友をたずねて三千里・西へ(7) ラ・マンチャ州都の古代都市トレド (Toledo / Madrid, 2017.9)
□Day1(Fri.) HND→Beijing Airport→
□Day2(Sat.) Madrid着→Cordoba→Granada
□Day3(Sun.) Granada→Madrid
□Day4(Mon) Madrid
□Day5(Tue.) Madrid→Porto Airport→Agueda→Aveiro→Porto
□Day6(Wed.) Port→Madrid
■Day7(Thu) Madrid→Toledo→Madrid(本記事)
□Day8(Fri.) Madrid
□Day9(Sat) Madrid→Beijing
□Day9(Sun.) HND着
この旅の動画はこちらからご覧ください。
トレド到着
7時のマドリッド発、トレドまで1時間。バスと鉄道で迷って、バスにした。
「一日しかスペインにいられないのなら、迷わずトレドへ行け」と言われるこの街は、中世においてイスラム教、キリスト教、そしてユダヤ教の文化が入り混じっていたという。旧市街は世界遺産に登録されている。
トレド着。歩いて丘の上へ。
美しい街並みだ。
朝早く着きすぎたため、観光バスが出るまで少し時間がある。マクドナルドでエッグマフィン(にトマトジャムが塗られたもの)を食す。
観光バスでトレドを一周
赤い観光バスに乗ってトレドの街を一周する。
絶景だ。
1時間ほどでバスでの観光が終わり、歩いて街を巡ることにする。
トレド大聖堂
エル・グレコの絵画が飾られていた。
サン・フアン・デ・ロス・レージェス修道院
回廊と中庭が美しいと聞いてやってきた修道院。ここは、15世紀末に建てられた、イサベル様式の建物だ。イサベル様式とは、スペインにおいてゴシックとムデハル様式が混合したものであり、ようはキリスト教の様式にイスラム教の要素が加わった様式だ。
この回廊。天井の模様がとにかく美しい。
タイルも大変美しい。
メスキータやアルハンブラ宮殿にも共通することだが、キリスト教とイスラム教の融合というのはなんと美しいものか。
滞在時間は3時間強ではあったが、トレドの街を歩くだけでも楽しかった。
トレド駅
トレド駅から電車で帰ってきて、マドリッドについた時点で13時過ぎだった。
セラルボ美術館
セラルボという侯爵が住んでいた邸宅が美術館となっており、19世紀末の貴族の暮らしを感じることができる場所だ。
随分とファンシーな燭台だ。
セラルボ美術館から徒歩20分、Tribunal駅近辺へ。
最近人気のエリアだそうだ。そこでひっそりと営業しているのが・・
この本屋さん。ここの看板猫が、岩合さんの「世界ネコ歩き」マドリッド回で特集されていた黒猫、プレタちゃんだ。とても人に慣れていて、手に体を絡ませてくる。とても可愛い。お店の店員さんに許可をいただいて、何枚か撮影させてもらった。「日本のTV番組で放送されて、有名です」と伝えたら「このところ、何組か日本人が来てプレタを撮影していったわ。プレタはこの近辺での看板猫なんだけど、日本でも有名になるなんてね!」みたいなことを言っていた。
15時頃。サン・ミゲル市場で遅めの昼ごはんを食べた。
マヨール広場。変な被り物をした客寄せ(無理やり写真をとって小銭を請求してくるやつ)がたくさんいる。
王宮へ。中を見学する。撮影禁止なのは残念ではあるが、豪華絢爛な内装は必見だ。ここまで振り切って豪華だと、元気がでる。
この日の晩、職場の仲間で美味しいパエリアの店にいって数種類のパエリアを食べた。場所は、Los Arroces de Segisというかなり北のほうに位置するパエリア専門店。サン・ミゲル市場で食べたものとは比べものにならないくらい美味しかった!!
この日の一曲。Paco de Luciaのフラメンコギター、本当に格好いい。特にこの曲、Entre Dos Aguasが好き。この曲は彼が2014年に66歳で亡くなるまで何十年にも渡り演奏されたため、数多くのバージョンがあるのだが、とりわけこのまだ若かりし彼が演奏したこのテイクが素晴らしい。今から10年ほど前、フラメンコギターにはまり図書館・TSUTAYA、YouTubeの曲を聴きまくっていた頃、この曲に出会った時の衝撃は今でも忘れられない。
ルンバのリズムに打楽器・カホンやエレキベースの音色が絡む。当時これがどれだけ新しいことだったことか。「片手に伝統、片手に革新」という彼自身の言葉を体現するかのようにフュージョンの超絶技巧ギタリストとのコラボレーションなど枠組みを取っ払うような活動を続けた氏。存命中に演奏を聴きたかったな・・。