【ピーマン・じゃこ・煮】包丁いらず手間いらずタイパ最高金メダル級の夏おかず
「ピーマンのじゃこ煮」?
もやもやしてすっきりしない料理名。
主材料はピーマン、ちりめんじゃこ。
重量比率では圧倒的にピーマンが主役にもかかわらず、じゃこの海力(っていいますか?)がなくては成立しない。
だったら「じゃこのピーマン煮」にすれば?
しかし、これはピーマンに対して失礼になる。
四の五のいわずに、まずは作ってみる。
ピーマン・じゃこ・煮
もやもやの間に料理はできあがった。
加熱時間はたった4分。ありがたい。
ピーマンのフレッシュ感が残っておいしい。
ぜひ肉厚ピーマンを使ってほしい。へなへなせずに質感が残った食感がいい。やわらかさも大切だけど、夏はこんな感じが好き。
フライパンひとつ、包丁いらず、短時間加熱、美味、どこに文句をつけようか。
毎日信じられないくらい暑いから助かる。この時期同様のレシピを目にする機会が増えるのは、世が求めているからだと思う。
さて、料理名問題はどうなったのか。
ピーマンのなんとか、じゃこのなんとか。
「の」をつけるからややこしくなる。
「ピーマンとじゃこ」の「と」もややこしい。
いっそやめてしまえ。
ところで、パリ五輪が盛り上がっていますね。
フランス、パリといえば『ベルサイユのばら』(池田理代子著)が脳裏をよぎる。ずいぶん昔に貪るように読んだ名作。歴史物のパイオニアと呼んでいいと思う。(どうでもいい情報←わたしはアンドレが好き)
1人の登場人物を思い出した。
マリー・アントワネット様。
やたら名前が長い。当時の脳で覚えた記憶は風化している。確認してみた。
これだ。ピーマンとじゃこが手をつなぐ方法は。
「の」で修飾したり、「と」で並べたり、順序に気を遣わなくてよいではないか。
「・」でつなぐ。ピーマン・じゃこ・煮
リズムをつけたらフランス語に聞こえる?
フランス語は「merci」「je t'aime」くらいしか知らないけれど、フランス語調に少し鼻にかかった感じで発音すれば、「ピーマン・じゃこ・煮」で一体感が生まれる気がする。
パリ五輪は6日目。日本選手はもちろんのこと、全選手が万全の体調で試合に臨めますように。
「ピーマン・じゃこ・煮」
金メダル級の夏おかず。
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