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#90: こんなときだから♪昭和歌謡〜現代から読み解く男心「関白宣言」

さだまさし:関白宣言(1979)

今週のテーマは「憧れのジューンブライドー結婚と音楽」

亭主関白。2020年の現在,時代遅れを代表する言葉といっても良いでしょう。
でもね,これ最大のユーモアだと思うのです。

不器用な男性の精一杯のユーモアと本音,不安と期待が入り混じった結婚に対する覚悟と安堵。

おそらくね,これ,誰にも見せることのない日記のような歌詞だと思うんです。
結婚相手に面と向かってこんなこと言えない。しかし,今の気持ちを書き留めて,忘れそうになった時に読み返す……。そんな,ある男のつぶやきだと思うと,グッときます。

さだまさし氏お得意のユーモアと,最後はホロっとさせる作品は,時代遅れの題名を凌駕するかのように(発表当時の1979年には男尊女卑などのバッシングがあった),ありとあらゆる替え歌が誕生したのも名曲の証と言えるでしょう(たんぱく宣言,緊急事態宣言のうた,にゃんぱく宣言,etc.)。
なんだかんだある結婚生活。

出会ったことが奇跡。一緒に生活できるのも奇跡。

当たり前なんてことは何一つない。当たり前に感じていることは,相手がいるからこそ成立している。

そんな奇跡が起こったことに感謝しながら,相手を思いやる心を忘れなければ何とかなるんじゃないのかなー,なーんて思っています(説得力にかけますが,そこはご勘弁!)。

そして,どんなこともユーモアで,クスッと笑いに変えることで大概のことはハッピーに解決できると思うんです。

そんな,二人だけのユーモアを一緒に育てていけるような結婚生活に憧れます。
2020年,生活様式が一変した年となりましたが,相手を思いやる心は確乎不動。しっかりと手を取り合って歩んでいきたいですね。

今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!


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