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難病をもった私を救い出してくれたコスメが、この世から消える


2024年。年が明けて、コスメ好きの私に衝撃のニュースが飛び込んできました。

「AUBE」ブランド終了

コスメオタクだった私はCIDPという神経難病をもち、病気の症状で指先の動きが不安定になりました。
アイメイクも丁寧に出来ない日が増え、「もうメイクなんて嫌いだ」と思いかけていた時に出会ったのが、AUBEの「ブラシひと塗りシャドウ」でした。


両目10秒で仕上げられるアイシャドウ?

左から、11、14、16、17

このアイシャドウは「両目10秒で仕上げられる」と謳っているほど簡単に仕上げられるもので、蓋をパカッと開けたところに現れるフィルムに書いてある通り、
①指で瞼全体にベースを塗る
②付属ブラシ(白が上、黒が下向き)でシャドウを撫でて、そのまま瞼に塗る
(瞼の中央から左右に塗り広げるようにすると綺麗に仕上がるかも)
③締め色部分を付属チップで取り、目のキワに塗る
(これは好みで省いてもいいかも)
…これだけで、失敗なくササッと綺麗にアイシャドウが完成します。左右同じ動作で仕上げられるのも嬉しい。

上から順に仕上げていけばOK!

最初は「こんなの、簡単かもしれないけど綺麗には仕上がらないでしょ~」と思っていたのですが、いざ使ってみたら本当に綺麗なグラデーションに仕上がって驚きました。
指先に力が入りづらい時はさすがに両目10秒で仕上げることは難しいですが、それでも他のアイシャドウを使うときに比べれば素早く仕上げることができます。


付属ブラシもやさしい

そして、素晴らしいなと思ったポイントの一つが、この付属ブラシ。

このブラシの白い部分を上にして立てて持ち、パレット部分を撫でるようにと指示があります

ブラシの上下が白と黒で分かれていて、直感的に向きが分かりやすい。
色覚に異常がある方にとっても分かりやすいのかなと思いました。


「これがあってよかった」にまた出会いたい

他のブランドにも「簡単に仕上げられる」という点を重視したアイシャドウはあるのですが、個人的には、現時点ではこれに勝る商品は無いのではと思っています。それくらい大好きでお気に入り。

気分によって様々なコスメを使い分けていますが、手先の症状が辛くて凝ったメイクが出来ない日や、気力がない日、時間が無い日はこれに頼りまくっていました。旅行などお泊まりに持っていくのにも便利。
これが無くなってしまうなんて信じられなくて、慌てて多色買いしたわけですが…(販売終了が近いからか割引で販売されているところが多いようです)。

この商品に出会ったおかげで、私は病気をもっていてもメイクを諦めなくて済みました。大袈裟に聞こえるかもしれないですが、本当にそう思わせてくれた大切なコスメの一つです。

「廃番」や「販売終了」は仕方のないことだとはわかっていますが、自分の愛用していたものや「替えがきかない」と思っていたものが無くなってしまうのはとても悲しいですね。

また「これがあってよかった」と思えるコスメに出会えることを願いながら、自分に合ったメイク方法を模索していきたいと思います。



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