#4 「運」と「ご縁」(就活ものがたり #1)

どうも、就活生です。


ご多分に漏れず、私もある程度の企業を見て、ある程度の自己分析をして、そしてある程度不採用になる。そんな就活前半のハイライトです。


第一志望の企業にお祈りされました。


めちゃくちゃ大企業で、早慶上智のみならず東大からも数多くの人が入っている超大手です。

それなのに夏の長期インターンに受かり、結構囲い込んでくれて、人事の人からは結構いい評価を受けていました。


そんな企業の精神、フィロソフィーに共感したのか、はたまたいいように手のひらで転がされていたのかは知りませんけど、めっちゃ志望度高めで設定していたのに、一次の面接で落とされました。つら。泣きたい。



現状の日本の就職活動を私が考えると、3/1をもって企業と就活生の立場が逆転すると感じてます。

今誰しもが3年生の6月あたりからインターンシップ先を探し、数社インターンに参加していく中で、「この会社もいいな」「あの会社雰囲気よさそうやな」みたいな感じて選別ができるんです。2/28までは。


ですが、3/1をもって僕たちは「選別する」側から「選別される側」に急転直下します。企業がいい人材をターゲットにしているのはどの企業もそうで、もしかしたら新卒採用は日本、いや世界で一番競争が激しいマーケットなのかもしれません。


その中で、何十万人いるのか知りませんがその中でたかだか数枚のエントリーシート、何をやっているのかわからない適性検査、そしてたかだか数分の面接、それも裁量権を持っているのは人を見る人事ではなくて、他部署の人や役員がどの観点できめているのか完璧ブラックボックスの面接で、大企業でも100人程度の人間、下手すれば数人程度しか採用がなく、それ以外は振るいに掛けられて心無い「貴殿の活躍をお祈りします。」っていうメールが届く。あれほんとに心無いですよね。(笑)

それが新卒採用だなって私は考えています。



どれだけ頑張って大学いい成績とっても、どれだけ頑張ってサークル運営しても、どれだけ頑張って企業のことを調べても、そしてどれだけ「この人人間として素晴らしい」っていう人でも、その「たかだか」の範疇でものさしで図られて、他の就活生との相対評価になってしまうのです。


それに第一志望に落ちてやっと気づきました。バカですね。


一次面接、思えば面接官との会話に違和感あったなあとか、聞いてほしいこときかれなかったなあとか考えたらきりがないんですけど、結局は「運」と「ご縁」が大事なんですよね。


もちろん、「運」「ご縁」の前にエントリーシートで落とされる、筆記・適正で落とされるのであればスタートラインの前で予選落ちしているので仕方ないです。努力不足です。そうならないようにみんな自己分析して、企業研究して、中学生程度の国語と数学をするんです(←これが苦手笑)


けど、面接に関しては「運」「ご縁」じゃないんですかね。

もちろん最低限のことはやります。でも、そこからは相性。そのことに気づきました。だとしたら3回も4回も相性がいい人とあたらないといけないのかって考えたらおっくうですけど。

でも、隣の面接官なら採用にしてくれたのかな、とか考えだしたらキリがないし、机上の空論じゃないですか。

そんな時は、「合わなかった」って考えることにしました。


言いたいことがぐちゃぐちゃになっちゃいました。まとめます。


「職業に貴賤なし」って言葉があります。

どんな職業でも素晴らしいと思うようになったのも就活始まってからです。

これから、「運」「ご縁」で落とされることもあるし、もしかしたら実力不足で落とされることもあると思うけど、悔いないようにやっていけたらな、って感じてます。



就活生のみんな、リクナビ・マイナビなんかに踊らされずに、煽られずに、それぞれのペースで一緒に頑張りましょう。同じ97年生として、一緒に頑張ろう。

私にも、皆さんにも来年の春に桜が咲きますように。


目指した雲はずっと高くて
夢見た島は遥か遠い場所だと
知ってて分かってて
踏み出して来たんだから
負けないで
君が瞬きで隠した痛みをその思いを
ああ僕は知っているから