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【ピーマン・じゃこ・煮】包丁いらず手間いらずタイパ最高金メダル級の夏おかず

「ピーマンのじゃこ煮」?
もやもやしてすっきりしない料理名。

主材料はピーマン、ちりめんじゃこ。
重量比率では圧倒的にピーマンが主役にもかかわらず、じゃこの海力(っていいますか?)がなくては成立しない。

だったら「じゃこのピーマン煮」にすれば?
しかし、これはピーマンに対して失礼になる。

四の五のいわずに、まずは作ってみる。


ピーマン・じゃこ・煮

【材料】約4〜5人分
・ピーマン     5個
・ちりめんじゃこ  20g
・かつおぶし   1パック

(調味液)
・水                         100g            (50g)
・濃口しょうゆ   18g(大さじ1) (9g)
・みりん      18g(大さじ1) (9g)

*今回は(  )の重量であっさり薄味にしました。濃い味つけがお好みの場合はレシピ通りで作ってください。

【作り方】

1.ピーマンを上から押し潰して割れ目を作り、指を入れて開く。ヘタと種を取り除く。
手でひと口大にちぎる。

2.フライパンに1とちりめんじゃこ、調味液を入れる。

3.ふたをして強火にかける。沸騰したら中火にして3分間煮る。ふたをあけて水分をチェックする。まだ多ければ1〜2分追加で加熱する。

4.水分が少し残っているくらいで消火。かつおぶしを加えて全体を混ぜる。

奥薗壽子YouTube『ピーマンとじゃこのやわらか煮』より


シンプル材料
素手感覚が大切でございます。
かつおぶし以外はall in
ふたをして加熱、沸騰後は中火で3分加熱
水分残はこれくらい
プラス1分加熱(計4分)で水分はこれくらい
火を止めてかつおぶし in


もやもやの間に料理はできあがった。

加熱時間はたった4分。ありがたい。
ピーマンのフレッシュ感が残っておいしい。
ぜひ肉厚ピーマンを使ってほしい。へなへなせずに質感が残った食感がいい。やわらかさも大切だけど、夏はこんな感じが好き。

フライパンひとつ、包丁いらず、短時間加熱、美味、どこに文句をつけようか。

毎日信じられないくらい暑いから助かる。この時期同様のレシピを目にする機会が増えるのは、世が求めているからだと思う。


さて、料理名問題はどうなったのか。

ピーマンのなんとか、じゃこのなんとか。
」をつけるからややこしくなる。
「ピーマンとじゃこ」の「」もややこしい。
いっそやめてしまえ。


ところで、パリ五輪が盛り上がっていますね。

フランス、パリといえば『ベルサイユのばら』(池田理代子著)が脳裏をよぎる。ずいぶん昔に貪るように読んだ名作。歴史物のパイオニアと呼んでいいと思う。(どうでもいい情報←わたしはアンドレが好き)

1人の登場人物を思い出した。
マリー・アントワネット様。
やたら名前が長い。当時の脳で覚えた記憶は風化している。確認してみた。

本名 マリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュ(Marie Antoinette Josepha Jeanne de Lorraine d’Autriche)

https://www.vogue.co.jp/より引用


これだ。ピーマンとじゃこが手をつなぐ方法は。

「の」で修飾したり、「と」で並べたり、順序に気を遣わなくてよいではないか。


「・」でつなぐ。ピーマン・じゃこ・煮
リズムをつけたらフランス語に聞こえる?

フランス語は「merci」「je t'aime」くらいしか知らないけれど、フランス語調に少し鼻にかかった感じで発音すれば、「ピーマン・じゃこ・煮」で一体感が生まれる気がする。

パリ五輪は6日目。日本選手はもちろんのこと、全選手が万全の体調で試合に臨めますように。

「ピーマン・じゃこ・煮」
金メダル級の夏おかず。

今回は薄味バージョン


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