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【映画】『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』の感想[テレビ版×映画館×音響]

テレビ版をまとめただけだろうから一度観れば十分だと思っていた。しかし、何度も観るぐらいハマってしまった。それだけ構成とテレビ版の完成度が高いということ。ぼっちちゃんの青春ストーリーだ。

ぼっちちゃんが主人公として言うことがない。青春ストーリーで成長がバンドを通して見て取れる。本人は成長が何だか分からないみたいだったが、第三者から見たら明らかに成長しているからかっこいい。


テレビ版のライブまでがまとめられている。確かにそこまでの完成度が高く、ぼっちちゃんがバンドを結成して、色んな出会いがある中で自分を見つけていく物語。端的にまとめられている点がいい。

音響的に映画館で観るとインパクトが大きい。特に結束バンドのライブ、緊張して実力が出せない場面はかなり下手に演奏していたが映画館ではかなり分かりやすくなっていた。音響は映画館ならでは。

正直、オーディションまでで終わるものと思っていたから、後編はどうなるのか?と不安もある。ライブが一番インパクトがあっただけに文化祭のライブは弱く感じる。とはいえ、ギャグ多めで楽しく見れそう。

■ぼっちちゃん×青春×結束バンド結成

四回も観てしまった。かなり面白かった。ぼっちちゃんの青春成長劇が非常に素晴らしかった。もう学校に行きたくないなといっていたぼっちちゃんが、虹夏との出会いでリョウや喜多ちゃんと出会って結束バンドを組み、ライブを成功させる流れが最高だった。

バンドをしてからは学校で喜多ちゃんにギターを教えているし、世界が広がったように見えたし、ぼっちちゃん良かったなあと普通に思えた。友達がいなくてバンドしたいけどできない。

でも、たまたま自分の動画へのコメントを見てギター持って学校に行ったら、虹夏と出会うことができた。バンドで世界が広がり、友達というかバンドメンバーというより強い繋がりができた。

ぼっちちゃんにとっても、虹夏にとっても運命の出会いなのが最高だ。ぼっちちゃんはバンドを組む、虹夏は有名なバンドを作りたい。後者は、ぼっちちゃんの飛び抜けたギターの上手さがあり、他人では難しかった。まあ、喜多ちゃんが逃げたからこそで、ここでも運命を感じてしまう。一つ歯車が狂えば結束バンドは虹夏とリョウしかいなくて、今のメンバーにはなっていなかったはずだ。

力のあるメンバーが入るか分からない。こーゆー運命みたい出来事が青春の物語になっている。もちろん創作だが、四人のメンバーがみんな楽しそうにバンド生活をスタートさせたのはまさに青春!ぼっちちゃんは実力はあるか、バンド未経験でデバフがかかっているが、これからは慣れていってよりよい結束バンドを作ってくれるに違いない。総集編がここまで面白いとは思わなかった。素晴らしい。

■総集編×結束バンド×名場面

総集編観てきた。やっぱ、結束バンドいいなあ。結成からオーディションがあり、さらに展開する物語。ぼっちちゃん主軸だけど、他のメンバーも目立っているから全員主人公かな。喜多ちゃんも主人公属性あるから、実質ダブル主人公かな。二人共同じ学校だし。コミュニケーションは喜多ちゃん、音楽ならぼっちちゃんのバランスがいい。

割と忘れている場面があって、改めて見直すと細かい部分を思い出せてよかった。承認欲求モンスターは作画が崩れたぼっちちゃんの後だったり、自販機前のぼっちちゃんと虹夏の会話だったりと案外忘れていた。その後がオーディションと初ライブだからそっちのインパクトが大きかったのかも。

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