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#54:クレクレ族とクレナイ族byお金のいらない地球の住人4🌍💰

ハイ!ということで始まりました。

久しぶりのお金のいらない地球の住人シリーズでございます。
このシリーズでは、
「お金というシステムを必要としない地球人類」が、どのような価値観で暮らし、どのような想いや仕組みで動いているのかを、お金のいらない地球の住人になったつもりで、想い描いていきたいと思います。

しばらく、お金のいらない地球の仮想空間に留学していたので、
なかなか投稿記事を書くことができませんでした。

今回はクレクレ族とクレナイ族というテーマで、
仮想留学の報告レポートを書いていきたいと思います。

クレクレ族とクレナイ族

これはつまりGIVE& TAKE(ギブアンドテイク)の世界の価値観で生きる人たちです。

GIVE& TAKE(ギブアンドテイク)とは何か?

簡単に言えば、
・〇〇してくれなければ、〇〇しない
・〇〇して欲しければ、〇〇してくれ

という交換取引をベースに成り立つ世界です。

お金というものも基本的には、
交換をベースとして成り立っています。

このGIVE& TAKE(ギブアンドテイク)の世界に住む、
クレクレ族とクレナイ族とは一体どんな人たちなのでしょうか?

クレクレ族とは常に欲しい、欲しい、くれ、くれと想いながら、
生きています。
常にクレ、クレと思っているので、例え必要なものが手に入ったとしても、
もっと欲しいとその欲が満たされない傾向にあります。
足るを知らない渇望する心を持った種族とも言えます。

クレナイ族とは、
常に見返りを求めています。
損をするのは嫌です。まず誰かが何かを提供してクレなきゃ、自分も何もしナイ。
常に相手から得られるものをベースに物事を判断します。得たもの以上のものを相手に与えることは基本的にありません。

もし、この世がこのようなクレクレ族やクレナイ族ばかりの世界だったらどうでしょう?

あまり幸せな世界だとは思えませんね・・・
むしろ殺伐とした欲望の渦巻く荒野→北斗の拳的な世紀末!?

そこで画期的な発明が誕生しました!!
チャーン、GIVE& TAKE(ギブアンドテイク)の交換をベースとした世界を生き抜くための画期的なアイテム、「お金」の登場です。
パチパチ〜

お金は便利な道具でした。
・お金があれば色んなモノやサービスと交換することができます
・モノやサービスの価値を測ることができます
・腐らずに保存しておくこともできます

クレクレ族は、
お金さえあればなんでも手に入ると喜びました。
ただし、何かを手に入れるためにはお金を得なければなりませんでした。

クレナイ族は、
これで自分が何かをすれば必ずお金という見返りを得られると喜びました。
そして、これで損をしなくなると思いました。

お金が発明されたことで、
プラスに働いた面もあります。
クレクレ族は常に欲しい、欲しい、くれ、くれと思うだけでなく、
欲しいものを手に入れるためにお金を得るために働きました。

クレナイ族は、
損をしないためにお金の公平性とパワーを信じてせっせと働きました。

しかし、
その反作用もまた大きかったのです。

クレクレ族の中には、
人よりもお金が大切だと思うものが出てきました。
そして、人の心よりもお金やお金そのもので得られる物質を至上とするものも、現れました。

クレナイ族は、
お金で自分の価値を測られることに不満を感じるものが現れました。
その中には鬱になったり、自殺するものもいました。
そして、自分に損をさせる者に対しては、より厳しく非難するようになりました。

本来、ただの交換券だったはずのお金は、
いつしか人の心によって、
殺伐とした欲望の渦巻く荒野(北斗の拳的な世紀末!?)
を創り出してしまったかのように思われました。

時はまさに世紀末
澱んだ街角で僕らは出会った
Keep you burning 駆け抜けて
この腐敗と自由と暴力のまっただなか
「TOUGH BOY」歌詞より一部抜粋歌:TOM、作詞:TOM、作曲:TOM

しかし、この世界にいたのは、
クレクレ族とクレナイ族ばかりではありませんでした。
実は、「リタ族」という人たちがこの世界のバランスを保っていたのでした。
そして、この世界の大半はリタ族だったのです。

リタ族は、
心が幸せに感じる感覚を大切にしていました。
そしてその感覚とは、
自分の家族や仲間たちが幸せに暮らすことができる、
役に立ったという想いこそが幸せのベースにあった
のです。

リタ族にとって、実はお金は使いづらいツールでした。
リタ族の集落では、
必要なものはひとつの広場のようなところがあって、
みんな行って取っていくのです。
その時にお金は必要ありませんでした。
なぜなら、「誰かの役に立つのだったら幸せです」
みんなそう言って、自分たちのつくったもの、そういうものをみな置いておくのです。

そこにあったのは、お互いに感謝をし合って豊かに暮らす姿でした。

だから、リタ族にとっては、お金は必要がなかったのです。
でも、他のクレクレ族とクレナイ族とやり取りをする時は、
お金が必要でした。
だから仕方なく、お金を使っていたのでした。

そして、このリタ族こそが、
将来のお金のいらない世界の住人の祖先だったのです。

おわり

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