#15 農業者と消費者が関わることの価値~消費者の立場と農業者の立場~
前回記事で、「農業者と消費者が関わることの魅力」と書きましたが、具体的にどういうものか、
私自身、農業者のところへ何回か農作業体験に参加した中で感じた魅力をお伝えします。
参加した内容は??
体験した内容はざっくりと大きく2つに別れます。
①(家族、子連れ、友人連れ向き)農作業体験
これは参加者がお金を払って非日常な農作業を体験するイベントです。
例えば500円を支払って、トマトの植え付け体験をし、畑でお弁当をみんなで食べ、ちょっとした農産物のお土産を貰って帰ったことがあります。
②(個人向け)援農ボランティア
これは農業者のところに訪問して、ボランティアとして農作業をします。
例えば、いちじくの実がなるまでの管理作業を知るために訪問した際には、枝の誘引作業を体験しました。
消費者にとっての魅力とは??
なんといっても、都市にはない自然を感じられること、非日常体験(鍬を使う、野菜を収穫するなど)ができることが大きく、とても気持ちのリフレッシュになります。
また私が個人的に思うのは、自分が普段食べているものがどうやってできるのかを知った上でごはんを食べると、食への関心が高まり食卓が豊かになります!!(家族とそれをネタに会話もできますね!)
【ここ重要!!】
そして、これから農業に携わりたい人、農業に関連するビジネスを始めたい人は、実際の農業現場の現状を知ることができ、また農業者と直接話ができる機会にもなります!!特に農業を始める人にとっては、農家同士の繋がりは後々の大きな財産になります。
農業者にとっての魅力とは??
農業者側にもたくさんメリットがあります。
畝立てなどの日々の単調な作業を、人々が楽しそうに取り組む姿を見ることで、自分や従業員の刺激になる、
作業のやり方を人に説明することで、改めて「何でこの作業をするのだろう」といったことに立ち返ることができます。
また、飲食関係の方が作業体験に来たことがきっかけで、その後の取引に繋がったという例も聞きます。
お土産を渡し、参加者が家族や知人にお裾分けすることで、農園の評判が口コミで広がるといった農園のファン作りも期待できますね!
何より、参加者が楽しく笑顔で作業していることが自分のモチベーションに繋がると、知り合いの農家さんはよく言っています。
どうやって参加するのか?
私がこれらの体験に参加した方法は大きく2つのパターンです。
①もともと繋がりのある農家からの連絡
→仕事や一度訪問したことがあるなど、既に知り合った農業者から案内をいただいて参加しました。
②農業者のSNSやホームページからの問い合わせ
→農業者によってはホームページやSNSでイベントやボランティアの受入について、発信しています。
特にInstagramで発信しているのが最近は増えてきている印象です。
また行政のホームページにも一部掲載されています。
大阪府の援農情報はこちら。京都府の援農情報はこちら
まだ使ってませんが、「おてつたび」のようなサービスを使って参加する方法もあります!
こうした体験は、日本の農業や農産物に強い関心の芽生えるきっかけになると思っています。
農業者と消費者の接する機会をもっと増やし、より多くの方にその魅力を知ってもらいたいと強く思っています!!
(そのためにも継続して記事を書いて、こうした取り組みがあることを多くの人に知ってもらえると嬉しいな!)
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