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『俺の値段』

俺は俺の書いた詩に、一万円の値をつける。本当は、一作百万円の値を付けたいのだが、n○te管理者に頭は大丈夫ですか?システムダウンしますよと言われて、一万円で我慢せざるを得なかった。売れないよりはマシであると割りきるしかない。

俺は探偵作家土木警備員の称号を持つ、立派な作家だ。みんな嘘だろと驚くが作家としての収入をきちんと得ている。出版社から送られてきた「著作権使用料のご案内」って文書を添付してもいい。要は初版分の印税額とそれに伴う所得税などの内訳が記載されている。10万円に届かなかったが、構わない。昨日、サイコロ占いしたら、6、6のゾロ目。○ヶ月後には100万部分の印税が、すっからかんの室蘭信用銀行口座に振り込まれているはずだから。

俺の話は、しょっちゅう脱線するけど、ミリオンセラーにあなたもなりたいのなら、良く聞いてほしい。

n○teで記事を書いたら、絶対に自分で自分の作品に、値打ちを付けた方がいい。他人に駄作だと罵られても。あなたの作品はピカソと同じ価値を持っているとする。けれど小学生にとっちゃあ、ピカソの絵は、どう考えても駄作以下の駄作だよ。で、あなたはあなた自身の価値を良く知っている訳だ。赤の他人よりも。当たり前のことだよ。赤ん坊の頃からの付き合いだろ?自分自身との付き合いなんて。投げ銭なんてアテにしないで欲しい。あなたの書いた作品は他人にお情けかけられるほど安くはない。作品は、あなたにとっての体の一部も同然だ。投げ銭頂きました、凄いでしょって、嬉しそうに自慢するバカを、俺はn○teでしょっちゅう見かける。お前は貰い乞食か?ハッタリにもなんねえハッタリだ。n○te管理者に問い合わせた所、ゼロ円の投げ銭に対して銀行引き落とし手続きをするアホが多すぎて、このシステムは破綻しそうだと嘆いていた。まあいい。日本人は要らない忖度をする。そんなくそ窮屈な雰囲気は俺がぶち壊す。簡単な事だ。俺のポエムに一万円の値をつけて、n○teで売る。それだけだ。みんな勝手に俺を真似ればいい。

俺の話はよく脱線するけど聞いてほしい。儲け話に繋がるかもしれないから。

俺は料理のレピシまでなら我慢できる。レピシどうりに作ったら、まず旨い料理にはなるだろ?俺が作家になる前の話だけど、『上手な文章の書き方』(講○社)の本のレピシ本?の通りに作品を書いて、講○社の新人賞に応募した事があった。一次選考はパスした。結果は佳作だと電話連絡が来た。あなたは才能があると誉められて、自費出版しませんか?と有難いご忠告を頂いた。

世の中は詐欺行為で溢れている。けど、新人賞の応募で、無意味な時間を過ごした若かりし頃の俺は、きちんと学習して、文法もへったくそもない、小学生が喜びそうな駄作を三日くらいで書いてみた。

やっぱり来たよ、著作をだして、サイコロ振って、新聞載って、その後たったの一時間で、Amazon売れ筋ランキングは、30000作以上をゴボウ抜きだよ。マジだよ。

気持ちは分かるよ、コロナ騒ぎだし、出る杭打たれる風潮だしさ。とりあえず、俺があっという間に書いた、このクソみてえな文章に、一万円の値段をつけといてやるよ。そしたらあなたも自分で自分の値段をつけられるだろ。

別にあなたの見たくれがキレイだから、この儲け話をしたんじゃないよ。俺の話を最後まで聞いてくれた、あなたの心がキレイだから、俺は俺の、稼ぐ手段を教えてあげたくなっただけなんだ。

ついでに教えてあげるよ。俺の初版本、早めに買っておいた方がいい。貴重品になるよ。重版かかるから。お会いしたら、俺のサイン入りって事で。

クリックしたら、俺の著作を買えるようにしておくから。

『わたし、探偵になっちゃいました』

https://www.amazon.co.jp/dp/4344930398/ref=cm




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