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運命のドラマ『カーネーション』

前回の『仮面ライダークウガ』に引き続き、今回もその後を変えてしまったドラマについてのお話です。

今回のドラマは、いわゆる「朝ドラ」です。
タイトルは『カーネーション』。
2011年10月から放送された作品で、実在した人物・小篠綾子さんをモデルにしたドラマです。

それ以前には、私は朝ドラは見ていませんでした。
仕事の時間などの関係もありましたが、子供のころから見る習慣がなく(両親も見てませんでした)、たとえば『おしん』が話題になっていたころでも、見ようという気もまったくありませんでした。

それが、『カーネーション』はたまたま偶然、家族が見ていて(家族も、テレビをつけたらやっていたので、そのまま流していたという感じでした)、なんとなく見て、「面白そう」と思ったのが、見始めた最初でした。
たぶん、なんとなく見てしまった理由の一つは「言葉」だと思います。
『カーネーション』の舞台になっている岸和田の言葉と、和歌山県北部の言葉が、とてもよく似ていたのです。

和歌山県は、関西圏の中でもちょっと方言が特殊なのではないかと、県民である私は思っています。
というのも、北と南で、全然言葉が違うのです。
ドラマなどでは、たいてい和歌山県民はいわゆる「大阪弁」を話していますが、実際には南は「大阪弁」に近いですが、北は『カーネーション』で出て来た「岸和田弁」のような方言なのです。
(最近の作品では、アニメ『サマータイムレンダ』が、和歌山北部の言葉をちゃんと再現していたと思います)
特徴的なのは「~しちゃある」という言葉。
私は南の住人ですが、家族は長らく北側で仕事をしており、このころはまだ、南と北の方言が混ざった状態で話していたと思います。
また、レジの仕事をしていた関係で、当時は連休の時期には北から来たお客様の接客をすることもありました。
そんなわけで、私にとって和歌山北部の方言にそっくりな岸和田弁は、とても親近感の湧くものだったのです。

そんなわけで、なんとなく見始めた『カーネーション』に、私はどんどん引き込まれて行きました。
主人公の前向きできつい性格も、私にとっては見ていて気持ち良く、波乱万丈な物語は、毎回続きが気になる展開で、いつしか録画してまで見るようになっていました。
私は仕事柄、休みは平日でしたので、その時には朝か昼、どちらかの放送の時にテレビの前にいるようになりました。
本当に、今考えても不思議なほどに、「ハマって」しまっていたのです。
ちなみに放送終了当時に書いた感想が、ブログの方にありますので、興味があれば、こちらをどうぞ。

それ以降、私は朝ドラを見るようになりました。
『カーネーション』が終わっても、「朝ドラを見る」習慣は残ったのです。
とはいえ、面白いと思える作品もイマイチだと感じる作品もあって、『カーネーション』の時のように、休みの日は朝か昼にはかならずテレビの前に座る、といった習慣自体はなくなりました。
それでも、録画して今も見続けています。

そんな中で印象に残っているドラマを何本か上げるとすれば――
『おかえりモネ』
『なつぞら』
『まんぷく』
『らんまん』
『ひよっこ』
『花子とアン』
……でしょうか。

『おかえりモネ』については、noteでも感想を書いています。

『なつぞら』はアニメにまつわる話で、アニメファンである私にとっては、とても興味深い内容でした。
『まんぷく』は日清の創業者がモデルのお話で、カップ麺大好き人間としては、めちゃくちゃ楽しく見れた作品でした。
『らんまん』は、神木龍之介くんと浜辺美波さんの演技や映像がすばらしく、とても楽しく見られました。
『ひよっこ』は、完全フィクションの内容ながら、役者さんの演技と脚本がすばらしく、飽きない作品でした。
そして『花子とアン』は、子供のころ好きだった『赤毛のアン』がいかにして日本に紹介されたのかを、興味深く見ることができた、素敵な作品でした。

もちろん、これ以外にも毎日放送を楽しみにして見た作品は、たくさんあります。
何事にもきっかけはあるものですが……改めて、『カーネーション』に出会えてよかったと、この記事を書いて思ったりするのでした。

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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