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映画「ホーム・アローン」感想 クリスマス×定番×昔と今の家族の形

クリスマスの定番にいつの間にかなっている映画だ。コメディとハートフルが混ざったからこそ、王道の映画になるのだと思う。毎年クリスマスは来るから、本作を思い出す人も多いだろう。家族とのすれ違いから、クリスマスを孤独に暮らす少年が、空き巣と罠を駆使して戦う映画であり、ラストの家族との和解が感動を呼ぶ。クリスマスには、家族で過ごす人は多いだろうが、そこに家族との喧嘩やすれ違いを表現しているのが当時は斬新だったのではないだろうか。また、少年が一人で悪人に立ち向かう姿が、サンタさんにプレゼントをもらう立場の子供とのギャップを発生させているのだろう。クリスマスに少年が主人公であり、ヒーローを感じさせる要素がある。この映画が嫌いな人もいるかもしれない。何度も繰り返し放送され、DVDなどで散々見せられ、さらに配信でも動画を楽しんでいる人には見飽きた作品だろう。王道の弱点であり、何度も観るからこそ飽きられてしまう。もちろん、面白いが定番だから飽きられるのも早い。一度観ればもういいやという人も多いはずだ。少年を一人では過ごさせるのも、昨今の上世から難しいかもしれない。ホーム・アローンの時代は子供と親は喧嘩しても、最後は仲良くするのが当たり前かもしれないが、現在では家族の形は様々であり、一概に家族が仲良く暮らすよりも、仲違いしてそのままな映画もあり、ホーム・アローンとは違った価値観もある。とはいえ、クリスマスにほっこりする映画は必要だ。


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