来世には期待せずに、今やりたいことをやってみる価値
こんにちはoriです!
迷ったらやる。迷ったら行く。
これは社会人になってオタクに返り咲きした私のモットーになった。
というのも、人の手で作られたモノというのは案外儚いことに気づいたからだ。
毎日欠かさずやっていたアプリゲームがなくなり、応援していたプロジェクトが消え去り、心の拠り所となっていた美しい建物は今やどこにでもある変わり映えのないマンションになった。
今あるものが来年も存在するとは限らない。
今、やりたいことがあって、でもやるのに躊躇しているのであれば思い切ってやってみて。と背中を押したい。
それをやるには障害がたくさんあるかもしれない。
だけどやってみないと分からない。
陳腐だけど、重要なことだから。
それに、やる前から分かっていることは案外少ないのだ。
恐縮だけど、私自身の話を少々。
私は大それた理由がないまま上京した。
「仕事帰りに推しのライブに行きたい」という願望を叶えること一心で。
もっと人に語れる夢があればよかったんだけど、私はこれが私自身の原動力になった。
当時は地方に住んでいたが、推していたアイドルプロジェクトが東京を中心に活動していて、ひと月に何度も東京遠征。
金銭的にも体力的にもキツくなってきた頃。
すでに上京していた学生時代の友人に東京生活の様子を尋ねると、意外と自分にも東京で生活できそうだと高を括り、上京を決める。
キャリアプランを深く考えないまま、娯楽が高じて始めた東京生活だったが、なかなかに満足のいく毎日だった。
残業がない仕事だったので「仕事帰りに推しのライブへ行く」という願望はあっさり叶い、土日も一時間以内でイベント会場に着けるという充実したオタ活な日々。
そんな薔薇色の日々が燃えカスになってしまう出来事が起こる。
応援していたプロジェクトの休止(事実上グループの解散)。
いつの間にか時計は0時を回っていたのだ。
過去にハードな喪失体験をしてこなかった私にとって相当ダメージな出来事だった。
だけど、別れがあれば出会いありとはよく言ったもので、同時期に自分を成長させる場へと導かれる。
ここでは素敵な人たちとの出会いがあり、自分自身について深く知り、今後の人生を考える機会に恵まれた。
当時、東京に住む本来の目的である「仕事帰りに推しのイベントへ行くこと」が叶わなくなった上、仕事にやりがいを感じず、今後の人生について悩んでいたから、本当に感謝しても感謝し尽せない出会いだ。
この出会いは私にとって嬉しい誤算。
でも、私が上京という行動をしなければ出会えなかった。
上京を決意したキッカケも推しと学生時代の友人たちのおかげだし、その友人たちと出会えたのは自分で通う学校を決めたからだ。
そうやって元を辿っていくと、一つも漏れず自分は間違った選択はしていないのだと自信が持てる。
やりたいことをやって自分を楽しませることは、過去のどんな出来事も許して、頷いていくことではないだろうか。
もちろん、過去を肯定していくことだけが人生じゃないけれども。
小説「マチネの終わりに」に「未来は常に過去を変えている」「過去は、それくらい繊細で、感じやすいもの」というセリフがある。
経験や経歴、実績がモノをいう時代だけど、過去は変えやすいのだ。
過去のしがらみは一切無視して(あるいは然るべき手順で癒して)ダイブする人生がいい。
やり始めないと本当の意味でそれから何を得られるか分からない。
私がアイドルを追っかけて上京したら素晴らしい出会いがあったように。
予測困難な未来は生きる醍醐味だ。
それに自分に多様な経験を与えることで、運を掴みやすくする。
「運の方程式(鈴木祐 著)」にて、多様な経験が運を掴む一つの要素として挙げられている。
多様な経験が自分の適性を見極めるのに役立つようだ。
このように、やりたいことをやるというのは、やりたいことをやったという充実感の他に副産物を得られる場合がある。
そう考えるとやりたいことをやらないという選択肢はもう消え失せるんだなこれが。
私は今、次のやりたいことのために準備を進めている最中。
今後、ワクワクをお届けしていくよ!
さて、あなたはどうする?
今回はここでおわり。
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