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ひとり旅 in カンボジア 後編

自身で前編、中編を読んで「いい旅だったな〜」と思い返せば返すほど後編と称された最後となるこのブログに手をつけるのが少し寂しい気持ちになります。日常生活が忙しく、期間が空いてしまいましたが…

が、この旅を振り返っておきたい想いが強く書き切りました(笑)素敵な旅だったよ〜(n回目)

よかったら前編、中編も読んでください↓


4日目

いよいよ最終日。寂しい。
この日は元から予定を組んでいなかった。最終日を迎えた時にやり残したことがあればそれをしよう!という、言わば"予備日"のような日にしていた。

博物館に行ってもいいし、のんびりチェックアウトしてマーケットで買い物を楽しんでもいい。ローカルなお寺(外からしかみてないけど日本のお寺とは様子が違ってびっくり!金を基調にして造られていてすごく派手!)に行ってみてもいいな…

いろいろ悩みに悩んで考えた結果、私が行き着いたプランは遺跡観光!(笑)

散々遺跡を見てきたけどやっぱり凄すぎる…って思ってしまって。ここでしか見ることができない景色だし、目に焼き付けておくことに。



とりあえずまずは朝ごはん。

カンボジア定番の朝ごはん
豚肉載せごはん

正直このごはん、朝から豚肉はいかついな…とか思って敬遠してたんだけど、びっくりするほど美味しかった。仙台牛タンみたいな味がした(豚肉なのに?)

またたべたいな〜



昼食を終えるとトゥクトゥクに乗り込みレッツ遺跡巡り。今日のスケジュールは大回りルート制覇!

このトゥクトゥク、終始破裂音が聞こえてきて
超怖かった

思えばトゥクトゥクで長距離(30分程度?)を移動するのって初めてかも。


遺跡群へ到着。

まずはプリア・カン。大回りルートはどちらかといえばマイナー遺跡が多く、常に地球の歩き方と照らし合わせながら進むことに。

踊り子のテラス
13人の踊るアプサラ、繊細で素敵
壁面にはぎっしりとなにかしらのレリーフが…
ひとつひとつ手作業で彫ったのかと思うと
本当に凄い。

プリア・カンは2層構造の祠堂が有名にも関わらず、該当写真が見当たらず、割愛。
(撮ったような気がしてたんだけど…)


次はニャック・ポアン。ここは他とは一風変わった様子の遺跡。池に浮いているかのような作りになっている。

中央祠堂
池の周りからの見学だったため、細やかな作りは見えない

中央祠堂を囲うようにして基壇が配置されており、その中にはナーガ、象・人の頭部を模した石が置かれているらしい。
遺跡から距離のある位置からの見学になるため、自分の目で確かめることは困難だった。


ニャック・ポアンを後にして、タ・ソムへ。
それにしても毎日暑い!トゥクトゥクの運転手さんからサービスで本日2本目の水を貰った。

ちょっと話がずれてしまうけど、暑さにバテているのかカンボジアの動物は心なしか元気がない。野良猫はもちろん、野犬や牛が道端にいてはじめは衝撃と怖いのとでビビりまくってたけどみんな本当に大人しい。
シェムリアップ自体が観光地で人慣れしているのもあるんだろうけど、こんな感じ↓で吠えたりすることもなくゴロゴロしているのをよく見かけた。

タ・ソムの受付にいたワンちゃん
倒れているのかと思い心配したけど
受付のお兄さんが「暑いからその子は毎日ここに寝に来るんだよ」と言っていた。
日本じゃこの状態の動物、あまり見ないよね…

ワンちゃんが通常運転なことを確認したわたしは遺跡見学を進める。
タ・ソム、大回りルートの中でいちばん好きかもしれない。

東塔門
リエップという木に覆われている
タ・プロームが過る
蔓?根?が石組みを圧迫し、ずれてしまっている
崩壊が心配
四面仏
4方向に顔造っちゃえって考えた人のセンスよね、ほんと。



正直、タ・ソムに何時間でもいれるな~なんて思ったけどトゥクトゥクの運転手さんを待たせているので退散。見どころ多すぎて大変。

東メボンへ。
ここは大池の中央に浮かぶように建設されたらしい。(現在は池は涸れている)イメージ的にはニャック・ポアンみたいな感じだったのかな?

ピラミッド式の造りになっており、
遠くから見られることを意識している
象(後ろ)
この写真内に何人いるんだろう…


次はいよいよ最後の遺跡、プレ・ループへ。
最後の遺跡ということで寂しい気持ちもありながらももうヘトヘト…
こういうスケジュール詰め詰め旅行は若いうちにしておかないと、段々きつくなっていくんだろうなと思う。

東メボン同様ピラミッド式の造り
東メボンより迫力がある
階段が急
手摺もないため降りるときのことを考えると
怖くてリタイアしようかと思った
上からの景色

急な階段を上り、頂上に到着した瞬間、わたしにこの旅いちばんの絶体絶命の危機が訪れる。


プレ・ループの頂上で足を攣る。


異国の地にひとり、炎天下の中遺跡の頂上でしゃがみこみ、携帯を取り出すも圏外。ペットボトルの水も残り僅か。観光客も数少なく、命の危機を感じた。(今となれば大袈裟かもしれないけど、この時は大真面目)
大真面目に、次登ってきた人にヘリコプター呼んでもらおうかなんて考えてた。異国でヘリコプター呼んだらいくら請求されるのかな…と遠い目をしながら想像。

焦りに焦った足攣り事件だったけど、何とか時間が解決。歩けるようになった。本当に良かった~。
長い長い頂上の滞在を終え、足に気を遣いお尻をつきながらゆっくり階段を降りた。

トゥクトゥクの運転手さんも気長に待っていてくれたようでよかった。
こうして、無事遺跡巡りは終了。


市場でお土産探しをし、いよいよ帰りのフライトへ…
行きと同様、ベトナム(帰りはハノイ)でのトランジットで成田に向かう。旅行の帰り道って本当に悲しい気持ちになる。

シェムリアップ空港
今年、新しく大きな空港が建設されるらしく
そこが開通すると直行便で行き来可能になる予定
シェムリアップ空港に来るのは最初で最後かも…
シェムリアップーハノイ間
行きは出なかった軽食が出た。美味しい。

1時間程度のフライトでノンバイ国際空港に到着。カンボジアとベトナムは近い。
成田行きのフライトは深夜便のため、今回はたっぷりと時間がある。

どうやって時間を潰そうかと考えていると”Popeye's Express Louisiana Kitchen”が…!
ずっと行ってみたかったところだ!!!海外によくあるお店!!!
機内で出た軽食のおかげでなにもおなかは空いていなかったけど、迷いなく入店。セットを頼む。

セットの名前は失念。
味は美味しかったけどマクドでいいかな…

念願のお店で食事を済ませ、だらだらうとうと空港で過ごしているとフライトの時間に。
機内では朝食の時間まで爆睡。(旅の帰りは例外なく寝れる)

朝食は洋食を選択
重めだったけど美味しかった
明け方の空


予定通り朝の7時過ぎ、成田空港へ到着。
こうしてわたしの旅は幕を閉じた。



旅を振り返って

久しぶりの海外旅行、ひとり旅かつ行先はカンボジアということで計画時は不安や心配をたくさん抱えていました。が、実際行ってみると現地の人は親切で食べ物は美味しく、スリなどの犯罪に巻き込まれもせず、おまけに天候にまで恵まれて、穏やかに危険を感じることなく楽しく過ごすことができました。わたしは本当に運がいいのかもしれませんね。

行きたい場所へ足を運べて、実際に自分の五感でその土地を感じることができる、なんて幸せなことなんだろうと感じました。コロナで海外旅行が制限されていた分、より行きたいところへ行けるありがたさを実感した旅になりました。

一方で、今回訪れた遺跡群は古代のものである故、崩壊が進んでおり、いつみれなくなるかわからない状態なんていうものも多々ありました。コロナや自分のタイミング以外にも遺跡の崩壊や、はたまたその国の情勢によって”みたいもの”というのはすぐに”みることができないもの”になっちゃうんですよね。

(ここからは自戒なんですが…)
だからこそやっぱり行きたいところは行きたいと思ったときに、したいことはしたいと思ったときに…思いついたらすぐ行動すべきだなと。

なにかをしたいと思ったときに先延ばしにする理由はいっぱいあります。
よくいうのはお金であったり、時間であったり…
でもそうやって先延ばしにすることで永遠に実現する日が来ないかもしれない。

だからこそ、どうやったら最短で希望を叶えられるかを考えるようになりたいなと改めて感じました。一度きりの人生、やりたいこと全部やって生きていきたいなと思います。幸い好奇心は旺盛なので退屈しない人生になりそうです。

長々となってしまいましたが、読んでくださった方、ありがとうございました。次はどこ行こうかな~~~


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