア…
レトロが大渋滞を起こしている。

ここに追いうちをかけるのは、縁側付きの中庭!!
石燈籠のある日本庭園に、
池では錦鯉が泳いでいる。
情緒が…風情が溢れている…

感動しながら、浴場へのドアを開けると、
河口湖から望む富士山が目に飛び込んできた。
写実的なペンキ絵の下には、熱帯魚の愛らしいタイル絵。
リアルとフィクション…対照的で良いな…

もっともらしい感想を呟きつつ、
シャワーで全身もこもこ洗う。

ここ天神湯は熱いお風呂オンリーの正統派だ。
3つに区切られており、座ジェット・静湯・寝ジェットと並んでいる。

まず、座るタイプは腰はもちろん
両ふくらはぎと足裏にも強めの水圧が当たる。
このふくらはぎと足裏のダブルコンボによって、
浮腫が水中に消えていく快感たるや。
お次の寝ジェット…これが、最高なんです…
あぁぁぁと声を出しながら、
寝転がると背中・腰・足の裏に当たるジェット。

水流のマッサージ効果が最大限に
発揮される位置と強さだと断言できる!
疲れが溜まっている方全員に試していただきたい!!

古き良き昔ながらのスタイルを
ここまで保っている銭湯があるだろうか。
街に戻ってもなんだか50年前に戻っていそうだ…
昭和へのタイムスリップを楽しみたい方は
是非こちらの天神湯へどうぞ。

 ♨︎ 天神湯 ♨︎
📍東京都中野区中野5−10−10
中野駅から徒歩7分
15:45~23:00
※毎週月・木曜定休日
入浴料:480円(大人)

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