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葛藤したい
今日は「葛藤」の大切さについて学んだので、紹介してみますね。
今、BRAIN DRIVENという本を読んでいます。
これは脳科学的観点から、人の心の動き(モチベーションやストレスなど)について考察している本です。
内容はすごく興味深いのですが、医学的分野の用語などがあり、なかなかスムーズに読めずにいます。
今回は、今のことろ読めている部分で個人的に面白いなと思った内容を紹介しつつ、私なりに色々考えてみます。
モチベーションって何?
そもそもモチベーションって何でしょうか。
本書では様々な角度からそれが切り取られています。
一つに、「結果のみをモチベーションの対象にする人」と「プロセス込みでモチベーションにする人」がいると言います。
これは、給与のみをモチベーションにした仕事と給与以外(職場の人間関係など)も含めてモチベーションにした仕事を比較して、後者の方がモチベーションが安定しやすいとのことなんです。
なぜだと思いますか。
ギャップ
本書では「事前の予想とポジティブなギャップがある結果は、ドーパミンを増幅させる」と言っています。
ドーパミンは人の幸福感を増やして、ポジティブな気持ちになります。
つまりさっきの仕事のモチベーションでいうと、「ずっと同じ給与だと、給与そのものに対してやる気を抱かなくなってくる」ということです。
そして、給与のみで人のモチベーションを維持させるのは極めて難しいことであるとも言えます。
人の慣れって怖いですよ、という話です。
葛藤⇨経験則⇨自信
みなさんは、自信の源泉は何だと思いますか。
私も自信がある方ではないので、良く分かってはいません。
本書で、それは「葛藤」だと言います。
葛藤とは、問題に直面した時に自分で考えて悩むことです。
そして、葛藤をすることによって「自分の中での考え抜いた結果」と「実際の行動の結果」の差分が生まれます。
その差分はドーパミンを増幅させ、それによってポジティブになり、学習効率も上がる、という訳です。
つまり、なんでも結果だけを教えて貰えば良いということではなく、「自分で考えて、自身の経験をもとに予測を立てる」ことが大切なんです。
そして教える側も、過保護になってすぐに手助けをしたり結論を誘導したりすると、結果的に相手のためにならないのです。
最後に
この「葛藤」の必要性について、私はかなり納得しました。
何故なら、自分自身でこの「葛藤」の不足を感じるからです。
大量の「正解」が提示されている世界において、自分自身で葛藤するのは、思いの外難しいことなのかもしれません。
自分で葛藤できる人には、濃密な経験と学習が、
濃密な経験と学習を得た人には、それに伴った結果が、
結果を得た人には、相応の自信がつく。
となると、ひたすら自分で考える、葛藤することは、それを経て自分の絶対的な芯を見つけることにも繋がりますよね。
経験に基づく自分を芯を信じて生きる人は、誰もが格好いいと思います。
最近、仕事でも私生活でもそうですが、「自分で考える」ことの大切さは身に染みて感じています。
自分がもっと早く気付きたかったので、若人に何かを教える時には、どこかで「葛藤」の大切さを意識していたいです。
まあ、それより先に自分の芯を見つけないとですね。
それでは。
無理は言いませんし、そう簡単に得られるとも思っていませんが、サポートしていただけたらそのお金で買ったことのない飲み物を買います。