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2020年2月の記事一覧

Kindle unlimtedのおすすめ:『ロシアから来たエース』

 野球の話をすると、野球に興味の無い人から嫌われるというのはもはや一般常識だが、嫌われる程の知名度もないだろうから気にせずに進めようと思う。悪名は無名に勝るとも言うし。

 しかしこれは何も野球だけの話にはならない。『ロシアから来たエース』というタイトルの通り、ロシア出身の選手、ひいては一人の人間の話だ。スポーツの世界における、いわゆる外国人選手というのは決して珍しい存在ではないが、親しみのある存

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Kindle unlimtedのおすすめ:『今を生き抜くための70年代オカルト』

 先にURLを貼っておく。途中で貼るつもりでいたが、あまりに後になるので、「とりあえずURL貼れよ」という読者諸兄の声を想定し、先に貼っておく事にした。

このオカルトと言うのは、UFOやUMAとか、秘密結社が出てくるあの「オカルト」で間違いない。そのうさん臭さはカルトに丁寧語の「お」を付けてオカルトというのが語源であるからして・・・というのは嘘で、オカルトの語源はこれだ。wikipediaにある

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Kindle unlimtedのおすすめ:『日本軍の怪奇話』

 kindle unlimitedに登録されている作品でも、怪談の類は様々あるが、『日本軍の怪奇話』。これは正統派怪談、と言った趣がある。怪談に正統も異端もあった物ではないのも確かだろうが。
 日本軍というのはもちろん、旧日本軍の事だ。時期は日露戦争から太平洋戦争の間、場所も中国大陸だったり、南洋の島国とそれなりの幅がある。
 そもそも、軍隊と怪談話とはどういった関係にあるのだろうかというと・・・

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Kindle unlimtedのおすすめ:『トラブルなう』

 著者が、『月刊実話ナックスルズ』という雑誌の編集者をしていた当時に寄せられた苦情の数々、そしてそれへの対応の一部、極一部が収められている。『トラブルなう』というタイトルは、まさにそうして寄せられた苦情やクレームの対応に四苦八苦している状況を端的に表している。
 こうして編集部に送られてくるクレームや苦情は決して理不尽なクレームなどではないのだ。なぜか?

編集者とは恫喝、脅迫、恐喝、暴力、拉致、

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Kindle unlimtedのおすすめ:『そしてドイツは理想を見失った』

 出羽守撃退といえば、本書も役に立つだろう。ドイツに対しては不可解な愛着を持っている人が多いというのは個人的な印象だが、そのようなドイツも完全ではない。いいところだけを切り取って評価するのであれば、恐らく日本も我々が見聞きする想像上のドイツと負けず劣らない理想郷になるであろう。そうした一部を切り取って、自己満足にほぼ等しいマウントや、なんとなく相手をけなしたいだけの人は存在する。Twitterを利

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