罪悪感を、解き放てばいい

ひとつのお話が、終わった。

あっけなかった。予想もしていなかった。何もできなかった。

でも、はじめからそこには何もなかった。何もしてなかった。あると思っていたのは私だけだったから。何も期待しないで、何も求めないで、何も信じないでここまで来たつもりだったけど、今こういう気持ちになるということはやっぱり何かを夢見ていたんだと思う。

反対に、たったこれだけの言葉しか出てこない、涙も出てこないことに驚いてもいる。ないはずのものを失って、すっきりした気持ちもある。もうこのことで思い悩まなくていい。時間を割かなくていい。罪悪感を、解き放てばいい。

互いの人生に必要な時、必要な時間だけ、その人生は交わる。そしてそれぞれの役割が終わった時、またそれぞれの道を歩む。互いの持つメッセージを相手に伝えるために。

人との出会いにも別れにも、意味はあると思っている。
そこから学ぶことが必ずあると確信している。
それがこれからの自分にとって必要なことなんだと信じている。

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