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友をたずねて三千里・西へ(2) アンダルシア地方・コルドバ町歩き、メスキータ (Cordoba, 2017.9)

Day1(Fri.) HND→Beijing Airport→
■Day2(Sat.) Madrid着→Cordoba→Granada(本記事)
Day3(Sun.) Granada→Madrid
Day4(Mon) Madrid
Day5(Tue.) Madrid→Porto Airport→Agueda→Aveiro→Porto
Day6(Wed.) Port→Madrid
Day7(Thu) Madrid→Toledo→Madrid
Day8(Fri.) Madrid
Day9(Sat) Madrid→Beijing
Day9(Sun.) HND着
この旅の動画はこちらからご覧ください。

友人宅発〜アンダルシア地方へ出発

友人宅へ荷物を置いて早々に、遠距離鉄道の主要駅、アトーチャ駅へ向かう。

アトーチャ駅の構内にはジャングル・・というか温室(?)のある。珍しい構造だ。じっくり見たいところだが、高速鉄道の時間が迫っている。荷物チェックを経て、列車に乗り込む。

友人夫妻とおしゃべりをしているうちに、2時間程度でコルドバへ。マドリッドよりも暑い。そして陽気な雰囲気だ。以前スペイン人の知り合いに聞いたところによると、どうやらスペイン北部(マドリッド含む)と南部(南側のコルドバ、セビリア、グラナダ等や、東側のバルセロナも含む)ではかなり気質が違うらしいが、それを肌で感じた(気がした)。

コルドバ駅からメスキータまでは、タクシーで移動。

メスキータ

メスキータに着いた。

気持ち良さそうに日向ぼっこをしている人が多い。

チケットを購入し、いよいよ中に入る。

スペイン南部のアンダルシア地方は、アフリカ大陸から文化的な影響を大きく受けており、キリスト教と北アフリカで広く信仰されているイスラム教がミックスされている。

メスキータは、モスクでもありカテドラルでもある。8世紀初頭イスラム教徒に征服されたこの地に785年モスクとして建設され、歴代のカリフによって増築された。世界最大級のモスクとなっていたこの建物は、レコンキスタにより13世紀カトリック教徒に再度征服されたのち、改修されて礼拝堂が設けられ、カテドラルが新設されたりした。通常だとモスクを破壊して新しい教会を立てそうなものだが、あまりの美しさに残そうと判断したのだろうか・・?

コルドバ街歩き

コルドバの街を歩く。ここは旧ユダヤ人街だ。

イスラム教徒に征服されていたころ、この地にはユダヤ人も住んでいた。しかし、レコンキスタによりキリスト教徒(カトリック教徒)に征服された際、ユダヤ教徒はイスラム教徒とともに街を追われたという。

昼は、アンダルシア名物を多く注文。トルティーリャサクロモンテ(スペイン風オムレツ)やサルモレホ(トマトとパン・オリーブオイル・塩・ニンニクをピューレ状にしたスープ)など。

昼ごはんを食べていたら、夫妻の知り合いだという日本人出向者に出会ってびっくりした。彼はマドリッドから一人旅で来ていたのだろうだ。

食後はシナゴークを見るなど、しばしブラブラする。

オムレツが名物らしいので買って3人で食べる。

ちなみに、これは床ではなくお店の目の前のイートインスペースのようなところである。

!!

カフェでジュースを注文。美味しい。

店のテラスで演奏をしていたおじさん、ものすごく歌がうまかった。

ロマノ橋を渡ってみる。

パティオが広く綺麗だという庭園に、あと3分の差で入れないという憂き目に遭う。

グラナダへ移動、宿到着

夕方、グラナダまでのバスに乗り込む。オリーブの樹以外はひたすら砂漠。

夜、フラメンコ発祥の地、グラナダに到着。今日の宿は、Airbnbで手配したアラビックスタイルの宿だ。
どきどき…

!!想像以上に素敵な宿だった。お湯が出ないことを除けば!!ホストは遠くに住んでいるため治せず、水風呂に入る(涙)。でも雰囲気はパーフェクトだったし、アルハンブラ宮殿の真裏かつフラメンコのお店が数多く並ぶ通りに近いというローケーションも良かった..!

ベッドルームには像の写真が。

グラナダで本場のフラメンコを

フラメンコを観に街を歩く。

グラナダはフラメンコの本場だそう。赤いドレスで花を飾って…というのは魅せることに特化した、いわば見世物としてマドリッドなどで行われているものだろう。グラナダのそれはもっと土着の匂いがする、らしい。

洞窟の中で行われるフラメンコは、情念がほとばしるような激しいものだった。唯一の後悔は、席が近すぎて動画を撮っても全身入り切らなかったことだ。すごかった。

夜ご飯は、スペインのコロッケ、"クロケッタ"。クリームコロッケ。

この日の一曲はこちら。

バージョン違いのこちらも素晴らしい。ルンバのリズム、スペインの風とジャズがこよなく美しい形でミックスされている。