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Photo by tr413

巨乳も生きやすい社会へ

兎月おりちゃん

はじめに

　いわゆる”巨乳”に対してのイメージはどんなものですか？

そもそも巨乳とはどのくらいのサイズのことをイメージなさるでしょうか。

いくつかのサイトのアンケートの結果をみると、ＥカップからＦカップのイメージが多いようですね。

その巨乳ですが…バストが大きいゆえに、広告表現に対してのキャンセル、バッシングがあり、様々な意見をみかけます。

今回、ネットに限らず現実でも周りの人からの言葉にも傷ついてきたからこそ、偏見や批判を振り返りながら、改めて持って生まれた体のパーツについて自信をもって前向きになれるように考えたい。そして、当事者やそれ以外の人にも考えてもらえればと思います。

(タイトルの『巨乳』という表現は、女性には響きにくいという声もいただきました。巨乳や貧乳という言葉を使わず『グラマー/シンデレラバスト』が使われてきているから、と。それは「巨乳」という言葉が下品でアダルトだというイメージがついているという指摘です。当事者本人が使うには私自身は構わないと思うのと、ネガティブに思う人がいるのを踏まえても、それでも多くの人の目に止まるように、バッシングする批判側も使う『巨乳』とつけました。)

巨乳への偏見

　巨乳女性に向けられる偏見の言葉の数々があります。

垂れていると決めつけられたり、巨乳なんていつか垂れるんだからとネガティブな言葉を投げられる。

「巨乳は歳取れば垂れるんだから」

このような決まり文句のようなもの、当事者の多くは言われたことがある言葉。大きくない胸だって、歳を重ねれば大多数の人は垂れるのだからあえてネガティブに言われると傷つくし、垂れてないときにいちいち言う必要あるでしょうか。

また、乳輪も大きいと決めつけられるというのもあります。大きいのが悪いのではなく揶揄をこめてどうせ大きいんでしょ？という決めつけです。そういうひともいるし、そうじゃないひともいます。

「巨乳なんて気持ち悪い」、「ただの脂肪なのに」

この、ただの脂肪って言葉をどれだけ言われたか。でも遺伝だからついてるんですよ。

好きな服を着ているだけで露出もしていないのに「胸アピールしすぎ！」も。はたまた、そんな強調している服を着ていると危ないよ、体目当ての男がくるからやめたほうがいいとあなたのためによくないという心配風もある。露出しているわけでもなくても。

「あなたのために言うけど…」という決り文句というか枕言葉は聞き飽きた。

隠すと猫背になってだらしないと言われ、少し身体のラインがわかる服を着れば強調しているとか見せつけ、媚びと言われる。

「美人で巨乳なんかほとんどいない。巨乳といわれるひとに美人はいない。馬鹿っぽい」　

そもそも、すべての女性から美人を選ぶというのも美人が少数派だし、巨乳自体も少数派ですよね。〜Dカップから美人を探すのと、E〜カップから美人を探すのも母数も違う。なんの基準で美人とするのかも難しい。

(2022/06/18　訂正)「母数」という表現が誤りというご指摘をうけましたので「数が少ないE～カップから美人を探すのは困難」とさせていただきます。

そして、馬鹿っぽくて品のない顔をしているというのも偏見。胸に栄養とられて頭に栄養がいっていない、なども…。

「巨乳の女は馬鹿っぽい」
これはリアルだけでなくネットでも見かけます。巨乳女性を揶揄するために女性へ言うことも私はよくみかけます。

また、恋人が出来ると

「胸で選ばれてない？大丈夫？私の彼氏は胸で選ばず中身で選んでくれたよ。巨乳好きは幼稚な男多いよ」

「誠実な男は巨乳が嫌い」「体目当てのヤリモククズしかこない」

…など、巨乳好きな男性下げなのか、巨乳女性を遠回しに下げてるのか、どちらへのディスりもあります。

巨乳バッシングと被害

巨乳批判と被害について

①声掛け

男性からの「おっぱい大きいね、何カップ？」というのは通りすがりや職場でもある。でもこれは男性だけでなく見知らぬ同性の女性でもあります。私の場合は高齢の女性からおっぱい大きいねと大声で言われる方が何故かダメージがあった。同性なら言っていい平気だろうというのがあるのかもしれないけれど、不快感はある。同性ならいいよね、という人もいますが、同性の方が傷つく人もいます。そして同性の方が恥ずかしさがでてコンプレックスになってしまった。男性でも傷つけるし同性でも傷つけることがあるんです。

②痴漢

　胸の大小に関わらず被害にあうのは前提として…胸を鷲掴みにされて走って逃げられたり、通りすがりに勢いよく触られて立ち去られたことがある。むこうにとっては柔らかいかもしれなくても、こちらはとても痛いしそもそも当たり前だけど勝手に触るのはおかしいし犯罪。私は勝手に「おっぱいダッシュ」と呼んでいます。

また、痴漢にあうのをモテる自慢だという人も男女問わずいますが、この「おっぱいダッシュ」も「大きいから仕方ない」と言われたことがあります。

誰がどんな服で、どんな身体でもそんなことしてはいけないでしょう。大きいせいでもないし、大きくない人はされないんですか？

やる人が悪いんです。

また、同性同士の場合は“同性だからいいだろう”と勝手に触る人もいますよね。

他人の身体、特にプライベートゾーンを勝手に触れることは同性であっても不快になることもあります。

①と②も含めて、バストの悩みは嫌味？と言われるので言いだしづらい、言うことができない。内心では誇っているに違いないと誤解されます。

③バストの品評会

　同性からの「あなたのために言うけど」「男性の被害に遭わないように…」というのは、そもそも強調していると言われる服じゃなくても被害に遭うし、強調させようとしてるわけでなくても、大きい人は大きい。

そして胸を一番見て比較して見定めているのは誰でしょうか。

こちらのサイト、“「男は女性の胸ばかり見ている」はウソだった　画期的な研究結果”というタイトルの記事を紹介します。

全体的に「胸」に視線を向ける時間は、男性より女性の方が長かった。

女性の方が男性より、女性の体をジロジロと注視しているのである。

ウソとはついていますが、この記事の二つの調査からわかるのは、実際には男性よりも同性の女性の方が胸に視線を向け、ジロジロ見ているということ。

SNSでも他人の胸を女性が女性に対して「ラインがおかしい」「これは巨乳じゃない」「人間のバストですか？」「本物か偽物か」「男性はそれでいいんですか」など見かけたことがある。それぞれ別々の人たちです。そういったところからも同性が同性を傷つける、”品評会”があります。

社会の中で意識的にも無意識的にも外見の印象によって男女問わずジャッジされることはあります。心の中でどんな感想をもっても自由です。

女性は男性にみられる客体だ、女性の性は商品化されているなど言われますが、実際には女性自身もしているんです。自分が認めたもの以外は、けなしたり揶揄していたり、そういう言葉を向ける人こそルッキズムに囚われていませんか。他人を下げてもあなたの評価はあがりません。


④不適切扱い

　広告に胸が大きい実在女性が採用されたり、イラストに胸の膨らみがあると性的で広告にはそぐわない、不適切な表現扱いされています。

一つの例として、茜さやさんというグラビアアイドル・タレントでフリー素材の女王として知名度がある女性がいます。以前、茜さやさんの画像が転職サイトに使われいた際に露出をしてなくても強調しているとバッシングがありました。

この記事をみると、強調したとバッシングをした挙句に本人まで批判していることが書かれています。

批判の趣旨は「多くの人が目にする広告の写真に、胸を強調しているようにみえる女性を使うのはセクハラだ」ということだった。次第に茜さん自身の体格に関する誹謗中傷も増加していった。茜さんは、広告写真の自分は「普段の格好と変わらない」と反論したのだが、殺到する批判の火に油を注ぐだけだった。批判の中には、次のような心ない内容のものもあった。

「わざわざ胸強調する三次元で釣ろうとするような所を利用したいと思わない」

「今は手術で胸を小さくすることだって出来るのにそうしないのは性を売り物にしてるってことでしょ　そんなこともしないくせに何が『普段プライベートで生きている時と同じ』だ　ふざけるな」

このことからも、巨乳属性を持つ女性本人を批判していないというのは誤りであることがわかります。

しかし、つい最近も茜さやさんのこのツイートがかなりの数バッシングされました。以下も極一部です。

よく言われる強調…。
ボーダー服を着ていることを「明らか強調している」と露出をしていない服装でも叩いたり不自然だとするし、小さくしたらいいとも言う。健全な場にふさわしくない、公共の場にふさわしくない、女性自身は叩いていない、被害者仕草をするなと口を塞ごうとします。

『妖怪ちんちん持ち上げ女』という中傷もありました。

度々みかけるのは、女性も支持してるにも関わらず男性のためにしているのだと批判し指示する同性の女性を無視します。

また、「胸デカイ人が貧乳も着るような普通の服着て突っ立っているだけでは批判に及ばないと思うけど」というのもありましたが、一般的な服装で叩かれている時点で矛盾していますよね。

胸を誇張するのがダメの根拠に、『痴漢にあったからこそ「胸が大きいのはエロいこと」と刷り込むというのが嫌』とありました。

そもそもが誇張だ強調だという決めつけがありますし、露出度の高い服を着ているから犯罪を助長させたと女性のせいにするのと何が違うんでしょう。そういう犯罪をした人が悪いのであって表現や胸の大きいひとのせいじゃない。誇張したらダメとは他人に対して傲慢。

こちらのツイートを見てください。

右は、巨乳女性がよくあるニットワンピを着ると実際のボディラインとは違ってみえてしまう、当事者達にとっての悩ましいあるある問題です。そして次に、このツイートに対してのこちらのリプは、かなり共感できます。

強調したいのではなく、実際の自分のボディラインから必要以上に違って見られるのは嫌というのもあります。同じデザインの服を着ていても強調と言われますが、自分の好きなファッションで表現したいんです。

それを、勝手に強調と決めつけたり隠すべきだと言うのは…

身体的特徴を規制させているのと同じです。

　話題になったブラック校則の一つ、ポニーテール禁止をご存知でしょうか。ポニーテールを禁止した学校側は、男子生徒の性欲を煽るからとしていました。これを広告にあてはめて、特定の髪型はうなじが見えて男性の性欲を煽るからやめよう、隠してくださいってされたら…おかしいのはわかりますよね？どうしてバストだとだめなんでしょう。

「胸が大きいだけなら良いけどそれを性的に強調したものを公的な場にだすな」

「意図と関係ない広告に持ち込むな」

「巨乳の女じゃなくて巨乳の女を意図的に選ぶ精神が批判されているんだよ」

「おっぱいで集客する広告や写真を見たくない」

強調していなくても大きければ目立ちます。

わざと強調のラインってなんでしょう。これって結局、巨乳の女は公的な場に出るな、出るときは隠せってことですよね。そもそも公的な場ってなんでしょう。むしろ胸しか見ていないのは誰？胸が目立たない女性には意図的に使っていると言われますか？実在するのに。

このツイートの、男のために馬鹿なふりをしているというのもこの人自身の偏見であるし、これも巨乳や女性への偏見なのに同性が発言しています。

また、巨乳女性へのバッシングはタレントだけじゃありません。

このnoteからも、数々の酷い言葉を投げられたことがわかります。「奇形」と言われたことや乳房を小さくすることをすすめてきた人がいる。

数え切れないほどの呪いを浴びた。

そして、傷ついていたあのときの私のような女性たちをたくさん見つけた。

私にとって、男からのセクハラはもちろんゴミだけど、馬鹿がなんかいってらで終わらせられる。

同性である女からの揶揄や屈辱的な物言いは、手のひらに刺さって取れない鉛筆の芯みたいに残り続けてるんだ。

私も、同性に言われることのほうがずっと残り続けている。ネットに限らず言われて嫌なことを的確にグサッとさしてくる。異性より同性の目が怖い。異性の被害は共感されやすいけれど同性にわかってもらえないのは辛い。

乳房を小さくすればいいと度々言ってくるひとがいるけれど、他人に整形の負担をすすめるのは個人のなりたい体を否定するのと同じですよね。

これは、約100万円をかけ、バストを縮小する手術を受け無事に成功したものの、元のサイズに戻ってしまったという記事です。

「生まれて初めての手術にすごく緊張した」というベサニーさんだったが、手術は無事成功。皮膚が張り裂けそうな痛みを伴いながら、術後のリハビリを何とかこなし、Cカップにまで小さくなったバストに満足していた。

ベサニーさんのバストは徐々に膨らんでいき、なんと手術から9ヶ月後には、完全に元のサイズにまで戻ってしまった。

「母や祖母も含め、うちは大きいバストを持つ家系なので、遺伝的な要因があるのかと思い、ありのままの自分の姿を受けいれるよう努力しています」とベサニーさん。元に戻ってしまうという事実には相当なショックを受けたそうだ。

「小さくする手術もあるのに」と投げかける人がいますが、小さくするのは大きくするより難しいんです。美容整形は、無いものを増やしたり足す手術よりも、あるものを無くす・減らすよりほうが難しいそうです。

そもそも…他人の身体に対してよく言えるなと思います。コンプレックスに思っていようと簡単に手術はできないし、一度手術をしたら終わりでもないのに。

巨乳も愛そう

人によってバストは様々。形・大きさ・質感・色。自分自身の体をポジティブに愛せるようになりたい。自分の体、体のパーツを認めてあげたい。前向きになれないとどうなっていくか・・・。

わたしは、痩せると同時に小さくなってほしいと思っていた。からかわれて時に自分からネタにしてみたりもしたけれど、なかなか自信がもてなかった。

ボディポジティブムーブメントでも言われるような、”ありのままの自分”が認められないと体も安定しません。体と心はつながっているから。フェミニズムの文脈の中でも「性＝人格論」がでたように、体と心、性とこころが密接につながっているんです。

胸が大きいのがコンプレックスで過度のダイエットをしたことがあります。そのときに食事の食べ方がわからなくなった。そこで、摂食障害について少し触れたいと思います。

摂食行動の問題点

摂食行動…拒食症、過食症

①拒食症（神経性無食欲症）とは、減量していても”太っている”と思い込み、食事制限をとめることができないこと。神経性とは心因の、心理的な要因で起こります。思い込みとはボディイメージの歪みからです。元気がなくて落ち込んで食べられないのとは違います。

②過食症（神経性大食症）とは、食べ続けることをやめられず食べた後は”食べてしまった”という自己嫌悪に襲われます。

問題の背景は多様で、成熟することの拒否、ダイエット願望、ストレス、愛情不足などが原因と考えられています。心理的な要因のため、問題への対応は安心できる居場所や関係を基盤にして自分が認められることともされています。居場所とは…他の人に必要とされたり、自分の能力を社会的に発揮できる場所。安らぎを覚えたり自分を取り戻したりできる場所。

わたしも“痩せれば胸は小さくなる”という話を信じて大きな胸があるコンプレックスから過酷なダイエットに挑戦してしまった。平均体重よりさらに下になっても、バストは大きいままでむしろさらに目立った。とってつけたような胸、アンバランス、豊胸していると言われたことも…。豊胸疑惑も、巨乳女性へよく浴びせられる言葉の1つ。

その言葉でも、ますますボディイメージが歪んだ。大きすぎると似合わない服、でも太って見えないようにしたい、隠すのをやめたい…でも強調させていると言われるのを恐れてしまった。

妊婦さんが強調させようとお腹をだしていなくても「そうやって強調させて優遇されようとしている」と叩く人がいるように、勝手に悪意を読み取られるから。

でもそれは、自分の体を大切にできていなかった。

今でもわずらわしいなとネガティブな感情をもちます。肩だってこるし、走るのに邪魔だなとも思うし、下着代だって大きくなるほど高い。珍らしいかもしれない。

大きなバストを無理に好きにならなくてもいい。

でも悪いもの、嫌なもの、不快にさせるものだと不適切な扱いまで受けていいわけじゃない。

基本的には自分が着たい服を着るのが一番。コンプレックスから愛着をもてるように、まずは自分が嫌わないこと。悩んでいる自分をうけいれてみる。すぐに自信がもてなくても、悪いものじゃないと思えるように。ボディラインのわからないものを着なくてはいけないわけじゃない。

私は自分と似た体型や属性を持つ人の発信をみて元気をもらえます。自分がコンプレックスだとネガティブに捉えているものを魅力的にみせている人やポジティブに思っている人がいるのをみると愛着がわいてくる。

胸の大きさそのものに価値があるのではなく、持って生まれたものに自信をもって前向きになりたいから。

「胸のせいで・・・」と思わないように、前向きでいたい。

まとめ

　これまで偏見やバッシングについて取り上げました。でも、巨乳の辛いことをどんなに話しても次のような言葉が出るでしょう。

「でも羨ましい、そんな悩みをしてみたかった。」

「でも結局武器になるよね」

「私も巨乳当事者だけど男性媚びは迷惑」

これらは必ずといっていいほど現れます。

巨乳バッシングについても書いたように、悩みを言うと自慢だ、内心では誇っているに違いないという決めつけもそうです。

また、貧乳を差別しているとも言ってくる。

当事者性を持って巨乳叩きに反論しているだけでどんな身体でもいいんです。

①身体的特徴で規制させない

　”私は巨乳当事者ですが強調させた表現は嫌い”、そういう人もいるでしょう。でも、その「強調」は思い込みも入っていませんか？

表現してはいけない、不適切、そういう人がいるせいで他の人に迷惑をかけるように言われるのはおかしいのではないですか。

「TPOに合わない」と主張する人が言う、中傷した言い訳や後付け…。正当性があるかのように言うけれど、中傷がなかったことにはできない。

“ダメじゃなくて、わざわざこんな表現をする必要があるの？”という声も度々見かけます。でもそれって結局ダメと不適切扱いです。

イラストにしても、「それは男性向けの描き方なのに」「女性向けじゃないから」など。そもそも今の若者世代には当たり前のように“萌え絵”があふれ、”萌え絵”が一概に男性向けか女性向けかどうかは判断できません。そして男性に人気のあるものが女性向け広告には「ダメ」なわけではないです。

“広告にはふさわしくないから”という理由で女性自身には言っていない、実在する女性を否定していないというけれど、そうではないのが投げかける言葉をみればわかります。現実で巨乳女性に否定的に投げかけられる同性からの言葉と本質は同じで、あなたのせいで差別が助長されると性犯罪が誘発されているように言われていたり、男のためにしているから不適切だと言われる…。

「胸の大きい女性を性的消費するような広告を使うべきじゃない」

「男性目線や男性受けをするのをやめよう」


巨乳からセクシーに言い換えていますが、セクシーな仕事をしたことがあったら、それしか出来ないなんておかしいですよね。

隠さなければいけないもの、グラビア以外の広告では使ってはいけないかのようにすることこそが、差別です。

自分のためにしようというポジティブムーヴメントが徐々にきているからこそ、巨乳ネガティブムーブをおこすのもやめませんか？

犯人が“幸せそうにみえたから”と犯行に及んだら幸せそうに見えたからって加害するな！ってなるでしょ？

“性的にみえたから”と犯行に及んだら女性と表現のせいにするのおかしくないですか？

幸せにみえて犯罪を誘発した責任、なんていえないのとおなじです。

②男性に人気やウケるのは悪じゃない

　男性目線だ、男性受けだからと文句をつけます。少し前にもセクシー女優さんのアカウントへ『本当に綺麗な人だとエロい目で見ることすら憚られるからさ、そういう目で見られたってことは男性に下にみられてるんだよ』といリプがありました。

　そもそも男性に性的にみられることや男性受けする女性を見下す女性っているんですよね。実際は同性の女性の方がジャッジしていて、気に入らない女性を品評しているのに。

自分を認めること、自分のために綺麗になりたいことと異性の目線に価値をもつ人がいてもいいじゃないですか。男性向けや男性に受けていることはそんなに悪いことのように思えない。そしてそういう広告があってもいい。

③巨乳をタブー視、不適切扱いしない

　巨乳女性は男性の性欲を煽るから不適切とするのはおかしい。性欲を煽るから悪いことなんでしょうか。


どんな服装をしたっていいし、性犯罪にしても、抑制が利かないことや、その人の個人の問題です。そして被害の実態は服装の露出とは関係がないんです。

今ある表現から不適切だと決めつけて隠して、それで現実の女性への差別や犯罪は減りますか？

批判派の投げる言葉こそ、差別やコンプレックスを煽るような発信だと思います。

まるで嫌なもの、不快なもの、元凶のような。

誇張や強調しているという決めつけ、していたら不適切、同性から浴びた言葉の数々。

隠すもの、不快にさせるものだという認識にさせられると、自分の身体をポジティブに受け止められず、ボディイメージの歪みを起こしてしまう。

隠したい人は隠したらいいし、無理に堂々としなくてもいい。でも隠すべきだとタブー視して、他人に圧をかけるのはいけないことです。

自分と似た体型や属性を持つ人の発信をみて元気をもらえると書きましたが、持って生まれたものに自信をもって前向きになりたいからこそ、巨乳の女性だって公共の場で活躍していいし、良い影響だってある。

そういう女性自身は傷つけていないというのなら、ネットやリアル問わず同性にむける身体の揶揄や偏見をまずやめませんか？同性だからわかるんだという思い込みがバストの決めつけをうみ、バストのせいにしているから。


胸が大きいことによって傷ついた人たち、自分自身にも言いたいのは、自分の体を認めるために、言われて嬉しかった言葉をメモをしてみよう。人は言われて嫌なことの方が記憶に残りがちだから。

同性からも、こんなことが辛かった…という声を引用やリプで沢山の声をいただきました。


私のnoteへの同性からのそれぞれの感想もみなさんに読んでもらいたいです。


〜豊かな胸で豊かな心で、「胸を張って」生きやすい社会になりますように〜


☆

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