ひとり旅 in カンボジア 中編
前編に引き続き、熱の冷めない内に中編を書いていきたいと思います。(結局3部作にしちゃいました。)
こうしてnoteにまとめてるだけでもう一度旅をしてる気分になれるから旅行ってお得ですね(?)
前編はこちら↓
3日目
7時に起床。休日は無限に寝る教のわたしだが、前日より遅めとはいえ旅先での朝は早い。30分で身支度をし、朝食をとる。
朝ごはんをちゃんと食べるのも旅先ならではだな〜。(普段は食べない。)健康的な気がして良い。
朝ごはん後の予定は、"ベンメリア遺跡観光"だ。
早速、手配しておいた車へ乗り込む。ホテルから車で1時間30分ほどの距離にあり、アンコールワット周辺の遺跡群とは少し離れている。
アンコールワットの石はベンメリア遺跡で切って象を使って運ばれてたみたいだけどそれにしては遠くない?運搬手段が象の時代だよ?
到着。
ナーガは水の神様らしい。ベンメリア遺跡にあるナーガは綺麗な状態で残っている。顔つきがシーサーみたいだなと思った。
参道を進むと…
凄すぎる。この遺跡は崩壊後も修復が進められないままの状態で遺されている。(崩壊の原因はさまざまで戦争や老朽化、力強く成長する植物など複合的なものである。)他の遺跡とはまた雰囲気が違う。この退廃的な景色が堪らない。
この遺跡ってアンコールワットの試作品なんだって!試作でこのクオリティ…確かに作りがアンコールワットのミニチュア(ミニではない)になってる…
アンコールワットが出来たのが12世紀で、ベンメリアはそれより前の11世紀末ごろに造られたらしい。びっくり。とんでもないよ。
ちなみに、この遺跡はジブリ作品『天空の城ラピュタ』のモデルになったと言われていて、日本人観光客の割合が高いとのこと。(あまり欧米の人はチョイスしないみたい)
森の中にポツンとある感じとか植物が逞しく生きてる感じとか静かでミステリアスな雰囲気とか…確かにラピュタだよ…
雨季はコケで覆われるみたい。一面緑になるらしい。その景色もみてみたいな〜〜
正直、ベンメリア遺跡は最後までスケジュールに入れるかどうか迷っていた遺跡だったんだけど大感動だった。良過ぎた。わたしの中ではタ・プローム超えかも。
ベンメリアの余韻に浸りながらシェムリアップ市内で昼食。
このあたりで確信したけどカンボジアのごはんって本当にどれもおいしい。何選んでもハズレがない。パンチがないからこそ、これめっちゃ好き!って料理にも出会わないのが贅沢な悩み。(もっとローカル屋台に出向いたら出会えたのかも。日和ってたな。)
次の予定まで時間があったのでぶらぶら。
日本から持ってきたサングラスがいかにもUVカットできてなさそうだったのでサングラスを購入。
お店の人に値段を聞くと15$。高すぎる。(絶対偽物なので)
思えばそんなにカンボジアで高値をふっかけられてない。観光地だし基本高めに値段設定はされてるんだろうけどトゥクトゥクも2$程度払えば行きたいところに連れて行ってくれるし、ずっと良心的な値段だな〜って思ってた。(2日目の遺跡観光中にズボンが破れた際にパンツ丸出しで行った遺跡群内の服屋さんでは10$取られたけど緊急事態だし、パンツ丸見えでの値段交渉には説得力がなさすぎるのでノーカン。)
「15$なら買えない、他の店だとサングラスは3$で売ってるから。」って伝えると15$→4$になった。粘ればもうちょっと安くなったのかもしれないけど4$ならいっか〜と交渉成立。3分の1以下にできるんだね… 交渉大事。
そうこうしていると3日目午後の予定、トンレサップ湖観光の時間に。こちらも車で1時間ほどの移動。
トンレサップ湖観光はボートがひとりだと割高になってしまうのとぼられまくるらしい(?)からツアー参加がおすすめ。(わたしもツアー)
乾季で琵琶湖ほどの大きさがあるこの湖(雨季は3倍になるそう)ではなんと100万人の人々が生活しているらしい。ドラム缶などで家を浮かせて生活しているから簡単に家ごと移動ができちゃうらしい。○○さん最近までここにいたのにどのいったの!みたいなことは日常茶飯事なんだろうな〜。水上には学校もあって通学には各々ボートを使ってるんだって。かっこいい。
湖の上にはたくさんの家があって、夕陽はきらきら水面に反射してて…
いい景色だったな〜。
驚きいっぱいの水上村、試しに何泊かしてみたいなと思った。村の人がどんな暮らしをしてるのか興味津々過ぎる。
帰りの車中で同乗していた観光客の方におすすめのレストラン Khmer Kitchen を教えてもらう。
さっそく、ツアーで出会ったひとり旅中の日本人女性の方と一緒に行ってみる。今晩はここできまり。
ふたりでアンコールビールを瓶3本空け、今まで行った旅行先の話やカンボジア旅エピソードに花を咲かせながらクメールカレーとPOTATO IN OVENと書かれた正体不明の料理のおいしさに感動。ちなみに真ん中のクメール団子と名付けられた団子は無味。チリソースがないと味がない。
ひとり旅、唯一のデメリットが食事だと思ってる(量的な面で)ので、こうして出会った人と食べれたのは嬉しかった。そして同じ旅行好きの方と話せるのは貴重で本当に楽しい時間だった!(またどこかで会えたらいいな〜)
夕食後、わたしは疲れた身体を癒しにマッサージへ。8$で1時間ほどかけ全身をほぐしてもらう。癒された後はトゥクトゥクでホテルへ戻り、すぐ就寝。
3日目も大充実。カンボジア旅、楽しいことしか起こってないけど!すごい!
次の記事では後編(4日目〜帰国)を書いていきたいと思います。3日目は本当に楽しくていつまでも旅をしていたいと思った日でした。
追記
2023.7.9
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